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== | '''やまもと しょうへい'''、1938年(昭和13年)1月17日-2019年(令和元年)10月30日 | ||
==概要== | |||
俳優。映画・テレビの個性派俳優として悪役としての出演が多い。俳優としては1960年代中頃から[[ヤマベプロ]]、[[若松孝二]]作品他の初期[[ピンク映画]]映画に出演している。[[ピンク映画]]映画の斜陽と共に一時俳優を廃業していたが、1974年(昭和49年)東映『'''暴力街'''』で復帰。悪役俳優としての地位を確立する。1980年代後半からはVシネマで悪役以外の役柄でも存在感を示す。テレビドラマやバラエティー番組にも多数出演。俳優業のかたわら、ハーモニカ演奏で福祉施設・老人ホームなどをボランティア訪問している。 | |||
==別名== | ==別名== | ||
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==略歴== | ==略歴== | ||
1938年(昭和13年)1月17日、台湾・澎湖島生まれ。 | |||
1945年(昭和20年)頃、終戦と共に台湾から熊本に引き揚げ<ref name="jitsuwa">『'''真の殺し屋とは何ぞや Close Up!インタビュー 人生劇場 [[山本昌平]]'''』週間実話 2009年(平成21年)7月16日号, p54-57.</ref>。 | |||
1950年代、上京し都立の定時制高校に入学。 | |||
1957年(昭和32年)、劇団七曜会の研究生。 | |||
1950年代、劇団「三期会」の演出部に入団<ref name="jitsuwa"></ref>。 | |||
1960年前後、[[浅草フランス座]]で俳優。 | |||
1963年(昭和38年)、フリーとなる。 | |||
1964年(昭和39年)、夜だけの未亡人(1964年、轍プロ) | |||
1965年(昭和40年)、濡れた女(1965年、東京企画) | |||
1966年(昭和41年)、汚辱の女(1966年、ヤマベプロ) | |||
1973年頃(昭和48年)頃、役者を一時廃業して工事現場で働く<ref name="jitsuwa"></ref>。 | |||
1974年(昭和49年)、『'''暴力街'''』(監督:五社英雄)で俳優復帰<ref name="jitsuwa"></ref>。 | |||
2019年(令和元年)10月30日、永眠。 | |||
==エピソード== | ==エピソード== | ||
*中学時代は高飛びで九州2位のスポーツマン<ref name="jitsuwa"></ref>。 | |||
*劇団「三期会」には演出として入団したが、身長が高いのに目をつけられて役者として使われる<ref name="jitsuwa"></ref>。 | |||
*女優・柴田時江は実娘。 | |||
*TV時代劇ドラマ「お江戸でござる」「水戸黄門」「暴れん坊将軍」、特撮ドラマ「電撃戦隊チェンジマン」などに悪役として出演。 | |||
==代表作== | ==代表作== | ||
*[http://www.jmdb.ne.jp/person/p0150440.htm 日本映画データベース] | |||
===1960-70年代の映画=== | |||
*『'''夜だけの未亡人'''』(轍プロ, 1964.10.28)(監督:[[宮口圭]]、脚本:松田正 天野尚生、撮影:宮田一夫、音楽:竹村次郎、美術:伊藤済美、照明;高山清治、出演:最上今日子 桔梗専次郎 三岡早苗 [[山本昌平]] 織賀邦江) | |||
{{1965年版「花と蛇」}} | |||
*『'''濡れた女'''』([[東京企画]], 1965.10)(製作:[[山邊信夫]]、企画:三島佳子、監督:[[松原次郎]]、脚本:[[団鬼六|黒岩松次郎]]、出演:橘桂子 山中溪子 藤田良子 森康子 伊海田弘 倉光薫 [[山本昌平]]) | |||
