「落合芳幾」の版間の差分
提供:SMpedia
(→エピソード) |
編集の要約なし |
||
(同じ利用者による、間の5版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
'''おちあい よしいく'''、1833年(天保4年)4月 - 1904年(明治37年) | [[画像:Kirareotomi.jpg|250px|thumbnail|1864年(元治元年)、[[森田座|守田座]]の『'''切られお富'''』を演ずる[[沢村田之助]](右)。絵は[[落合芳幾]]。]] | ||
'''おちあい よしいく'''、1833年(天保4年)4月 - 1904年(明治37年)2月6日。『'''無惨絵'''』で知られる江戸時代末期から明治時代初めの絵師。'''歌川国芳'''の弟子。1874年(明治7年)には最初の[[錦絵新聞]]である『'''錦絵版[[東京日々新聞]]'''』の発刊。 | |||
==概要== | ==概要== | ||
[[江戸時代]] | [[江戸時代]]末期から明治時代初めに活躍した歌川派の浮世絵師。[[歌川国芳]]の弟子。兄弟弟子の[[月岡芳年]]と共に『'''無惨絵'''』の絵師として知られる。1874年(明治7年)には最初の[[錦絵新聞]]である『'''錦絵版[[東京日々新聞]]'''』の発刊に関与。 | ||
==別名== | ==別名== | ||
歌川芳幾、一恵斎芳幾 | |||
==略歴== | ==略歴== | ||
1833年(天保4年)4月、東京に生まれる。 | 1833年(天保4年)4月、東京に生まれる。 | ||
14行目: | 15行目: | ||
1872年(明治5年)、日報社が日刊新聞『'''東京日々新聞'''』を創刊。現在の毎日新聞に続く<ref name="chiba">千葉市美術館編『'''[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4336049963/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4336049963&linkCode=as2&tag=iq05-22 文明開化の錦絵新聞―東京日々新聞・郵便報知新聞全作品]'''』(国書刊行会, 2008.1)</ref>。発起人の1人が[[落合芳幾]]。 | 1872年(明治5年)、日報社が日刊新聞『'''東京日々新聞'''』を創刊。現在の毎日新聞に続く<ref name="chiba">千葉市美術館編『'''[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4336049963/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4336049963&linkCode=as2&tag=iq05-22 文明開化の錦絵新聞―東京日々新聞・郵便報知新聞全作品]'''』(国書刊行会, 2008.1)</ref>。発起人の1人が[[落合芳幾]]。 | ||
1874年(明治7年)、日刊新聞『'''東京日々新聞'''』のいわゆる三面記事を[[錦絵]]化した『'''錦絵版[[東京日々新聞]]'''』が創刊。絵は[[落合芳幾]]。版元は「具足屋」<ref name="chiba"></ref>。 | 1874年(明治7年)、日刊新聞『'''[[東京日々新聞]]'''』のいわゆる三面記事を[[錦絵]]化した『'''錦絵版[[東京日々新聞]]'''』が創刊。絵は[[落合芳幾]]。版元は「具足屋」<ref name="chiba"></ref>。 | ||
1875年(明治8年)、「平仮名絵入新聞」(のちの「東京絵入新聞」)の創刊に関わる。 | |||
==エピソード== | ==エピソード== |
2014年4月21日 (月) 08:53時点における最新版
おちあい よしいく、1833年(天保4年)4月 - 1904年(明治37年)2月6日。『無惨絵』で知られる江戸時代末期から明治時代初めの絵師。歌川国芳の弟子。1874年(明治7年)には最初の錦絵新聞である『錦絵版東京日々新聞』の発刊。
概要
江戸時代末期から明治時代初めに活躍した歌川派の浮世絵師。歌川国芳の弟子。兄弟弟子の月岡芳年と共に『無惨絵』の絵師として知られる。1874年(明治7年)には最初の錦絵新聞である『錦絵版東京日々新聞』の発刊に関与。
別名
歌川芳幾、一恵斎芳幾
略歴
1833年(天保4年)4月、東京に生まれる。
1850年頃、歌川国芳に入門。
1866年(慶応2年)、落合芳幾と月岡芳年との競作『英名二十八衆句』が大人気に。
1872年(明治5年)、日報社が日刊新聞『東京日々新聞』を創刊。現在の毎日新聞に続く[1]。発起人の1人が落合芳幾。
1874年(明治7年)、日刊新聞『東京日々新聞』のいわゆる三面記事を錦絵化した『錦絵版東京日々新聞』が創刊。絵は落合芳幾。版元は「具足屋」[1]。
1875年(明治8年)、「平仮名絵入新聞」(のちの「東京絵入新聞」)の創刊に関わる。
エピソード
- 月岡芳年は弟弟子。
- 弟子に小林幾英、木村幾年、武田幾丸、泉幾勝。
代表作
関連図書
引用文献
- ↑ 1.0 1.1 千葉市美術館編『文明開化の錦絵新聞―東京日々新聞・郵便報知新聞全作品』(国書刊行会, 2008.1)
注釈
お役たちweb
つながり
江戸時代 捕縄術 江戸時代の責め 伝統芸能の中の責め 歌川国芳 勝川春章 歌川國貞 月岡芳年 落合芳幾 明治大学博物館 發花杖 江戸三座 中将姫の雪責め 明烏夢泡雪 魁駒松梅桜曙微 白木屋お熊 澤村田之助 草双紙