有末剛

提供：SMpedia
2023年9月11日 (月) 13:12時点におけるU (トーク | 投稿記録)による版 (→‎写真集)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
有末剛

ありすえ　ごう、1954年(昭和29年)4月11日-

概要

緊縛師。70年代後半のSM雑誌の黄金時代に緊縛師としてデビューし、数多くの雑誌の緊縛を担当する。写真集も多い。雑誌での緊縛に加え、にっかつ『赤い縄果てるまで』、東映『花と蛇 』他の映画やVシネマ、TVでの緊縛指導や出演も多い。また、早くから緊縛の技術書の制作に取り組み、近年は海外の緊縛愛好家にも配慮した緊縛指導DVD制作や、海外でのワークショップなどに取り組んでいる[注 1]。2007年(平成19年)には音楽家の沢田穣治らと『東京緊縛オーケストラ』『東京縛音舞』などのユニットを形成。さらに2012年(平成24年)以降、『緊縛デッサン会』『根津緊縛会』『緊縛夜話』『エロチカジャポネスク』などのイベントシリーズを次々と開催し、アートと緊縛が融合した新しい文化の開拓に取り組んでいる。

別名

Go Arisue

略歴

2010年(平成22年)12月6-7日、ベルギーでの有末剛のワークショップポスター。

1970年代、緊縛活動を開始。デビューはSMクラブで大学生時代[1][注 2]

1970年代後半〜80年代、SMセレクト、SMファン、「SMマニア」「SM秘小説」などでの緊縛担当。

1979年(昭和54年)頃、SMクラブに『有末剛のカメラ・ハント』連載開始。

1984年(昭和59年)4月、SMクラブ4月号から『有末剛の緊縛生活』連載開始。

1985年(昭和60年)12月、SMスピリッツ増刊『SM遊戯術』に『上・中・初級者のための「緊縛教室」』。「久しくSM誌から遠ざかっていた若手縛師、有末剛氏が・・」とある。

1985年(昭和60年)、頃、SMスピリッツに『有末剛のサディSM最高!!』連載。

1987年(昭和62年)、石井隆原作の『赤い縄 ～果てるまで～』（にっかつ）で渡縛人と共に緊縛指導。

1988年(昭和63年)2月、S&Mスナイパー2月号の北原童夢『夢追い人礼讃』で「新人類SMの旗手」として紹介。

1989年(平成元年)頃、SMスピリッツに『有末剛の出張調教アニマル』連載。

1990年(平成2年)頃、SMスピリッツに『熱闘！有末剛ビデオ塾 AV監督奮闘記』連載。

1991年(平成3年)頃、SMスピリッツに『有末剛の出張調教トラベル』連載。

1990年代中頃？、日本緊縛伝統保存会を組織。

1999年(平成11年)9月10日、ロフトプラスワンにて卯月妙子の艶夜vol.1「これって普通ですよね？」【司会】切通理作【出演】卯月妙子、風吹あんな、室井佑月、有末剛、井口昇、穴瑠玉狂）、刹奈紫之、早乙女宏美、梶原恭子

2001年(平成13年)頃、若松劇場で、長田英吉の代理で舞台に立つ[1]。相手は早乙女宏美。次に卯月妙子。

2003年(平成15年)11月、ショーアップ大宮で開催された『ザ・SMワールド』に出演。

2004年(平成16年)1月16日、ロフトプラスワンにて千秋＆剛presents 映画『花と蛇』公開記念SM緊縛イベント「縄師・有末剛の伝統緊縛の世界」【出演】有末剛、狩野千秋、早乙女宏美

2006年(平成18年)頃、『有末流一門会』シリーズを定期的に開催。『夜の学校』で緊縛教室開催。

2006年(平成18年)、太田出版ウェブ連載『実録閉鎖病棟ー毎日がPKOー』 文章：有末剛　漫画：卯月妙子 がスタート。

2006年(平成18年)5月26日、新宿・シャングリラにて『有末流一門会第二回定例会』出演：有末剛、沙夜 、百ノ池流斎、島田明日香、卯月妙子、やよい、kiyosi

2006年(平成18年)10月29日、新宿・シャングリラにて『有末流一門会第七回定例会』出演：目白バタイユ、深月ユリア、有末剛、卯月妙子、中村香月、藤川キヨシ。

2007年(平成19年)1月、有末剛、沢田穣治、卯月妙子、稲葉明徳で『東京緊縛オーケストラ 』を結成。Sound Room Vol.5 @ スーパーデラックスで公演。

