「司書房」の版間の差分

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2024年11月14日 (木) 07:40時点における最新版

東京三世社の一派が移籍し「SMファン」創刊。「SMフロンティア」「小説SMファン」他。80年代初めに三和出版がスピンアウト。

概説

1971年(昭和46年)、東京三世社の一派が独立して創立。SMファン、別冊SMファン、S&Mフロンティアを出版していた。2007年(平成19年)に倒産するまで30年余りわたりSM雑誌出版社として活躍し、三和出版と関連が深い。

歴史

1948年(昭和23年)7月5日、桃園書房を唐沢好雄が創立^[1]

1971年(昭和46年)7月、桃園書房の子会社として創立^[2]。東京三世社から石川精亨他3名が移ってくる。

1971年(昭和46年)10月、『セクシー映画深夜劇場 HOTマガジン』創刊。

1971年(昭和46年)12月、『SMファン』創刊。編集人は石川精亨、発行人は古川隆。

1972年(昭和47年)、平田明や浅田昌弘が入社。

1972年(昭和47年)３月、『美女悦虐小説』SMファン3月増刊号を出版。

1972年(昭和47年)8月、『増刊SMファン』を『別冊SMファン』として独立。

1973年(昭和48年)7月5日、会社登記。

1974年(昭和49年)、S&Mフロンティア創刊。

1974年(昭和49年)、三和出版を作る。

1974年(昭和49年)、小悪征夫の紹介で早川佳克が司書房に入社^{[注 1]}。「別冊SMファン」デスクに2年半程。この時の「別冊SMファン」のデスクに須藤将史がおり、親密になる^[3]。

1982年(昭和57年)春頃、SMファンの編集人、発行人であった浅田昌弘が石川精亨、古川隆と共に三和出版の名義をもらい独立。松本裕、杉浦則夫も行動を共にする。

1985年(昭和60年)頃、山本直樹の単行本がヒット^[1]。

1988年(昭和63年)5月、SMファン終刊。

1995年(平成7年)頃、倒産したベップ出版のビルを買収^[1]。

2005年(平成17年)頃、設立者一族が株を売却、オーナー、取締役陣が一新^[1]。

2006年(平成18年)、桃園書房とともに東京都千代田区三崎町から中央区八丁堀一丁目4番10号に移転。集部員のリストラが労働争議となり敗訴^[1]。

2007年9月(平成19年)、桃園書房とともに破産。代表取締役石井文彦。

所在地

東京都千代田区神田司町2-5

101-0061　東京都千代田区三崎町2-11-7　桃園ビル。2002年

東京都中央区八丁堀一丁目4番10号に移転。(2006年から）

代表的な雑誌・書籍

SMファン (司書房, 1971-1988)
増刊SMファン (司書房, 1972?-)
HOTマガジン (司書房, 1971-1973?)
Softマガジン (司書房, 1971?-)
別冊SMファン (司書房, 1972-)^{[注 2]}
S&Mフロンティア (司書房, 1974-)^{[注 3]}
シネマセクシカ(司書房, 1976-)
小説SMファン (司書房, 1980^{[注 4]}-1985)
BIZARRE MAGAZINE VOL.1(司書房, 1990.3)
『ツカサムックNo.78 完全緊縛マニュアル』(司書房, 1997)

雑誌

『セクシー映画深夜劇場 HOTマガジン』、1971年(昭和46年)1973年(昭和48年)11月号??
『Softマガジン』、1971頃?
『SMファン』、1971年(昭和46年)12月号-1988年(昭和63年)5月号
『増刊SMファン』、
『別冊SMファン』、1974年(昭和49年)11月-^{[注 5]}
『小説SMファン』、-1985年(昭和60年)9月号
『S&Mフロンティア』、1974年(昭和49年)6月-
『ヤングウインキー』、
『PLAY&LOVE』、
『SM秘密俱楽部』、
『小説エロス』、
『漫画エロス』、
『漫画スーパーエロス』、
『実話セクシカ』、
『漫画セクシカ』、
『シネマセクシカ』、1976頃？
『漫画ラブエロ』、
『美女調教通信』
『人妻熟女報告』

写真集

『緊縛フォト美女縄怨図 SMフロンティア昭和51年1月増刊号』(司書房, 1976)
『緊縛フォト美女愛縛図 SMファン昭和52年1月増刊号未発表悦虐フォト集愛蔵保存版』(司書房, 1977)
『縄恋い美女緊縛美女シリーズPART2 実話セクシカ昭和53年2月臨時増刊』(司書房, 1978)
『SMグラフ全部未発表縄濡れ美女全集漫画セクシカ昭和55年10月増刊号』(司書房, 1980)

