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ミストレス。1980年(昭和55年)に[[長田英吉]]のショーパートナーとして[[SAMM]]でデビューしたが、縛りの受け手と同時に、[[中野クィーン]]での女王様としての生活も開始。[[SAMM]]で始めた'''自縛ショー'''や、'''刺青'''をトレードマークに、[[新東宝]]や[[にっかつ]]の映画やビデオに数多く出演し、カリスマ女王様としての地位を確立。1989年(平成元年)から拠点を関西に移す。 | |||
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1977年(昭和52年) | 1977年(昭和52年)、上京。[[ミカド]]のホステスとなる。スターダストのママとなる。 | ||
1980年(昭和55年)頃、[[賀山茂]]のSMサロン『[[SAMM]]』に[[長田英吉]]のショーパートナーとして出演<ref group="注">たまたまバーで知り合った女性が[[長田英吉]]のショーパートナーで、[[SAMM]]に誘われたのがきっかけ。それまでは全くSMの世界は知らなかった。その後、[[長田英吉]]のショーパートナーとして[[SAMM]]がストリップ劇場に出演(私信 to U, 2012.2.7)</ref>。ほぼ同時期に[[中野クィーン]]で女王様デビュー<ref group="注">[[長田英吉]]のショーで覚えた技術を[[中野クィーン]]で実践する、といったMとSの同時併行の生活(私信 to U, 2012.2.7)</ref>。 | |||
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1982年(昭和57年)、暗黒舞踏派のグループと組んで、劇場を借り切りSM舞踊。 | |||
1983年(昭和58年)、[[にっかつ]]『'''[[団鬼六]] 蛇の穴'''』([[鬼プロ]]製作)に出演。緊縛は[[賀山茂]]。 | 1983年(昭和58年)、[[にっかつ]]『'''[[団鬼六]] 蛇の穴'''』([[鬼プロ]]製作)に出演。緊縛は[[賀山茂]]。 | ||
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1987年(昭和62年)6月、[[SMシークレット]]第18号に「[[花真衣]]の店『[[鎖]]』」の宣伝。新大阪駅前。 | |||
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1992年(平成4年)11月、[[SMスピリッツ]]1992年(平成4年)11月号に『'''[[SUPERカルト対談]] [[花真衣]]vs[[春川ナミオ]]'''』[[SMスピリッツ]]掲載。 | |||
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2003年(平成15年)、大宮劇場に出演。 | 2003年(平成15年)、大宮劇場に出演。 | ||
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2006年(平成18年)12月、兵庫県明石市西明石駅前でスナック「華水木」を開店。 | 2006年(平成18年)12月、兵庫県明石市西明石駅前でスナック「華水木」を開店。 | ||
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==エピソード== | ==エピソード== | ||
* | *縛りの受け手としては相手はほとんど[[長田英吉]]だけ。[[賀山茂]]の相手も少しした<ref name="Shishin"></ref>。 | ||
*「花真衣」の名前は、[[渡辺護]]の映画に初めて出る時に、[[渡辺護]]監督が姓を「花」に決め、また、それまで使っていた「麻衣」を字画の良い「真衣」に換えて誕生した<ref name="Shishin"></ref>。 | |||
*[[ピンク映画]]での緊縛シーンは、緊縛指導は自分自身でやっていた<ref name="Shishin"></ref>。 | |||