*『'''裸の復讐'''』([[ヤマベプロ]], 1966.1)(製作:[[本木荘二郎|高木丈夫]]、企画:[[山邊信夫|山辺信雄]]、監督:[[本木荘二郎|高木丈夫]]、[[松原次郎]]、原作:[[団鬼六|花巻京太郎 ]]「黒猫作戦」、出演:[[松井康子]] 山中淫子 [[山本昌平]] 伊海田弘 橘圭子 [[火鳥こずえ]])ポスター | |||
*『'''魔性の人妻'''』([[ヤマベプロ]], 1966.03)(監督:[[本木荘二郎|高木丈夫]] [[松原次郎|松原二郎]]、原案:桑原住夫、脚本:[[団鬼六]]、出演:[[松井康子]] 山中淫子 橘圭子 伊海田弘 [[山本昌平]] | |||
提供:明光セレクト、ポスター | |||
*『'''狂った女神'''』(オリジナル映画, 1966.4)(企画:千葉実、監督:[[山本晋也]] 、脚本:五代道夫、撮影:伊東英男、出演:津崎公平 若尾礼子 [[山本昌平]] 浜祐子 水城リカ 左京未知子 木南清 藤純子) | |||
*『'''汚辱の女'''』([[ヤマベプロ]], 1966.6)(配給:大蔵映画、企画・製作:[[山邊信夫|山辺信雄]]、監督:[[本木荘二郎|高木丈夫]]、[[山邊信夫|岸信太郎]]、助監督:能利潤、脚色:[[団鬼六|黒岩松次郎 ]]「山の肌」、撮影:山本晃、音楽:東儀一郎、美術:多田雄蔵、照明:森康、編集:宮田二三夫、製作主任:山田富三郎、出演:山吹ゆかり [[松井康子]] [[可能かず子|可能かずこ]] 伊海田弘 [[山本昌平]] 原良輔 北村淳 [[たこ八郎|太古八郎]] 山中渓子 園あけみ 瀬川広 山岸浩 肝付兼太 二路あをい) | |||
*『'''[[奇譚クラブ]] [[花と蛇]]より 骨まで縛れ'''』([[ヤマベプロ]], 1966.06)<ref group="注">『続・[[花と蛇]]』を映画化したもの。[[奇譚クラブ]]1966年(昭和41年)11月号『[[鬼六談義]] 三文マニヤ文士』、[[世田介一|中宮栄]]『'''奇譚雑談 夜の徒然草'''』[[奇譚クラブ]]1966年(昭和41年)10月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1960/196610/02/169.html p172]、東山映史『'''最近の縛り映画から'''』[[奇譚クラブ]]1966年(昭和41年)12月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1960/196612/01/011.html p14]、および、[[奇譚クラブ]]1966年(昭和41年)10月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1960/196610/01/019.html p22]「編集部便り」にこの映画について引用されている。</ref>。配給:ムービー配給社、監督:[[本木荘二郎|高木丈夫]] [[山邊信雄|岸信太郎]]、原作・脚本:[[団鬼六]]、企画:[[寿御代子]]、出演:[[小峰由紀]]<ref group="注">東山映史『'''最近の縛り映画から'''』[[奇譚クラブ]]1966年(昭和41年)12月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1960/196612/01/011.html p14]では、主演女優が'''小岸綾子'''のような書き方をしている。また日本映画データベースでは、 [[火鳥こずえ]]の名がリストされているが、ポスターではここにリストされているキャスト名が明記されている。</ref> [[香取環]] [[森三千代]] [[山吹ゆかり]] [[山中渓子]] [[里見孝二]] [[木南清]] [[山本昌平]] | |||
*『'''“白の人造美女'''』(若松プロ, 1966.7)(企画・製作:[[若松孝二]]、演出:[[若松孝二]]、脚本:大谷義明、撮影:伊東英夫、出演:柴田秀勝 向井まり 佐伯秀男 大原譲治 [[山本昌平]] 若原珠実 寺島幹夫 水城リカ) | |||