書籍

町田鶴夫『THE EROS '84　性風俗資料館』(司書房, 1984)

ツカサムック

『ツカサムックNo.01 スキン・ラブ』(司書房, 1993.6.15, 編集人：都田俊彦, 雑誌コード：66011)
『ツカサムックNo.07 マニアHOUSE VOL.13』(司書房, 1996.8.15)
『ツカサムックNo.14 ス―パボディコンカタログ VOL.5』(司書房, 19910.7.25)
『ツカサムックNo.19 マニアHOUSE VOL.2』(司書房, 1993.11.15)
『ツカサムックNo.20 マニアHOUSE VOL.14』(司書房, 1996.1.15)
『ツカサムックNo.26 美女秘縛館　オールカラーSM官能写真集』(司書房, 1989)
『ツカサムックNo.31 完全緊縛マニュアルDX 玄人仕込み実践編』(司書房, 2006)(編集発行人：長野保憂)
『ツカサムックNo.34 BIZARRE AND EXOTIC SEXY』(司書房, 1989.5.25)
『ツカサムックNo.39 完全緊縛マニュアルデラックス』(司書房, 1998.12.25)(編集人：佐和田淳、発行人：長野保由)
『ツカサムックNo.40 美女調教通信 VOL.2』(司書房, 1989.8.25) 永野邦裕
『ツカサムックNo.44 マニアHOUSE VOL.5』(司書房, 1994.8.15)
『ツカサムックNo.50 SM調教体験通信 8』(司書房, 1992.5.25)
『ツカサムックNo.52 マニアHOUSE VOL.6』(司書房, 1994.11.15)
『ツカサムックNo.?? マニアHOUSE VOL.11』(司書房, 1996)
『ツカサムックNo.?? マニアHOUSE VOL.15』(司書房, 1997)
『ツカサムックNo.56 女王館通信 Vol.30』(司書房, 1997)
『ツカサムックNo.57 BIZARRE AND FETISH WORLD ビザール VOL.3』(司書房, 1990?)
『ツカサムックNo.64 SMDX 愛玩隷嬢 VOL.3』(司書房, 2001.7.25, 雑誌コード：66015)
『ツカサムックNo.66 マニア耽美帖　第1号』(司書房, 1997)(編集人：奥田玄、発行人：長野保由)
『ツカサムックNo.71 Swapping Partner Vol. 3』(司書房, 2000.8.25)(編集人：奥田玄、発行人：長野保由)
『ツカサムックNo.77 M嬢快楽調教緊縛美女十八図鑑』(司書房, 1997.12.25,雑誌コード：66012)
『ツカサムックNo.78 完全緊縛マニュアル』(司書房, 1997.12.25)(編集人：わだじゅん、発行人：長野保由)
『ツカサムックNo. ? SM官能ゴールドVol.1 』(司書房, 1997)
『ツカサムックNo.84 マニア耽美帖　第2号』(司書房, 1998)(編集人：奥田玄、発行人：長野保由)
『ツカサムックNo.91 ス―パボディコンカタログ VOL.3』(司書房, 1990.12.25)(編集人：石田豊太、発行人：永野邦裕)

エピソード

2005年(平成17年)の年商は30億円^{[注 6]}
神田の司町にあったので「司書房」と名が付いた。
阿佐田哲也こと色川武大が麻雀放浪の後に就職した^[1]。

引用文献

↑ ^1.0 ^1.1 ^1.2 ^1.3 ^1.4 ^1.5 Wikipediaより
↑ 昔のHP
↑ 早川佳克『流刑されたSM誌』フォトスナイパー1988年(昭和63年)4月号

注釈

↑ 入社後、当時編集長であった平田明を知る
↑ 司書房から創刊されたが出版元は途中三和出版に変更。
↑ 司書房から創刊されたが出版元は途中三和出版に変更。
↑ 三和出版から創刊されたが出版元は途中司書房に変更。
↑ 11月号より出版社が三和出版になる。
↑ 昔のHPによる。

お役立ちweb

昔のHP

つながり

平田明浅田昌弘石川精亨岩尾悟志

[Wikipedia-1] 1.0 ^1.1 ^1.2 ^1.3 ^1.4 ^1.5 Wikipediaより

[2] 昔のHP

[rukei-4] 早川佳克『流刑されたSM誌』フォトスナイパー1988年(昭和63年)4月号

[3] 入社後、当時編集長であった平田明を知る

[5] 司書房から創刊されたが出版元は途中三和出版に変更。

[6] 司書房から創刊されたが出版元は途中三和出版に変更。

[7] 三和出版から創刊されたが出版元は途中司書房に変更。

[8] 11月号より出版社が三和出版になる。

[9] 昔のHPによる。

[1]

