妖奇
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ようき
概要
1947年(昭和22年)から1953年(昭和28年)まで発行された雑誌。初期はカストリ雑誌らしい作りだったが、徐々にエロスを前面に押し出した大衆小説誌となっていく。1952年(昭和27年)に『トリック』へ と誌名改題している。
発行年・出版社
1947年(昭和22年)から1953年(昭和28年)[注 1]、オールロマンス社
発行人・編集人
発行者:本多喜久雄
歴史
1947年(昭和22年)、オールロマンス社より発行者:本多喜久雄で創刊。
1948年(昭和23年)、増刊号で野村胡堂の『恋文道中記』を一挙掲載[注 2]。
1952年(昭和27年)に『トリック』へ と誌名改題。
1953年(昭和28年)、終刊。終刊号では島本春雄の『振袖小姓捕物控』が14編再録。
代表作
エピソード
- 創刊当初は戦前に発表された小説の再録が中心としており、その大半は『新青年』からの転載。
- 当初は裏表紙がカレンダーになっており、後に姉妹誌ともいえる『オールロマンス』の広告となった。
- 大雑把な編集方針だったのか、実際の事件を検証した新聞連載小説「小笛事件」(山本禾太郎・作)は単行本化されていたにも関わらず、読者に犯人を当てさせる試みが懸賞付きで行われている。
- バックナンバーは東京都豊島区のミステリー文学資料館にて閲覧可能。