*1982年(昭和57年)から刺青を入れ出す。 | |||
*[[麿赤兒]]の初監督作品が[[花真衣]]主演の『性獣のいけにえ』<ref>Focus, 1984年(昭和59年)6月8日号</ref> | |||
*新大阪の『フェニックス』にはオランダのDomaからミストレスとスレーブが来てプレイを楽しんだ<ref name="Shishin"></ref>。 | |||
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*『'''濡れ肌刺青を縛る'''<ref group="注">『'''花真衣 濡れ肌刺青を縛る'''』としてビデオ販売。</ref>』([[新東宝]], 1982.8)(監督:[[渡辺護]]、出演:[[花真衣]] 下元史朗 杉佳代子 山地美貴 亜季いずみ 鶴岡八郎 大谷一夫 堺勝朗) | *『'''濡れ肌刺青を縛る'''<ref group="注">『'''花真衣 濡れ肌刺青を縛る'''』としてビデオ販売。</ref>』([[新東宝]], 1982.8)(監督:[[渡辺護]]、出演:[[花真衣]] 下元史朗 杉佳代子 山地美貴 亜季いずみ 鶴岡八郎 大谷一夫 堺勝朗) | ||
*『'''痴漢電車良いOL・悪いOL・普通のOL'''』(日本シネマ, 1983.1)(配給:[[新東宝]]、監督:稲尾実、脚本:せらじゅん、出演:東裕里子 [[麻生うさぎ]] たかとりあみ [[花真衣]] 螢雪次朗 成田誠) | *『'''痴漢電車良いOL・悪いOL・普通のOL'''』(日本シネマ, 1983.1)(配給:[[新東宝]]、監督:稲尾実、脚本:せらじゅん、出演:東裕里子 [[麻生うさぎ]] たかとりあみ [[花真衣]] 螢雪次朗 成田誠) | ||
* | *{{団鬼六 蛇の穴}} | ||
*『'''刺青女を縛る 蛇と牡丹'''』(渡辺ぷろだくしょん, 1983.2)(配給:[[新東宝]]、監督:[[渡辺護]]、脚本:小水一男、出演:[[花真衣]] 宇治絵美 亜希いずみ 五月マリア 香川留美 下元史朗 鶴岡八郎 堺勝朗 中川恒 豊島六男) | *『'''刺青女を縛る 蛇と牡丹'''』(渡辺ぷろだくしょん, 1983.2)(配給:[[新東宝]]、監督:[[渡辺護]]、脚本:小水一男、出演:[[花真衣]] 宇治絵美 亜希いずみ 五月マリア 香川留美 下元史朗 鶴岡八郎 堺勝朗 中川恒 豊島六男) | ||
*『'''花真衣 自縛'''』([[新東宝]], 1983.8)(監督:[[梅沢薫]]、助監督:西田洋介、脚本:[[梅沢薫]] [[片岡修二]]、出演:[[花真衣]] 今日珠美 亜希いずみ 末次真三郎 牧村耕次 北村大造 松本嘉 森橋和宏 左陣太 下元史郎 風かおる) | *『'''花真衣 自縛'''』([[新東宝]], 1983.8)(監督:[[梅沢薫]]、助監督:西田洋介、脚本:[[梅沢薫]] [[片岡修二]]、出演:[[花真衣]] 今日珠美 亜希いずみ 末次真三郎 牧村耕次 北村大造 松本嘉 森橋和宏 左陣太 下元史郎 風かおる) | ||
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== 引用文献== | == 引用文献== | ||
<references/> | <references/> | ||
*[[早川舞]]『そのとき歴史が鞭打たれた 第5回 伝説の女王様と華麗なるその舞台』[http://www.repo-zine.com/ レポ]2011年(平成23年) No. 5 | |||
==注釈== | ==注釈== | ||
<references group="注"/> | <references group="注"/> | ||
==お役たちweb== | ==お役たちweb== | ||
*[http://hanamizuki-mai.blog.eonet.jp 華水木] | |||
*[http://hana-mai.at.webry.info/ 花真衣のブログ] | *[http://hana-mai.at.webry.info/ 花真衣のブログ] | ||
