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'''くにえだ かんじ'''、1892年(明治25年)-1956年(昭和31年) | '''くにえだ かんじ'''、1892年(明治25年)-1956年(昭和31年)。大正から昭和にかけて活動した人気作家。江戸情緒と官能美を特色とする小説には、[[岩田専太郎]]、[[小村雪岱]]、[[山本武夫]]らの絵師が挿絵を提供。[[カストリ雑誌時代の奇譚クラブ]]である1948年(昭和23年)の『爽秋讀切傑作號』には『圍い者』が掲載されており、[[滝麗子]]こと[[柴谷宰二郎]]が挿絵を描いている。 | ||
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小説家。『東洲斎写楽』『歌麿』など江戸情緒豊かな官能美が特色。 | 小説家。『東洲斎写楽』『歌麿』など江戸情緒豊かな官能美が特色。 | ||
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1934年(昭和9年)、読売新聞に[[邦枝完二]]『'''お伝地獄'''』連載。挿絵は[[小村雪岱]]。 | 1934年(昭和9年)、読売新聞に[[邦枝完二]]『'''お伝地獄'''』連載。挿絵は[[小村雪岱]]。 | ||
1948年(昭和23年)、[[カストリ雑誌時代の奇譚クラブ]]である通刊9号『爽秋讀切傑作號』に[[邦枝完二]]『圍い者』(挿絵[[柴谷宰二郎]])。 | |||
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*[[邦枝完二]]『'''毒婦暦'''』([[オール・ロマンス社]], 1946.8.1) | |||
*[[人間復興]]1947年(昭和22年)11月(通巻4)号『風俗心理研究号』に[[式場隆三郎]]、[[邦枝完二]]、玉川一郎、[[高橋鐵]]らの記事。 | |||
*[[邦枝完二]]『'''圍い者'''』[[奇譚クラブ]]1948年(昭和23年)10月通巻第9号。[[滝麗子]]が[[柴谷宰二郎]]名で挿絵。 | *[[邦枝完二]]『'''圍い者'''』[[奇譚クラブ]]1948年(昭和23年)10月通巻第9号。[[滝麗子]]が[[柴谷宰二郎]]名で挿絵。 | ||
*[[邦枝完二]]『'''色道大鑑'''』in 色道大鑑嬌艶傑作集 (五色文庫, 1948.11)。挿絵は[[山本武夫]]。 | *[[邦枝完二]]『'''色道大鑑'''』in 色道大鑑嬌艶傑作集 (五色文庫, 1948.11)。挿絵は[[山本武夫]]。 | ||
*[[邦枝完二]]「お伝の方」挿絵は[[清水三重三]]。 | |||
== 引用文献== | == 引用文献== |
2014年3月4日 (火) 12:45時点における最新版
くにえだ かんじ、1892年(明治25年)-1956年(昭和31年)。大正から昭和にかけて活動した人気作家。江戸情緒と官能美を特色とする小説には、岩田専太郎、小村雪岱、山本武夫らの絵師が挿絵を提供。カストリ雑誌時代の奇譚クラブである1948年(昭和23年)の『爽秋讀切傑作號』には『圍い者』が掲載されており、滝麗子こと柴谷宰二郎が挿絵を描いている。
概要
小説家。『東洲斎写楽』『歌麿』など江戸情緒豊かな官能美が特色。
別名
略歴
1934年(昭和9年)、読売新聞に邦枝完二『お伝地獄』連載。挿絵は小村雪岱。
1948年(昭和23年)、カストリ雑誌時代の奇譚クラブである通刊9号『爽秋讀切傑作號』に邦枝完二『圍い者』(挿絵柴谷宰二郎)。
エピソード
代表作
- 邦枝完二『毒婦暦』(オール・ロマンス社, 1946.8.1)
- 人間復興1947年(昭和22年)11月(通巻4)号『風俗心理研究号』に式場隆三郎、邦枝完二、玉川一郎、高橋鐵らの記事。
- 邦枝完二『圍い者』奇譚クラブ1948年(昭和23年)10月通巻第9号。滝麗子が柴谷宰二郎名で挿絵。
- 邦枝完二『色道大鑑』in 色道大鑑嬌艶傑作集 (五色文庫, 1948.11)。挿絵は山本武夫。
- 邦枝完二「お伝の方」挿絵は清水三重三。
引用文献
注釈