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2012年2月26日 (日) 16:22時点における版
かやま しげる、1928年(昭和3年)?-
概要
緊縛師。実業家。映画製作。ビデオ制作。
別名
Shigeru Kayama、芳賀吉孝(本名)、賀山芳男
略歴
1950年(昭和25年)頃、「早稲田の学生時代・・映画の撮影場所に入り浸り、劇場にたむろする」生活を送っていたとある[1][注 1]。
1954年(昭和29年)、上田青柿郎の「縛りの撮影会」で緊縛を学ぶ[2]。当時、上田は辰巳出版にいたようだ[1]。
1959年(昭和34年)-62年(昭和37年)、団鬼六と交友を始める[1][注 3]。
1965年(昭和40年)頃、奇譚クラブ主催の「山原清子[注 4]の刺青完成会」に出席[2]。
1966年(昭和41年)頃、団鬼六から谷ナオミを紹介される[1]。
1968年(昭和43年)、団鬼六の『赤い拷問』(ヤマベ・プロ)のロケの見学。
1969年(昭和44年)、芳賀書店から出た団鬼六の『緊縛写真集』の製作に関与。
1979年(昭和54年)、六本木にSMサロン「SAMM」オープン[1]。
1980年(昭和55年)、早乙女宏美[1]や森美貴[3]がSAMMに参加。
1981年(昭和56年)、サム・ビデオ・センター設立。
1982年(昭和57年)、「復刊奇譚クラブ」の発刊に関与[注 5]。
1983年(昭和58年)、にっかつ「蛇の穴」の緊縛指導。
1984年(昭和59年)、芳友社設立。SAMMはメインレーベル。
2005年(平成17年)2月1日、ホームページ『賀山茂の世界』を開始(既に閉鎖)。
h.m.p、芳友舎、銀河映像、ビデオバンク、メディア・ジャック、メディア・ワーク・ステーションからなる『芳友グループ』の会長。
エピソード
代表作
映画
- 『団鬼六 蛇の穴』(1983.2.25)(製作:鬼プロ、配給=にっかつ、監督:藤井克彦、緊縛指導:賀山茂、脚本:佐伯俊道、出演:志麻いづみ 花真衣 水木薫 松井美世子 中原潤)
- 『くノ一忍叫伝 HOTARU』(銀河映像, 2001)(製作:賀山茂、監督・脚本:石川均 、出演:斎藤志乃 かとうあつき 平賀勘一 森保郁夫 山本竜二 やべきょうすけ)
ビデオ
雑誌
- 賀山茂『辻村隆氏との交遊記』復刊奇譚クラブ1982年(昭和57年)3月号
- 賀山茂『縄愛回顧録』別冊S&Mスナイパー1983年(昭和58年)3月号から1984年(昭和59年)1月号
- 賀山茂『縄の魔術師「辻村隆氏」との交遊記 その2 古都より愛をこめて』復刊奇譚クラブ1982年(昭和57年)4月号, p20
- 賀山茂『裸足で歩いたSM道』S&Mスナイパー2005年(平成17年)から
参考資料
注釈
- ↑ 「浅草ロックで楽屋遊びをしていた或る日の或る小屋で「松旭斎天勝」のマジックショウが上演されており、その中のワンシーンで美女ががんじがらめに縛られ・・・私は毎日そのシーンだけを見に行きました。思えばその頃から奇人・変人の道に入ったのでしょう。」とある。ここでの「松旭斎天勝」は年代的に初代(1986-1944)ではない。
- ↑ 賀山は辻村との出会いを、「山花清子の刺青完成会」の場であるとも書いていることがあり、話が合わない。
- ↑ 『賀山茂の世界』では1959年(昭和34年)となっているが、2011年(昭和23年)、Webスナイパーの団鬼六追悼インタビューでは「新橋駅前の旧闇市の飲み屋で・・・ある日、隣で2、3度顔を見たことのある男から「よく会いますね」と声を掛けられて意気投合、これが高校教師時代の団鬼六だった。1962(昭和37)年頃のことである。」「三崎のうまい魚で一杯やろうということになって、三崎で酒を飲み交わした。団さんは、深酒するとすぐに寝ちゃうんだ。それから急速に仲良くなって、思いつくとそのまま水戸黄門のような旅に出かけた。金も持たない、予定なし、めくらめっぽうにね。団さんは風呂が好きで温泉のあるところに出掛けることが多かったな」 とある。
- ↑ 1964年(昭和39年)12月号のカメラハントに登場
- ↑ 3月創刊。(株)きたん社。港区六本木2-4-5-402。発行人:森田公治、編集:風俗史料保存会(東京都中央区銀座1-22-10ストークビル501)
つながり
団鬼六 辻村隆 吉田稔 長田英吉 明智伝鬼 谷ナオミ 早乙女宏美 武いさを 花真衣