2007年(平成19年)7月14-15日、劇団羊のしっぽ番外実験公演『赤糸で縫いとじて　～漂流　寺山修司』に出演。【構成・演出】：森島朋美、【出演】：卯月妙子 有末剛 武田光太郎 宮悪戦車 グレート音羽屋 近藤善揮 松本渉 小室友里 秋葉春生。於:Westend Studio

2009年(平成21年)5月23日、24日、ウクライナで開催された第1回KinbaConに招待される。

2009年(平成21年)、デンマーク、スウェーデンにて緊縛パフォーマンス、緊縛教室。

2010年(平成22年)、ベルリンでの緊縛教室を始め、オランダ、ベルギー、フランスで緊縛交流。

2010年(平成22年)7月3日、沢田穣治(音楽家)とのユニット『東京縛音舞』が池袋の鈴ん小屋で『縛音舞の夜』を公演。他にサムベネット(打楽器)。

2010年(平成22年)10月、オーストラリア・シドニーで開催されるフェティッシュイベント "The Gathering 2010"にプレゼンターとして参加。

2010年(平成22年)12月3日〜10日、ベルギー・フランスでの公演と緊縛教室。

2010年(平成22年)12月6-7日、ベルギーのブリュッセルでBeShibari、Zarath主催によるワークショップ。

2011年(平成23年)5月20日、デンマークにて公演と緊縛教室。

2011年(平成23年)6月1日、『東京縛音舞』が高円寺ShowBoatで。他に叶じょい(パフォーマー)、馬場孝喜(音楽家)。9月には二子玉川のKIWAで福和誠司、叶じょい、綾乃テン、Rie Takekumaをゲストに。

2011年(平成23年)6月24日、沖縄桜坂劇場で4度目の沖縄公演。

2011年(平成23年)10月、第1回『緊縛デッサン会』開催。以降不定期で開催。

2011年(平成23年)12月20日、『緊縛ナイト』が渋谷EN-SOF TOKYOで。画家のPonzi、パーカッション奏者のMattiaとのコラボ。

2012年(平成24年)3月28日～30日、DX歌舞伎町SM大会出演。

2012年(平成24年)6月30日、渋谷SALAVA東京にて『東京縛音舞』。Baliasiとのコラボ。

2012年(平成24年)7月22日、第1回『根津緊縛会』開催。以降不定期で開催。

2012年(平成24年)7月24日、『「花と蛇」プレイベント』【出演】有末剛、黒岩安紀子、中原研一、高取英、月蝕歌劇団、Baliasi

2012年(平成24年)9月12日〜16日、月蝕歌劇団『花と蛇ｰ新版ｰ』高円寺2 (制作：中原研一、演出：高取英、音楽：J. A. シーザー、【出演】黒岩安紀子、月蝕歌劇団

2012年(平成24年)9月26日～27日、DX歌舞伎町SM大会出演。

2012年(平成24年)9月28日、川崎ジャッカスにて緊縛ライブ。

2012年(平成24年)11月10-11日、「デザインフェスタvol.36」で緊縛ブースを出店。

2012年(平成24年)11月21日～25日、DX東寺での『DX東寺ストリップミュージカル』に出演。

2012年(平成24年)12月20日、シアターPOOにて『美神聖良 聖邪巡礼』【出演】美神聖良、有末剛、上条早樹、堂山鉄心、紫護縄びんご、エロ王子、美神魅々、松本格子戸

2013年(平成25年)4月21日、『緊縛夜話 第一夜 縄の儀式』をザムザ阿佐ヶ谷で開催。

2013年(平成25年)4月24日、有末剛プロデュース「エロチカ ジャポネスク Vol. 1」 をcafe ATLANTISで開催。

2013年(平成25年)4月、福岡VAGA BONBONの1周年記念。ゲスト：有末剛。

2013年(平成25年)5月12日、『緊縛夜話 第二夜 の中の秘密』をザムザ阿佐ヶ谷で開催。脚本・演出：五代暁子、 出演：有末剛、田沢麻紀、高ノ宮紫、音楽：沢田穣治、藤井良彦

2013年(平成25年)5月22日、有末剛プロデュース「エロチカ ジャポネスク Vol. 2」 をcafe ATLANTISで開催。出演：美神聖良、五錦雄互、Naomi、N-stage、ゼンタイ、他。

2013年(平成25年)5月26日、スタジオ六本木倶楽部にて『縄師 三人會』(出演：風見蘭喜、奈加あきら、有末剛)