*『'''“非公開”の激情'''』([[東京企画]], 1966.7)(製作:矢野正富、企画:千葉佳子、監督: 小角高治、脚本:小園くに子、撮影:藤洋一、出演:泉ユリ 明光寺清子 北洋子 港雄一 月岡浩 [[山本昌平]] [[火鳥こずえ]]) | |||
*『'''泣き濡れた処女'''』([[ヤマベプロ]], 1966.8)(配給:大蔵映画、企画:寿美代子、製作:[[山邊信夫|山辺信雄]]、監督:[[飛田良]]、助監督:岡田龍一、脚本:[[団鬼六|黒岩松次郎 ]]、撮影:小島早男、音楽:伊藤義太郎、美術:土屋御美子、照明:加藤広明、編集:宮田二三夫、製作主任:山田富三郎、出演:田中志郎 五十花瞳 森公 城山路子 美矢かおる 山吹ゆかり 浜裕子 園朱美 北村淳 笠間雪雄 [[山本昌平]] 長岡丈二 宮瀬健二 [[里見孝二]] 平野元 沢田信) | |||
*『'''艶夢'''』(国映, 1966)(製作:矢元照雄、監督:[[向井寛]]、助監督:東本薫、脚本:宗豊、撮影:彰賢平、音楽:中野誠、出演:[[野上正義]] 青木巧 村田邦子 内藤正子 [[山本昌平]] 志摩みはる川上春代 武藤周作 小口君子 樋口巧 [[火鳥こずえ]] 高田浩代 田中英子) | |||
*『'''いそがしい肉体'''』([[ヤマベプロ]], 1967.03.28)(配給:[[大蔵映画]]、企画:[[山邊信夫|岸信太郎]] 寿御代子、製作:[[山邊信夫]]、監督:[[松原次郎]]、助監督:南弘二、脚本:[[団鬼六|花巻京太郎]]、撮影:浅野友二、音楽:長島央幸、美術:土屋御美子、照明:加藤広明、編集;宮田二三夫、製作主任:宮地弘、出演:左京未知子 伊海田弘 藤ひろ子 山吹ゆかり [[山本昌平]] 小柳リカ 南弘二) | |||
*『'''情事の階段'''』([[ヤマベプロ]], 1967.03)(配給:関東映配、監督:[[松原次郎]]、脚本:[[団鬼六|花巻京太郎]]、撮影:浅野友次、出演:[[志村曜子]] [[林美樹]] [[辰巳典子]] 長岡丈二 松田仙三 [[山本昌平]] 山吹ゆかり 左京未知子) | |||
*『'''歪んだ情欲'''』([[ヤマベプロ]], 1967.04)(制作:[[山邊信夫]]、監督:[[松原次郎]]、脚本:[[団鬼六|黒岩松次郎]]、撮影:堀田隼人、出演:美川恵子 [[林美樹]] 山吹ゆかり 南麗花 松田仙三 [[山本昌平]] [[里見孝二]]) | |||
*1967.04._ 情夫と情婦 渡辺プロ | |||
*『'''無軌道女性'''』([[ヤマベプロ]], 1967.05.01)(配給:[[大蔵映画]]、企画:[[山邊信夫|岸信太郎]]、製作:[[山邊信夫]]、監督:[[松原次郎]]、助監督:南弘二、脚本:[[団鬼六]]、撮影:浅野友二、音楽:長島央幸、美術:土屋御美子、照明:加藤広明、編集:宮田二三夫、製作主任:宮地弘、出演:滝リエ [[林美樹]] 山吹ゆかり 森三千代 種村正 [[山本昌平]] [[里見孝二]] 明石剛 [[伊海田弘]]) | |||
*『'''鞭と肌'''』(関東映配, 1967.06.11)(企画:寿御代子、監督:[[山邊信夫|岸信太郎]]、脚本:[[団鬼六]]、撮影:船橋登、照明:加藤広明、原作:『[[花と蛇]]』<ref group="注">ポスターに「奇譚クラブ連載『花と蛇』より」と書いている。</ref>、、出演:[[山本昌平]]、長岡丈二、江海田弘、[[里見孝二]]、大江健次、松田仙三、美川恵子、[[林美樹]]、[[志村曜子]]、三田マサ、山吹ゆかり) | |||
*『'''蛇淫'''』(東京興映, 1967.7.11) (監督:福田晴一、出演:水城リカ 左京未知子 山本順子 千月のり子 [[山本昌平]] 吉田純 美矢かおる) | |||
*『'''日本暴行暗黒史 異常者の血'''』1967.07._ 若松プロ ... 刑事、作間忠男 | |||
*『'''女高生の絶叫'''』1967.07._ 日映企画 | |||