[2]

[注 1]

[3]

[注 2]

[注 3]

[注 4]

[注 5]

[注 6]

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+[[画像:SMfan1.jpg|250px|thumbnail|[[SMファン]]1971年(昭和46年)12月創刊号([[司書房]])。表紙は[[山形強]]]]
+[[東京三世社]]の一派が移籍し「[[SMファン]]」創刊。「[[SMフロンティア]] 」「[[小説SMファン]]」他。80年代初めに[[三和出版]]がスピンアウト。
 ==概説==
-年(昭和46年)、[[東京三世社]]の一派が独立して創立。[[SMファン]]、[[別冊SMファン]]、[[SMフロンティア]]を出版していた。2007年(平成19年)に倒産するまで30年余りわたりSM雑誌出版社として活躍し、[[三和出版]]と関連が深い。
+年(昭和46年)、[[東京三世社]]の一派が独立して創立。[[SMファン]]、[[別冊SMファン]]、[[S&Mフロンティア]]を出版していた。2007年(平成19年)に倒産するまで30年余りわたりSM雑誌出版社として活躍し、[[三和出版]]と関連が深い。
 ==歴史==
-年(昭和23年)7月5日、初代オーナー[[唐沢好雄]]が創立<ref name="Wikipedia">Wikipediaより</ref>
+年(昭和23年)7月5日、[[桃園書房]]を[[唐沢好雄]]が創立<ref name="Wikipedia">Wikipediaより</ref>
 年(昭和46年)7月、[[桃園書房]]の子会社として創立<ref>[http://web.archive.org/web/19990508204422/http://www.tukasa.co.jp/info.html 昔のHP]</ref>。[[三世社|東京三世社]]から[[石川精亨]]他3名が移ってくる。
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 年(昭和46年)10月、『'''セクシー映画深夜劇場 HOTマガジン'''』創刊。
-年(昭和46年)12月、[[SMファン]]創刊。
+年(昭和46年)12月、『'''[[SMファン]]'''』創刊。編集人は[[石川精亨]]、発行人は[[古川隆]]。
 年(昭和47年)、[[平田明]]や[[浅田昌弘]]が入社。
+年(昭和47年)３月、『美女悦虐小説』[[SMファン]]3月増刊号を出版。
+年(昭和47年)8月、『'''[[増刊SMファン]]'''』を『'''[[別冊SMファン]]'''』として独立。
 年(昭和48年)7月5日、会社登記。
-年(昭和49年)、[[SMフロンティア]]創刊。
+年(昭和49年)、[[S&Mフロンティア]]創刊。
 年(昭和49年)、[[三和出版]]を作る。
+年(昭和49年)、[[小悪征夫]]の紹介で[[早川佳克]]が[[司書房]]に入社<ref group="注">入社後、当時編集長であった[[平田明]]を知る</ref>。「[[別冊SMファン]]」デスクに2年半程。この時の「[[別冊SMファン]]」のデスクに[[須藤将史]]がおり、親密になる<ref name="rukei">[[早川佳克]]『'''流刑されたSM誌'''』[[フォトスナイパー]]1988年(昭和63年)4月号</ref>。
 年(昭和57年)春頃、[[SMファン]]の編集人、発行人であった[[浅田昌弘]]が[[石川精亨]]、[[古川隆]]と共に[[三和出版]]の名義をもらい独立。[[松本裕]]、[[杉浦則夫]]も行動を共にする。
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 ==代表的な雑誌・書籍==
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-画像:SMfan.jpg|'''[[SMファン]]''' (1971-1988)
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+画像: softmgazine.jpg |'''[[Softマガジン]]''' ([[司書房]], 1971?-)
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 ===雑誌===
 *『'''セクシー映画深夜劇場 [[HOTマガジン]]'''』、1971年(昭和46年)1973年(昭和48年)11月号??
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 *『'''[[増刊SMファン]]'''』、
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-*『'''[[SMフロンティア]]'''』、1974年(昭和49年)6月-
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+*『'''[[S&Mフロンティア]]'''』、1974年(昭和49年)6月-
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 *『'''[[漫画エロス]]'''』、
+*『'''[[漫画スーパーエロス]]'''』、
 *『'''[[実話セクシカ]]'''』、
 *『'''[[漫画セクシカ]]'''』、

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