*[http://www.jmdb.ne.jp/person/p0059280.htm 日本映画データベース] | *[http://www.jmdb.ne.jp/person/p0059280.htm 日本映画データベース] | ||
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はな まい、1958年(昭和33年)-
概要
ミストレス。1980年(昭和55年)に長田英吉のショーパートナーとしてSAMMでデビューしたが、縛りの受け手と同時に、中野クィーンでの女王様としての生活も開始。SAMMで始めた自縛ショーや、刺青をトレードマークに、新東宝やにっかつの映画やビデオに数多く出演し、カリスマ女王様としての地位を確立。1989年(平成元年)から拠点を関西に移す。
別名
Mai Hana、麻衣
略歴
1977年(昭和52年)、上京。ミカドのホステスとなる。スターダストのママとなる。
1980年(昭和55年)頃、賀山茂のSMサロン『SAMM』に長田英吉のショーパートナーとして出演[注 1]。ほぼ同時期に中野クィーンで女王様デビュー[注 2]。
1981年(昭和56年)10月、SAMMで自縛ショーを始める[注 3]。
1982年(昭和57年)4月、「独占・男の時間」に出演。
1982年(昭和57年)6月、SAMMの客の一人であった新東宝の専務の誘われ[1]、『濡れ肌刺青を縛る』(監督:渡辺護)に主演。
1982年(昭和57年)9月26日、花真衣がマイウェイで「SMディナーショー」[2]
1982年(昭和57年)11月、日劇ミュージックホールに出演。
1982年(昭和57年)、「花真衣縛り方教室」開催。
1982年(昭和57年)、暗黒舞踏派のグループと組んで、劇場を借り切りSM舞踊。
1983年(昭和58年)、にっかつ『団鬼六 蛇の穴』(鬼プロ製作)に出演。緊縛は賀山茂。
1983年(昭和58年)7月、日劇ミュージックホールの公演「演歌 IN エロス 女からおんなへ」に出演。
1987年(昭和62年)6月、SMシークレット第18号に「花真衣の店『鎖』」の宣伝。新大阪駅前。
1989年(平成元年)、新大阪にSMクラブ『フェニックス』を開店。
1990年(平成2年)、花スタジアム、ビデオ会社設立。
1992年(平成4年)11月、SMスピリッツ1992年(平成4年)11月号に『SUPERカルト対談 花真衣vs春川ナミオ』SMスピリッツ掲載。
1998年(平成10年)、『フェニックス』は新大阪から西明石に。
2003年(平成15年)、大宮劇場に出演。
2003年(平成15年)11月、ショーアップ大宮で開催された『ザ・SMワールド』に出演。
2004年(平成16年)、ショーアップ大宮『ザ・SMバトル』他に出演。
2005年(平成17年)1月、郡山劇場に出演。
2005年(平成17年)、ショーアップ大宮『ザ・ビッグSM』、DX歌舞伎町『スーパーDX SM伝説誕生編』他に出演。
2005年(平成17年)4月、神戸第一劇場に出演。
2005年(平成17年)11月、九条OS劇場 に出演。
2006年(平成18年)6月、月に一度の趣味の会「マニア倶楽部西明石」をスタート。また2ヶ月に一度、東京で調教する「東京フェニックス」をスタート。この頃、青山夏樹と二人女王様調教をおこなっていた模様。
2006年(平成18年)12月、兵庫県明石市西明石駅前でスナック「華水木」を開店。
2006年(平成18年)、DX歌舞伎町『プロジェクトショウアップSMファイナル伝説』他に出演。
2007年(平成19年)7月、DX歌舞伎町、九条OS劇場他出演。
2013年(平成25年)11月24日、シアターPOOにて『女王様の毒艶会 番外公演・ショーアップ大宮伝説』【出演】花真衣、三代目葵マリー、夜羽エマ、小夜子、有賀美雪、結奈美子、長田一美
エピソード
- 縛りの受け手としては相手はほとんど長田英吉だけ。賀山茂の相手も少しした[1]。
- 「花真衣」の名前は、渡辺護の映画に初めて出る時に、渡辺護監督が姓を「花」に決め、また、それまで使っていた「麻衣」を字画の良い「真衣」に換えて誕生した[1]。
- ピンク映画での緊縛シーンは、緊縛指導は自分自身でやっていた[1]。