*『'''肉刑'''』(東京興映, 1967.8.5)(脚本:中原朗、監督:[[小森白]]、撮影:小国守、照明:芳賀節郎、音楽:東儀太郎、録音:伊藤享、出演:[[美矢かおる]] [[谷ナオミ]] [[松井康子]] [[山本昌平]] 椙山拳一郎 三海克郞 北島淳 [[長岡丈二]] 吉田純 宇江耕介) | |||
*『'''強烈な・・・青い穴'''』1967.09._ 日映企画 | |||
*『'''荒野のダッチワイフ'''』(国映, 1967.10.3)(製作:矢元照雄、監督・脚本:大和屋竺、撮影:甲斐一、音楽:山下洋輔、出演:渡みき 港雄一 [[山本昌平]] 津崎公平 [[辰巳典子]] [[麿赤兒]] 大久保鷹 山谷初男) | |||
*『'''肉地獄'''』([[ヤマベプロ]], 1967.10.17)(配給:関東映配、製作:[[山邊信夫]]、監督:[[松原次郎]]、原作・脚本:[[団鬼六|花巻京太郎]]、撮影:川村健二、出演:[[林美樹]] [[辰巳典子]] 藤ひろ子 [[山本昌平]] [[里見孝二]] [[長岡丈二]]) | |||
*『'''非行少女の日記'''』([[ヤマベプロ]], 1967)(製作:[[ヤマベプロ]]、配給:[[東京企画]]、企画:多田幸弘、制作:[[山邊信夫]]、監督:[[松原次郎]]、脚本:[[団鬼六|黒岩松次郎]]、出演:山仲溪子 月ひろみ [[松井康子]] 池田朱美 湊雅行 [[山本昌平]] 伊海田弘 倉光薫) | |||
*『'''女のせい談'''』([[ヤマベプロ]], 1967)(製作:[[ヤマベプロ]]、企画・制作:[[山邊信夫]]、監督:[[武田有生]]、脚本:瀬浪悟郎、撮影:堀田貢、照明:広晃、出演:松宮ユキ 二階堂弘 川浪良子 左京未知子 [[山本昌平]] 沢田実 長岡丈二 松田仙二) | |||
*『'''性の配当'''』1968.02._ 日本シネマ ... 半田 | |||
*『'''色道仁義・好色番外地'''』(1968.03)(製作:[[ヤマベプロ]]、監督:[[三樹英樹]]、脚本:[[団鬼六]]、出演:[[谷ナオミ]] [[野上正義]] [[山本昌平]] 里見孝二 鶴岡八郎 千曲守夫 港雄一 木南清 市村譲二 二階堂浩 椙山拳一郎 北村淳 司健 国分二郎 清水世津 [[桂奈美]] [[林美樹]] [[渚マリ]] [[祝真理]] [[乱孝寿]] [[辰巳典子]] 山吹ゆかり) | |||
*1968.06.28 温泉あんま芸者 東映京都 ... 警官 | |||
*『'''[[花と蛇]]より 肉の飼育'''』<ref group="注">[[奇譚クラブ]]1968年(昭和43年)7月号にシナリオ掲載。またこのロケの様子が[[奇譚クラブ]]1968年(昭和43年)8月号『[[鬼六談義]] 残酷な話』に書かれている。</ref>(1968.06)(製作:[[ヤマベプロ]]、監督:[[松原次郎]]・[[山邊信夫|岸信太郎]]、脚本:[[団鬼六]]、出演:[[谷ナオミ]] [[乱孝寿]] [[祝真理]] [[山本昌平]] 瀬川宏 宮瀬健二) | |||
*1968.08.14 ある色魔の告白 色欲の果て 青山プロ | |||
*『'''或る色魔'''』(1968)(製作・配給:プロダクション鷹、監督・企画・脚本:木俣堯喬、出演:鶴岡八郎 [[桂奈美]] [[林美樹]] [[谷ナオミ]] [[野上正義]] [[山本昌平]] 星冴子 山本進) | |||
*1969.01.09 残酷異常虐待物語 元禄女系図 東映京都 ... 虎吉 | |||
*温泉あんま芸者(1969年、東映) | |||
*温泉ポン引き女中(1969年、東映) | |||
*『'''昭和元禄 おいろけ女忠臣蔵'''』(1969.06, 青年芸術映画協会)(監督:新藤孝衛、脚本:吉浜朗、出演:小島マリ [[桂奈美]] [[青木マリ]] [[水咲陽子]] 尾形紀子 浅見由香 星リナ 桜井リエ 青葉洋子 岡竜弘 港雄一 神原明彦 [[山本昌平]]) | |||
*『'''女が鞭で嬲る時'''』<ref group="注">この作品のシナリオ『鬼プロ作品シナリオ 鬼女』は[[奇譚クラブ]]1969年(昭和44年)12月号に掲載されている。</ref>(1969.11)(製作:[[鬼プロ]]、配給=[[ミリオン]]、監督:[[武田有生]]、脚本:[[団鬼六]]、出演:浜村久美 紅真知子 [[香取環]] [[山本昌平]] 港雄一) | |||
