切腹
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せっぷく。
概要
奇譚クラブが取り上げたいろいなフェティシズムの中でも、特に記事や絵画の多いジャンル。1950年代初期から数多くの記事、小説、絵、写真が発表された。
歴史
988年(永延二年)、怪盗、袴垂保輔が、源頼光、同四天王、平井保昌に攻立てられ「腹を刺し切り、腸を引き出し」たが死に切れず、検非違使庁へと実き出されて死刑となる[2]。
1170年(嘉応二年)、源為朝が、平家の軍船に攻められ、伊豆の大島で、切腹[2]。
1840年(天保十一年)、この頃に作法が確立しはじめる。上州沼瑠藩士工藤行広の『自刃録[注 1]』など[2]。
1973年(昭和48年)10月1日、『Deluxe Qt!』 10月臨時増刊号として出たSMファンタジアNo.9に切腹関連の記事、写真が多数。
1973年(昭和48年)11月〜12月、日劇ミュージックホールでの『白い肌に赤い花が散った』公演の第15景で、武智鉄二演出の『女腹切り』。出演は高見緋沙子[1]。
1989年(平成元年)春、春原悠理が切腹にフーカスした不二企画のレーベル『ライトブレーン』をスタート[3][4]。
1989年(平成元年)4月23日、『ライトブレーン』レーベルの第1作である『女腹切り・散華』の撮影。
2011年(平成23年)1月9日に風俗資料館で女性切腹同好会『桐の会』と早乙女宏美企画による『第一回 切腹懇親会』が開催。
切腹関連記事
- 中康弘通『切腹史談』奇譚クラブ1953年(昭和28年)3月号, p52
- 中康弘通『切腹史談(二)』奇譚クラブ1953年(昭和28年)4月号
- 中康弘通『少年および女性の切腹』奇譚クラブ1953年(昭和28年)5月号, p82
- 中康弘通『サド・マゾヒズムの藝術 文藝に於ける切腹描寫』奇譚クラブ1953年(昭和28年)6月号, p138
- 田谷敬生『女腹切の考察と女性の切腹例』奇譚クラブ1953年(昭和28年)8月号, p60
- 中康弘通『切腹願望と女性心理』奇譚クラブ1953年(昭和28年)9月号, p36
- 田谷敬生『女性切腹の繪について』奇譚クラブ1953年(昭和28年)9月号, p49
- 亀岡絃七郎『女腹切八景 女情抄』奇譚クラブ1953年(昭和28年)10月号, p144
- 亀岡絃七郎『美姫情史』奇譚クラブ1953年(昭和28年)11月号, p154
- 川合伊都子『野薊』奇譚クラブ1953年(昭和28年)12月号, p45
- 『切腹通信』奇譚クラブ1953年(昭和28年)12月号, p135
- 亀岡絃七郎『婦道一路』奇譚クラブ1953年(昭和28年)12月号, p179
- 田谷敬生『女性切腹断想』奇譚クラブ1954年(昭和29年)4月号, p88
- 岸田映子『私は切腹した』奇譚クラブ1954年(昭和29年)4月号, p110
- 中康弘通『切腹夜話（二）』奇譚クラブ1954年(昭和29年)3月号, p64
- 亀岡絃七郎『女腹切八景 星は濡れている』奇譚クラブ1954年(昭和29年)3月号, p176
- 中康弘通『切腹夜話（三）』奇譚クラブ1954年(昭和29年)4月号, p146
- 川合伊都子『私の切腹遊戯』奇譚クラブ1954年(昭和29年)7月号, p82
- 兵頭庫一『白への憧憬』奇譚クラブ1954年(昭和29年)7月号, p162
- 翠芳元『血染めの舞台』奇譚クラブ1954年(昭和29年)7月号, p189
- 探書生『草雙紙合巻にあらわれた女腹切』奇譚クラブ1955年(昭和30年)2月号, p68
- 井上一雄『映画に現れた切腹シーン』奇譚クラブ1955年(昭和30年)2月号, p282
- 笠原孫之助『或る切腹マニアの恋文』奇譚クラブ1956年(昭和31年)4月号,p30
- 青山芳樹『女剣士の切腹について』奇譚クラブ1956年(昭和31年)4月号,p64
- 鳴竹成太郎『乙女の腹切抄』奇譚クラブ1956年(昭和31年)7月号,p158
- 藤山秀雄『続・乗馬ズボンの女切腹』奇譚クラブ1956年(昭和31年)10月号, p155
- 法谷四郎『続・切腹曼陀羅圖絵』奇譚クラブ1957年(昭和32年)4月号
- 青山芳樹『女体切腹秘話 愁風連』奇譚クラブ1958年(昭和33年)1月号, p 132
- 須藤律夫『切腹雑感とその種々相に就て』奇譚クラブ1958年(昭和33年)4月号, p38
- 南方純『日本印象記ー外人の見た女はらきりー』奇譚クラブ1958年(昭和33年)4月号, p113
- 中康弘通『悲愴美の世界 続・女腹切りの史実と小説』裏窓1959年(昭和34年)9月号, p90(挿絵：栗原伸)
- 青山敏樹 『大人の腹切り女性の奇妙な告白記』100万人のよる1959年(昭和34年)9月号
- 藤森一夫『新聞紙上に出た切腹実話』奇譚クラブ1961年(昭和36年)8月号, p139
- 中康弘通『悲愴美の世界(二) 女腹切りの史実と小説』裏窓1959年(昭和34年)7月号, p66(挿絵：灘五郎)
- 森猛雄『"切腹”という自殺形式の美』奇譚クラブ1961年(昭和36年)3月号,p84