- 1982年(昭和57年)から刺青を入れ出す。
- 麿赤兒の初監督作品が花真衣主演の『性獣のいけにえ』[3]
- 新大阪の『フェニックス』にはオランダのDomaからミストレスとスレーブが来てプレイを楽しんだ[1]。
- 「ショーや映画ではパフォーマーとしての意識が強いので性的快感を感じるわけではない。プライベート調教で楽しんでいる」[1]。
- 「SAMMの地下には中国人の料理人がいて、美味しい中華料理をサーブ。彼に教えてもらったクリーム煮を今でもお店で出している。」[1]。
- 「2003年〜のショーアップ大宮SM大会は、花真衣さん復帰興行だった」[4]
代表作
映画
- 『濡れ肌刺青を縛る[注 4]』(新東宝, 1982.8)(監督:渡辺護、出演:花真衣 下元史朗 杉佳代子 山地美貴 亜季いずみ 鶴岡八郎 大谷一夫 堺勝朗)
- 『痴漢電車良いOL・悪いOL・普通のOL』(日本シネマ, 1983.1)(配給:新東宝、監督:稲尾実、脚本:せらじゅん、出演:東裕里子 麻生うさぎ たかとりあみ 花真衣 螢雪次朗 成田誠)
- 『団鬼六 蛇の穴』(鬼プロ, 1983.2.25)(配給=にっかつ、企画:奥村幸士、原作:団鬼六、脚本:佐伯俊道、監督:藤井克彦、緊縛指導:賀山茂、出演:志麻いづみ 花真衣 水木薫 松井美世子 中原潤)
- 『刺青女を縛る 蛇と牡丹』(渡辺ぷろだくしょん, 1983.2)(配給:新東宝、監督:渡辺護、脚本:小水一男、出演:花真衣 宇治絵美 亜希いずみ 五月マリア 香川留美 下元史朗 鶴岡八郎 堺勝朗 中川恒 豊島六男)
- 『花真衣 自縛』(新東宝, 1983.8)(監督:梅沢薫、助監督:西田洋介、脚本:梅沢薫 片岡修二、出演:花真衣 今日珠美 亜希いずみ 末次真三郎 牧村耕次 北村大造 松本嘉 森橋和宏 左陣太 下元史郎 風かおる)
- 『緊縛縄で泣く』(新東宝, 1983.12)(監督:梅沢薫、脚本:しらとりよういち、出演:花真衣 織本かおる 木村知美 末次真三郎 牧村耕次 不知火艶)
- 『性獣のいけにえ』(オフィスツー, 1984.7)(配給:新東宝、製作:大阿久和夫、監督:磨赤児、脚本:丸山良尚、出演:花真衣紫衣名 伊藤清美 古川あんず 三宅優司 松田政男 大杉漣)
- 『SM 刺青本番』(新東宝, 1984.11)(製作:伊能竜、監督:片岡修二、脚本:片岡修二、出演:スージー明日香 いとうようこ 麻生うさぎ ジミー土田 狼狂二 外波山文明 大杉漣 花真衣)
- 『刺青女優 花真衣犯して縛る』(新東宝, 19)(監督:加治恵、脚本:加治恵 千葉綱一、出演:花真衣 藤井ヒロミ)
AV
- 『花真衣・自縛/入墨地獄』(VIP, 1983)
- 『花真衣の緊縛体験』(三和, 1984)
- 『クイーン オブ クイーン12 奴隷ハント』(ファミーホームソフト, ABU, 199?)(出演:花真衣)
- 『クイーン オブ クイーン16 哀れな痴漢』(ファミーホームソフト, ABU, 199?)(出演:花真衣)
- 『クイーン オブ クイーン17 恐怖の針責め』(ファミーホームソフト, ABU, 199?)(出演:花真衣)
- 『艶麗・女☆奴隷商』(北川プロ)
- 『美脚刺青支配 花真衣』(ブレーントラストカンパニー)
- 『LIVE!~伝説の刺青女王 花真衣@show up 大宮~』(プロスパート, 2005)(監督;夏樹、出演:花真衣)
写真集
引用文献
注釈
- ↑ たまたまバーで知り合った女性が長田英吉のショーパートナーで、SAMMに誘われたのがきっかけ。それまでは全くSMの世界は知らなかった。その後、長田英吉のショーパートナーとしてSAMMがストリップ劇場に出演(私信 to U, 2012.2.7)
- ↑ 長田英吉のショーで覚えた技術を中野クィーンで実践する、といったMとSの同時併行の生活(私信 to U, 2012.2.7)
- ↑ きっかけは、長田英吉が交通事情でショーの開始時間に間に合わないことが分かったので、急遽賀山茂に提案し、自分一人で緊縛ショーを行ったところ、予想以上の反響があった(私信 to U, 2012.2.7)
- ↑ 『花真衣 濡れ肌刺青を縛る』としてビデオ販売。