*1970.05._ 濡れ牡丹 五悪人暴行篇 国映 | |||
*『'''人生寝わざ日記'''』(1971.2)(製作:[[六邦映画]]、監督:[[武田有生]]、出演:[[谷ナオミ]] [[真湖道代]] 藤ひろ子 今泉洋 [[山本昌平]] 小川純 港雄一 [[野上正義]]) | |||
*1971.04._ 近世毒婦伝 少女地獄責め 国映 | |||
*1971.07._ 私はこうして失った 葵映画 | |||
*1971.09._ 女紋交悦 葵映画 | |||
*1971.11._ 痴女の招待 葵映画 | |||
*1972.04._ 好色女体地獄 大蔵映画 ... 荒牧 | |||
*『'''性の殺し屋'''』(1972)(製作:[[六邦映画]]、監督:[[谷ナオミ]]、出演:千草志保 暁奈美 三条聖子 [[山本昌平]]) | |||
*『'''暴力街'''』(東映, 1974.4.13)(企画:吉田達、監督:五社英雄、助監督:福島通夫、出演:安藤昇 小林旭 室田日出男 夏八木勲 川村真樹 赤座美代子 中津川みなみ 平原征 広瀬義宣 花田達 高田繁司 葉山良二 佐藤京一 八名信夫 土山登志幸 小池朝雄 藤山浩二 [[松井康子]] 大塚五郎 高月忠 安岡力也 誠直也 潮健児 ドン・神谷 [[山本昌平]] 丹波哲郎 菅原文太)で | |||
*1974.12.07 女必殺拳 危機一発 東映東京 ... 須賀野音彦 | |||
*1975.06._ 女のいけにえ 新東宝 | |||
*1976.09.25 国際線スチュワーデス 官能飛行 日活 | |||
*『'''団鬼六 縄と肌'''』(1979.07.21)(製作:[[にっかつ|日活]]、監督:[[西村昭五郎]]、原作:[[団鬼六]] 、緊縛:[[浦戸宏]]、出演:[[谷ナオミ]] 山科ゆり 橘雪子 青山恭子 [[山本昌平]] 椎谷建治 小山源喜 錆堂連 高木均 兼松隆 溝口拳 庄司三郎 水木京一 浜口竜哉 [[宮下順子]]) | |||
*1979.10.27 堕靡泥の星 美少女狩り にっかつ | |||
===主なTV作品=== | |||
*『'''水戸黄門'''』 | |||
*『'''太陽にほえろ!'''』 | |||
*『'''新宿警察'''』 | |||
*『'''新・座頭市'''』 | |||
*『'''笑っていいとも'''』 | |||
== 引用文献== | == 引用文献== | ||
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やまもと しょうへい、1938年(昭和13年)1月17日-2019年(令和元年)10月30日
概要
俳優。映画・テレビの個性派俳優として悪役としての出演が多い。俳優としては1960年代中頃からヤマベプロ、若松孝二作品他の初期ピンク映画映画に出演している。ピンク映画映画の斜陽と共に一時俳優を廃業していたが、1974年(昭和49年)東映『暴力街』で復帰。悪役俳優としての地位を確立する。1980年代後半からはVシネマで悪役以外の役柄でも存在感を示す。テレビドラマやバラエティー番組にも多数出演。俳優業のかたわら、ハーモニカ演奏で福祉施設・老人ホームなどをボランティア訪問している。
別名
略歴
1938年(昭和13年)1月17日、台湾・澎湖島生まれ。
1945年(昭和20年)頃、終戦と共に台湾から熊本に引き揚げ[1]。
1950年代、上京し都立の定時制高校に入学。
1957年(昭和32年)、劇団七曜会の研究生。
1950年代、劇団「三期会」の演出部に入団[1]。
1960年前後、浅草フランス座で俳優。
1963年(昭和38年)、フリーとなる。
1964年(昭和39年)、夜だけの未亡人(1964年、轍プロ)
1965年(昭和40年)、濡れた女(1965年、東京企画)
1966年(昭和41年)、汚辱の女(1966年、ヤマベプロ)
1973年頃(昭和48年)頃、役者を一時廃業して工事現場で働く[1]。