2013年(平成25年)10月10日、Sapporo Fetish Festival ～北の大人のおもちゃ箱Vol.２～　LUST EMPEROR（札幌）出演。

2013年(平成25年)11月24日、『縄師・三人會（大阪） 』出演：有末剛、縄之丞、 風見蘭喜

2014年(平成26年)2月15日、新橋のボワヴェール[注 3]での『緊縛肉樹海』に出演。

2014年(平成26年)4月20日、リヴィエラ札幌での『エゾ・ジャポネスク』に出演。

2014年(平成26年)4月9日、cafe ATLANTIS[注 4]にて『エロチカジャポネスク1周年&有末剛聖誕祭』。

2014年(平成26年)5月4日、WakuWaku Bar 9259にて『MASK』。出演：有末剛、おとなわ、蓬莱かすみ、よい

2015年(平成25年)4月28日-5月3日、ギャラリー新宿座にて緊縛写真展『痕のさき』。写真：Mikan。モデル：Nao Nagasawa。イベント出演：有末剛、小司あん、倖田李梨、阿部歩。

2015年(平成25年)8月15日、お江戸日本橋亭にての『戦後70年記念ホラー＆緊縛ナイト』。出演：快楽亭ブラック、立川キウイ、有末剛、春風亭ぴっかり。

2018年(平成30年)1月20日〜27日、SPIN GALLERYにて有末剛、多賀新、hatori、森馨による『越境するエロス』開催。

2018年(平成30年)9月14, 25日、DX歌舞伎町SM大会に出演。

2018年(平成30年)11月22日、京都大学11月祭で京大緊縛同好会主催の『有末剛 緊縛ショー & トークショー』開催。出演：有末剛、山口椿、華活け師あっこ。

2021年(令和3年)3月15日、艶縛画報社から『艶縛画報』が創刊。

2023年(令和5年)8月29日、晴れたら空に豆まいてにて『縛花繚乱 夏』

2023年(令和5年)9月2日、Studio Club Xで大阪有末会の『昭和大緊縛』。出演：有末剛、武田肛悦。

エピソード

  • 「カメラハントは辻村さんだけど、俺が好きなのは美濃村さんなの。」[1]
  • 定期的に緊縛教室「夜の学校」を開催している。
  • 「伊藤晴雨、美濃村晃の遺志を継ぐ緊縛師」と称されることもある[注 5]。
  • 2011年(平成23年)頃からNao Nagasawaとのパフォーマンスが多い。

代表作

映画

TV

2014年(平成26年)4月～6月、日本テレビ系列連続ドラマ「トクボウ」緊縛監修

演劇

緊縛教材・DVD等

緊縛教材・書籍等

ビデオ・DVD

その他多数

写真集

  • 「AMBIENT M」（とよた真帆）
  • 「月刊・秋吉久美子」
  • 「月刊・荻野目慶子」
  • 「月刊・嘉門洋子」
  • 「月刊・大原かおり」
  • 「月刊・山口沙也加」
  • 河合孝雄『夢犯―朝比奈順子緊縛写真集』(北欧書房, 1996.12.24)(緊縛：有末剛)
  • 荒木経惟『愛奴ルンルン』(新潮社, 2005.8)(緊縛師：有末剛、モデル：花井美里)
  • 野村誠一『天乃舞衣子 ファースト写真集 ZeRO』(ワニブックス, 2014.4.9)(緊縛監修：有末剛、モデル：天乃舞衣子)
  • 『艶縛画報』創刊号　京町屋責め縄ノンフィクション　2021年3月15日
  • 『艶縛画報』2　6時間束の間の逢瀬　2021年6月1日
  • 『艶縛画報』3　舐瓜腹究極美／妊婦責絵図　2021年7月1日
  • 『艶縛画報』4　刺青緊縛　2021年8月1日

小説・エッセイ

雑誌

  • SMクラブに「カメラハント」シリーズを連載。1980年頃。

その他

「東京緊縛オーケストラ」音楽家 沢田穣治との緊縛ユニット

関連記事

参考資料

  1. ↑ 1.0 1.1 1.2 『緊縛師たちの新時代』Web Sniper

注釈

  1. ↑ 自身のHPプロフィールを元に改変。
  2. ↑ 「その雑誌でちょっとした文とか書いてた。その本の緊縛写真見てね、すぐやれると思った。頭の中ですぐ縄を解析できたから。」
  3. ↑ 青森創作料理レストラン
  4. ↑ 東京都港区南青山3-18-19 FESTAE表参道ビル1F
  5. ↑ 『縄炎　～美濃村晃の世界～』(シネマジック, 1989)など。
  6. ↑ 英語版のみで出版。英語タイトルは"ARISUE GO’s KINBAKU MIND AND TECHNIQUES 1"

つながり

団鬼六 明智伝鬼 賀山茂 藍川京 Midori/美登里 沢田穣治 卯月妙子 エンゲル小暮 Nao Nagasawa 花と蛇

お役たちweb

「https://smpedia.com/index.php?title=有末剛&oldid=71921」から取得