その後の奇譚クラブ
概要
正統な奇譚クラブかどうか意見が判れるが、1980年代に奇譚クラブ復刊号、1990年代に奇譚クラブ平成版が出版されている。
奇譚クラブ復刊号
きたんくらぶふっかんごう
概要
誌名は『奇譚クラブ』であって、誌名に復刊や復刊号などは含まれない。
1982年(昭和57年)3月(復刊記念号)~(翌年1・2月合併号までの出版が確認されている)月刊のSM専門誌として発行。吉田稔から奇譚クラブの商標権を受け継いでいた賀山茂の尽力によって復刊。辻村隆、須磨利之、ロマン派生などの奇譚クラブの関係者の作品が出ている。
別名
発行年・出版社
1982年(昭和57年)3月(復刊記念号)~翌年1・2月合併号までの出版が確認されている、(株)きたん社、雑誌コード:02805-xx
発行人・編集人
発行人:森田公治、編集:風俗資料保存会(東京都中央区銀座1-22-10ストークビル501)。
主な出来事
1982年(昭和57年)3月 復刊記念号、雑誌コード:02805-3、巻号:第1巻 第1号、定価:1,000円
~(この間、休刊なし)
1983年(昭和58年)1・2月合併号、雑誌コード:02805-2、巻号:第1巻 第11号、定価:1,200円
これ以降の出版状況は未確認だが、否定するわけではない。[注 1]
エピソード
- カストリ雑誌時代の奇譚クラブの途中(昭和25年頃)から「奇譚クラブ」のタイトル書体は継続一貫していたが、この復刊号では異なる書体(昭和22年の創刊号に似た書体)が採用。
- 復刊号の雑誌コードは天星社時代から奇譚クラブに使われていたIBMナンバー2805をそのまま受け継いでいる為、出版業界では同じ雑誌として流通していた事になる。
引用文献
注釈
- ↑ 1983年(昭和58年)1・2月合併号が確認されている最後の号だが、この号の巻末編集ノートには読者投稿を促すメッセージと供に「昭和58年も本誌にとって多難な年になりそうですが、皆様の一層の支援を御願いします」という記載があり、休刊や廃刊に付いては一切触れていない。
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奇譚クラブ平成版
きたんくらぶへいせいばん
概要
誌名は『奇譚クラブ』であって、誌名に平成版は含まれない。
奇譚クラブ創刊号から50周年にあたる平成9年(1997)11月より新装、平成版として発行された。
SMも扱う風俗雑誌として熟女秘宝館の増刊号として発行。昭和40年代前半の奇譚クラブに掲載されていた記事やモノクロ写真を数点ほど再掲載している。
発行年・出版社
1997年(平成9年)11月〜1998年(平成10年)7月、発行所:(株)ユニ報創、
発行人・編集人
主な出来事
1997年(平成9年)11月、熟女秘宝館11月号増刊として新装刊、雑誌コード:05322-11、定価:1600円、奇譚クラブ再録:「幼児からの遍路」「女性肥満体の郷愁」「女性の乳房礼讃」
1998年(平成10年)3月、熟女秘宝館3月号増刊として新装2号、雑誌コード:05322-3、定価:1600円、奇譚クラブ再録:「真実の叫び」
1998年(平成10年)7月、熟女秘宝館7月号増刊、3号、雑誌コード:05322-7、定価:1600円、衝撃告白 現代のタブー・近親相姦
エピソード
- 新装刊1号は奇譚クラブ創刊号(1947年11月)から、ちょうど50年目(半世紀)にあたる1997年11月に発売されている。
引用文献
注釈
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- 龍之巣奇譚クラブ 全巻(本誌・増刊・別冊・限定版・復刊・平成版)の一覧・通刊番号・巻号・概要を閲覧できる
つながり
- 奇譚クラブ
- カストリ雑誌時代の奇譚クラブ
- 奇譚クラブの別冊・増刊号
- その後の奇譚クラブ
- 美しき縛しめ
- 奇譚クラブの分譲写真
- KK通信
- 奇譚クラブのモデル達
- 奇譚クラブの読者座談会
- 非小説『性液』
- SMカメラ・ハント
- 鬼六談義
- 白表紙
吉田稔、須磨利之、辻村隆、塚本鉄三、杉原虹児、伊藤晴雨、濡木痴夢男、中康弘通、沼正三、森下高茂、団鬼六、山岸康二、千草忠夫、芳野眉美、朝野祐、 喜多玲子、滝麗子、都築峰子、北原純子、畔亭数久、南村俊平、南川和子、小妻容子、四馬孝、春川ナミオ、室井亜砂二、 切腹、 灸、 女斗美、 ネクタール、 乗馬、 ラバー・ゴム、 スパンキング、 ソドミア、 鼻責め、 猿轡、 蜂胴、 浣腸、 六尺、 脚、 磔、 ゼンタイ ミイラ縛り