1974年(昭和49年)、『暴力街』(監督:五社英雄)で俳優復帰[1]。
2019年(令和元年)10月30日、永眠。
エピソード
- 中学時代は高飛びで九州2位のスポーツマン[1]。
- 劇団「三期会」には演出として入団したが、身長が高いのに目をつけられて役者として使われる[1]。
- 女優・柴田時江は実娘。
- TV時代劇ドラマ「お江戸でござる」「水戸黄門」「暴れん坊将軍」、特撮ドラマ「電撃戦隊チェンジマン」などに悪役として出演。
代表作
1960-70年代の映画
- 『夜だけの未亡人』(轍プロ, 1964.10.28)(監督:宮口圭、脚本:松田正 天野尚生、撮影:宮田一夫、音楽:竹村次郎、美術:伊藤済美、照明;高山清治、出演:最上今日子 桔梗専次郎 三岡早苗 山本昌平 織賀邦江)
- 『花と蛇』(東京企画, 1965.9.1)(製作:山辺信雄、制作:ヤマベプロダクション、配給:東京企画、企画:三島佳子、脚本:団鬼六、監督:岸信太郎[2]、撮影:杉田安久利、照明:東京映画照明、音楽:西山登、録音:星野敏昭、助監督:安藤利男[2]、制作主任:矢島進、録音所:目黒スタジオ、協力:熱海城[2]、出演:伊海田弘、紫千鶴[2]、須永康夫、火鳥こずえ、麻木正美、山本昌平[2]、太古八郎、水原瞭、森まさみ、立花みゆき、近藤敏夫、美川和子、葵加代子、二路あをい、近藤光政)
- 『濡れた女』(東京企画, 1965.10)(製作:山邊信夫、企画:三島佳子、監督:松原次郎、脚本:黒岩松次郎、出演:橘桂子 山中溪子 藤田良子 森康子 伊海田弘 倉光薫 山本昌平)
- 『裸の復讐』(ヤマベプロ, 1966.1)(製作:高木丈夫、企画:山辺信雄、監督:高木丈夫、松原次郎、原作:花巻京太郎 「黒猫作戦」、出演:松井康子 山中淫子 山本昌平 伊海田弘 橘圭子 火鳥こずえ)ポスター
- 『魔性の人妻』(ヤマベプロ, 1966.03)(監督:高木丈夫 松原二郎、原案:桑原住夫、脚本:団鬼六、出演:松井康子 山中淫子 橘圭子 伊海田弘 山本昌平
提供:明光セレクト、ポスター
- 『狂った女神』(オリジナル映画, 1966.4)(企画:千葉実、監督:山本晋也 、脚本:五代道夫、撮影:伊東英男、出演:津崎公平 若尾礼子 山本昌平 浜祐子 水城リカ 左京未知子 木南清 藤純子)
- 『汚辱の女』(ヤマベプロ, 1966.6)(配給:大蔵映画、企画・製作:山辺信雄、監督:高木丈夫、岸信太郎、助監督:能利潤、脚色:黒岩松次郎 「山の肌」、撮影:山本晃、音楽:東儀一郎、美術:多田雄蔵、照明:森康、編集:宮田二三夫、製作主任:山田富三郎、出演:山吹ゆかり 松井康子 可能かずこ 伊海田弘 山本昌平 原良輔 北村淳 太古八郎 山中渓子 園あけみ 瀬川広 山岸浩 肝付兼太 二路あをい)
- 『奇譚クラブ 花と蛇より 骨まで縛れ』(ヤマベプロ, 1966.06)[注 1]。配給:ムービー配給社、監督:高木丈夫 岸信太郎、原作・脚本:団鬼六、企画:寿御代子、出演:小峰由紀[注 2] 香取環 森三千代 山吹ゆかり 山中渓子 里見孝二 木南清 山本昌平
- 『“白の人造美女』(若松プロ, 1966.7)(企画・製作:若松孝二、演出:若松孝二、脚本:大谷義明、撮影:伊東英夫、出演:柴田秀勝 向井まり 佐伯秀男 大原譲治 山本昌平 若原珠実 寺島幹夫 水城リカ)
- 『“非公開”の激情』(東京企画, 1966.7)(製作:矢野正富、企画:千葉佳子、監督: 小角高治、脚本:小園くに子、撮影:藤洋一、出演:泉ユリ 明光寺清子 北洋子 港雄一 月岡浩 山本昌平 火鳥こずえ)
- 『泣き濡れた処女』(ヤマベプロ, 1966.8)(配給:大蔵映画、企画:寿美代子、製作:山辺信雄、監督:飛田良、助監督:岡田龍一、脚本:黒岩松次郎 、撮影:小島早男、音楽:伊藤義太郎、美術:土屋御美子、照明:加藤広明、編集:宮田二三夫、製作主任:山田富三郎、出演:田中志郎 五十花瞳 森公 城山路子 美矢かおる 山吹ゆかり 浜裕子 園朱美 北村淳 笠間雪雄 山本昌平 長岡丈二 宮瀬健二 里見孝二 平野元 沢田信)