- 真野瞳『お姫さまと奴僕の一日』(挿絵：江戸川重郎)風俗奇譚1961年(昭和36年)12月号
- 南方純『切腹フォト評判記』奇譚クラブ1962年(昭和37年)4月号, p124
- 兵藤庫一『奇クサロン 四月号を読みて』奇譚クラブ1962年(昭和37年)5月号, p115
- 奥田夜絃『喪蝶』奇譚クラブ1962年(昭和37年)5月号, p172
- 草原折夫『切腹となっぱデニム』奇譚クラブ1962年(昭和37年)5月号, p185
- 池沢伸介『雪姫さま御切腹』読切時代小説 1963年(昭和38年)5月号。挿絵は三谷一馬。
- 黒部恭治『切腹殉教記』裏窓1963年(昭和38年)7月号。挿絵は小日向一夢。
- 中康弘通『殉難抄』奇譚クラブ1964年(昭和39年)2月号, p178
- 城山秀彦『ハラキリにつかれた四人の外国女性』風俗奇譚1964年(昭和39年)8月号
- 高野原美『女性切腹随想』 奇譚クラブ1966年(昭和41年)4月号, p56
- 飯森潔『女体切腹小説 殉愛の女』 奇譚クラブ1966年(昭和41年)10月号, p132
- 『志村曜子の切腹シーン 劇団「赤と黒」』風俗奇譚1968年(昭和43年)1月号
- 南方純『劇団「赤と黒」の女の切腹』奇譚クラブ1968年(昭和43年)2月号, p16
- 山城七々男『舞台に見る女体切腹』奇譚クラブ1968年(昭和43年)2月号, p18
- 本郷寅夫『切腹 - この魅せられたる自虐 -』サスペンス&ミステリーマガジン 1968年(昭和43年)9月創刊号
- 中康弘通『切腹百年史』奇譚クラブ1971年(昭和46年)1月号
- 中康弘通『切腹研究夜話 文芸切腹 鷲尾雨工篇』奇譚クラブ1972年(昭和47年)1月号, p133
- 城山秀彦『「過去・現在・未来」の完結を前にして 秀彦すこし休む ー切腹の周辺ー』SMファンタジア1975年(昭和50年)6月号
- 中康弘通『切腹 夜話篇』(三人会, 1979)(挿絵：江戸川重郎)
- 中康弘通『女人哀詩 昭和篇』(三人会, 1979)(挿絵：江戸川重郎)
- 中康弘通『女人哀詩 歴史篇』(三人会, 1979)(挿絵：江戸川重郎)
- 藤崎緋沙子『切腹こそ美の極致 喪装疼かす自刃儀式』小説SMセレクト1982年(昭和57年)1月号
- 春日井剛『女性切腹プレイへの誘い』シークレット1984年(昭和59年)6月1日、創刊号。
- 伊井佐佑『早乙女宏美の緊縛と女腹切り』in 緊美研通信1989年(平成元年)6月創刊号
切腹関連絵画
- 青山芳樹・案、滝れい子・画『切腹－女志士の自刃』奇譚クラブ1963年(昭和38年)8月号, 口絵
- 滝れい子『スキー服スタイルの切腹』奇譚クラブ1962年(昭和37年)5月号, グラビア
- 畔亭数久『切腹断想』奇譚クラブ1964年(昭和39年)3月号
- 室井亜砂路『僕のイメージ画集「緊縛と切腹」』奇譚クラブ1966年(昭和41年)4月号, p10
切腹関連写真
- 『切腹の擬態写真について』奇譚クラブ1953年(昭和28年)11月号, グラビア
- 『女の切腹』奇譚クラブ1953年(昭和28年)12月号, グラビア
- 大塚啓子『女性の血紅切腹』奇譚クラブ1962年(昭和37年)4月号, グラビア
- 大塚啓子『女体自刃擬態とそのアップ』奇譚クラブ1962年(昭和37年)5月号, グラビア
- 大塚啓子『女体切腹擬態連続フォト』奇譚クラブ1964年(昭和39年)9月号, グラビア
- 江戸川重郎『哀憐切腹三態』SMファンタジア1973年(昭和48年)No.8
- 『早乙女宏美切腹写真大全』(永田社, 2002?)
- 池内功和・早乙女宏美『NIOUHASU～匂う蓮～』(2012.2)。早乙女宏美書き下ろし小説「蓮の誘惑」、氏家幹人「切腹に関する考察」を含む。
桐の会
女性切腹マニアの会。
分譲切腹フォト
切腹関連ビデオ・DVD
- 『早乙女宏美 悲壮美』(2013.5)(製作協力：風俗資料館、製作・撮影・監督：Pedro Diniz Reis、出演：早乙女宏美 、協力：Alice Liddell)
- 『情怨 早乙女宏美』(2014.4.28)(製作協力：風俗資料館、製作・構成：ナイトメア、出演：早乙女宏美 )
ギャラリー
トピックス
- 2011年(平成23年)1月9日に風俗資料館で女性切腹同好会『桐の会』と早乙女宏美企画による『第一回 切腹懇親会』が開催。
- 2014年(平成26年)5月22日〜6月9日、百日紅にて『SOTARO個展〜早乙女宏美切腹写真〜「春に死す」』
引用文献
注釈
- ↑ "切腹の作法″〝検視の作法〞〝介護の作法″に分れ、本式の切腹としてはへソの上一寸ばかりの、左から右へと引き廻す。あるいは、へソの下通りがよし。深さは、三分か五分まで、ついで左手を刀の右手に持ち添えて、右のけい動脈をかき切る
お役たちweb
つながり
早乙女宏美 春原悠理 切腹、 灸、 女斗美、 ネクタール、 乗馬、 ラバー・ゴム、 スパンキング、 ソドミア、 鼻責め、 猿轡、 蜂胴、 浣腸、 六尺、 脚、 磔、 ゼンタイ ミイラ縛り
