亀甲縛り
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きっこうしばり
概要
【用法1】捕縄術に見られる、背面、あるいは前面に大きく「亀模様」を形成する緊縛の技法。捕縄術の基本的な縛りは、「首」「高手」「小手」を拘束する縛りだが、左右の「高手」2箇所ずつ合計4箇所と「首」「小手」の6箇所か「亀模様」になるような捕縄術の縛り。
【用法2】少なくともその1つに「亀模様」を形成する緊縛技法。一般的に「亀甲縛り」と呼称される緊縛法の多くは「菱形」から形成され、「亀模様」を含まない場合が多い。この場合、正確には「菱縄縛り」と呼ばなくてはならず、そのように呼んでいる緊縛師も多い。「亀甲菱縄」のように、両方の意味をもたせた呼称も存在し、実際に「菱形」と「亀模様」が混在する緊縛も存在する。
別名
英語表記
Kikkou shibari
解説
「亀甲」という言葉自体は古くから存在したようで、室町時代の小笠原流の結びの1つに「亀甲結び」が存在する。一達流の捕縄術にも「亀甲」と呼ばれる縛り方が存在する。
参考となる文献教材
菱縄縛りの範疇の亀甲縛りを教える緊縛教材
- ダーティ工藤『緊縛術 I 』(Dirty Factory, 2000)
- ダーティ工藤『緊縛術 IV』(Dirty Factory, 2002)
- 長池士『SMにおける縛り方の極意4』(インターラボ, 2002)
- ダーティ工藤『今日からデキるSM講座 入門編』(ロイヤルアート, 2003)
- 濡木痴夢男『秘技伝授 緊縛入門』(ハムレット, 2001)
- 京夜『緊縛本番 上巻』(北斗パートナーズ, 2006)
狭義の亀甲縛りを教える緊縛教材
- 長田一美『M女が語る 女性に好かれる縛り方』(長田ゼミナール, 2004)
- 明智伝鬼 神浦匠『緊縛技形宝典 第壱章』(縛友会, 2005)
- 有末剛『緊縛の心と技2 (床技編1)』(十五や, 2009)
- ダーティ工藤『新・緊縛術 2』(Dirty Factory, 2010.9.25)(モデル:宮咲志帆)
いろいろな緊縛師の亀甲縛りの特徴
引用文献
注釈
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