- 『艶夢』(国映, 1966)(製作:矢元照雄、監督:向井寛、助監督:東本薫、脚本:宗豊、撮影:彰賢平、音楽:中野誠、出演:野上正義 青木巧 村田邦子 内藤正子 山本昌平 志摩みはる川上春代 武藤周作 小口君子 樋口巧 火鳥こずえ 高田浩代 田中英子)
- 『いそがしい肉体』(ヤマベプロ, 1967.03.28)(配給:大蔵映画、企画:岸信太郎 寿御代子、製作:山邊信夫、監督:松原次郎、助監督:南弘二、脚本:花巻京太郎、撮影:浅野友二、音楽:長島央幸、美術:土屋御美子、照明:加藤広明、編集;宮田二三夫、製作主任:宮地弘、出演:左京未知子 伊海田弘 藤ひろ子 山吹ゆかり 山本昌平 小柳リカ 南弘二)
- 『情事の階段』(ヤマベプロ, 1967.03)(配給:関東映配、監督:松原次郎、脚本:花巻京太郎、撮影:浅野友次、出演:志村曜子 林美樹 辰巳典子 長岡丈二 松田仙三 山本昌平 山吹ゆかり 左京未知子)
- 『歪んだ情欲』(ヤマベプロ, 1967.04)(制作:山邊信夫、監督:松原次郎、脚本:黒岩松次郎、撮影:堀田隼人、出演:美川恵子 林美樹 山吹ゆかり 南麗花 松田仙三 山本昌平 里見孝二)
- 1967.04._ 情夫と情婦 渡辺プロ
- 『無軌道女性』(ヤマベプロ, 1967.05.01)(配給:大蔵映画、企画:岸信太郎、製作:山邊信夫、監督:松原次郎、助監督:南弘二、脚本:団鬼六、撮影:浅野友二、音楽:長島央幸、美術:土屋御美子、照明:加藤広明、編集:宮田二三夫、製作主任:宮地弘、出演:滝リエ 林美樹 山吹ゆかり 森三千代 種村正 山本昌平 里見孝二 明石剛 伊海田弘)
- 『鞭と肌』(関東映配, 1967.06.11)(企画:寿御代子、監督:岸信太郎、脚本:団鬼六、撮影:船橋登、照明:加藤広明、原作:『花と蛇』[注 3]、、出演:山本昌平、長岡丈二、江海田弘、里見孝二、大江健次、松田仙三、美川恵子、林美樹、志村曜子、三田マサ、山吹ゆかり)
- 『蛇淫』(東京興映, 1967.7.11) (監督:福田晴一、出演:水城リカ 左京未知子 山本順子 千月のり子 山本昌平 吉田純 美矢かおる)
- 『日本暴行暗黒史 異常者の血』1967.07._ 若松プロ ... 刑事、作間忠男
- 『女高生の絶叫』1967.07._ 日映企画
- 『肉刑』(東京興映, 1967.8.5)(脚本:中原朗、監督:小森白、撮影:小国守、照明:芳賀節郎、音楽:東儀太郎、録音:伊藤享、出演:美矢かおる 谷ナオミ 松井康子 山本昌平 椙山拳一郎 三海克郞 北島淳 長岡丈二 吉田純 宇江耕介)
- 『強烈な・・・青い穴』1967.09._ 日映企画
- 『荒野のダッチワイフ』(国映, 1967.10.3)(製作:矢元照雄、監督・脚本:大和屋竺、撮影:甲斐一、音楽:山下洋輔、出演:渡みき 港雄一 山本昌平 津崎公平 辰巳典子 麿赤兒 大久保鷹 山谷初男)
- 『肉地獄』(ヤマベプロ, 1967.10.17)(配給:関東映配、製作:山邊信夫、監督:松原次郎、原作・脚本:花巻京太郎、撮影:川村健二、出演:林美樹 辰巳典子 藤ひろ子 山本昌平 里見孝二 長岡丈二)
- 『非行少女の日記』(ヤマベプロ, 1967)(製作:ヤマベプロ、配給:東京企画、企画:多田幸弘、制作:山邊信夫、監督:松原次郎、脚本:黒岩松次郎、出演:山仲溪子 月ひろみ 松井康子 池田朱美 湊雅行 山本昌平 伊海田弘 倉光薫)
- 『女のせい談』(ヤマベプロ, 1967)(製作:ヤマベプロ、企画・制作:山邊信夫、監督:武田有生、脚本:瀬浪悟郎、撮影:堀田貢、照明:広晃、出演:松宮ユキ 二階堂弘 川浪良子 左京未知子 山本昌平 沢田実 長岡丈二 松田仙二)
- 『性の配当』1968.02._ 日本シネマ ... 半田
- 『色道仁義・好色番外地』(1968.03)(製作:ヤマベプロ、監督:三樹英樹、脚本:団鬼六、出演:谷ナオミ 野上正義 山本昌平 里見孝二 鶴岡八郎 千曲守夫 港雄一 木南清 市村譲二 二階堂浩 椙山拳一郎 北村淳 司健 国分二郎 清水世津 桂奈美 林美樹 渚マリ 祝真理 乱孝寿 辰巳典子 山吹ゆかり)
- 1968.06.28 温泉あんま芸者 東映京都 ... 警官
- 『花と蛇より 肉の飼育』[注 4](1968.06)(製作:ヤマベプロ、監督:松原次郎・岸信太郎、脚本:団鬼六、出演:谷ナオミ 乱孝寿 祝真理 山本昌平 瀬川宏 宮瀬健二)
- 1968.08.14 ある色魔の告白 色欲の果て 青山プロ
- 『或る色魔』(1968)(製作・配給:プロダクション鷹、監督・企画・脚本:木俣堯喬、出演:鶴岡八郎 桂奈美 林美樹 谷ナオミ 野上正義 山本昌平 星冴子 山本進)
- 1969.01.09 残酷異常虐待物語 元禄女系図 東映京都 ... 虎吉
- 温泉あんま芸者(1969年、東映)
- 温泉ポン引き女中(1969年、東映)
- 『昭和元禄 おいろけ女忠臣蔵』(1969.06, 青年芸術映画協会)(監督:新藤孝衛、脚本:吉浜朗、出演:小島マリ 桂奈美 青木マリ 水咲陽子 尾形紀子 浅見由香 星リナ 桜井リエ 青葉洋子 岡竜弘 港雄一 神原明彦 山本昌平)
- 『女が鞭で嬲る時』[注 5](1969.11)(製作:鬼プロ、配給=ミリオン、監督:武田有生、脚本:団鬼六、出演:浜村久美 紅真知子 香取環 山本昌平 港雄一)
- 1970.05._ 濡れ牡丹 五悪人暴行篇 国映
- 『人生寝わざ日記』(1971.2)(製作:六邦映画、監督:武田有生、出演:谷ナオミ 真湖道代 藤ひろ子 今泉洋 山本昌平 小川純 港雄一 野上正義)
- 1971.04._ 近世毒婦伝 少女地獄責め 国映
- 1971.07._ 私はこうして失った 葵映画
- 1971.09._ 女紋交悦 葵映画
- 1971.11._ 痴女の招待 葵映画
- 1972.04._ 好色女体地獄 大蔵映画 ... 荒牧
- 『性の殺し屋』(1972)(製作:六邦映画、監督:谷ナオミ、出演:千草志保 暁奈美 三条聖子 山本昌平)
- 『暴力街』(東映, 1974.4.13)(企画:吉田達、監督:五社英雄、助監督:福島通夫、出演:安藤昇 小林旭 室田日出男 夏八木勲 川村真樹 赤座美代子 中津川みなみ 平原征 広瀬義宣 花田達 高田繁司 葉山良二 佐藤京一 八名信夫 土山登志幸 小池朝雄 藤山浩二 松井康子 大塚五郎 高月忠 安岡力也 誠直也 潮健児 ドン・神谷 山本昌平 丹波哲郎 菅原文太)で
- 1974.12.07 女必殺拳 危機一発 東映東京 ... 須賀野音彦
- 1975.06._ 女のいけにえ 新東宝
- 1976.09.25 国際線スチュワーデス 官能飛行 日活
- 『団鬼六 縄と肌』(1979.07.21)(製作:日活、監督:西村昭五郎、原作:団鬼六 、緊縛:浦戸宏、出演:谷ナオミ 山科ゆり 橘雪子 青山恭子 山本昌平 椎谷建治 小山源喜 錆堂連 高木均 兼松隆 溝口拳 庄司三郎 水木京一 浜口竜哉 宮下順子)
- 1979.10.27 堕靡泥の星 美少女狩り にっかつ
主なTV作品
- 『水戸黄門』
- 『太陽にほえろ!』
- 『新宿警察』
- 『新・座頭市』
- 『笑っていいとも』
引用文献
注釈
- ↑ 『続・花と蛇』を映画化したもの。奇譚クラブ1966年(昭和41年)11月号『鬼六談義 三文マニヤ文士』、中宮栄『奇譚雑談 夜の徒然草』奇譚クラブ1966年(昭和41年)10月号, p172、東山映史『最近の縛り映画から』奇譚クラブ1966年(昭和41年)12月号, p14、および、奇譚クラブ1966年(昭和41年)10月号, p22「編集部便り」にこの映画について引用されている。
- ↑ 東山映史『最近の縛り映画から』奇譚クラブ1966年(昭和41年)12月号, p14では、主演女優が小岸綾子のような書き方をしている。また日本映画データベースでは、 火鳥こずえの名がリストされているが、ポスターではここにリストされているキャスト名が明記されている。
- ↑ ポスターに「奇譚クラブ連載『花と蛇』より」と書いている。
- ↑ 奇譚クラブ1968年(昭和43年)7月号にシナリオ掲載。またこのロケの様子が奇譚クラブ1968年(昭和43年)8月号『鬼六談義 残酷な話』に書かれている。
- ↑ この作品のシナリオ『鬼プロ作品シナリオ 鬼女』は奇譚クラブ1969年(昭和44年)12月号に掲載されている。