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1970年(昭和45年)9月、休刊。 | |||
==主な作品== | ==主な作品== | ||
*[[円城寺達]]「'''糠六閻魔帖''' | *[[中康弘通]]『'''宇能鴻一郎作品試論'''』[[あぶめんと]]1970年(昭和45年)4月創刊号, p11 | ||
*小宮卓「'''異色小説ぱとろーる''' | *[[須磨利之|円城寺達]]「'''糠六閻魔帖'''」[[あぶめんと]]1970年(昭和45年)創刊号～９月号（連作短編）【注１】 | ||
*[[島本春雄]]「'''紅蜘蛛伝奇''' | *小宮卓「'''異色小説ぱとろーる'''」[[あぶめんと]]1970年(昭和45年)創刊号から９月号（読物記事） | ||
* | *[[島本春雄]]「'''紅蜘蛛伝奇'''」[[あぶめんと]]1970年(昭和45年)創刊号～９月号（中絶。後に他所で加筆・完結させた） | ||
*北里英也「'''奴隷狩り''' | *[[須磨利之|円城寺達]]『'''羅生門の女'''』1970年(昭和45年)創刊号 | ||
*芦原修二「'''華やかに墓標を''' | *[[岩崎旭]]「'''鷹と狼'''」[[あぶめんと]]1970年(昭和45年)創刊号～９月号（中絶。単行本化の際に加筆・完結させた） | ||
*[[濡木痴夢男|白鳥大蔵]]「'''野ざらし勘平極道帖''' | *北里英也「'''奴隷狩り'''」[[あぶめんと]]1970年(昭和45年)５月号～９月号（中絶） | ||
*[[濡木痴夢男|藤見郁]]「'''地獄の逃亡者''' | *芦原修二「'''華やかに墓標を'''」[[あぶめんと]]1970年(昭和45年)５月号～９月号（中絶） | ||
*[[濡木痴夢男|白鳥大蔵]]「'''野ざらし勘平極道帖'''」[[あぶめんと]]1970年(昭和45年)８月号～９月号【注２】 | |||
*[[濡木痴夢男|藤見郁]]「'''地獄の逃亡者'''」[[あぶめんと]]1970年(昭和45年)８月号～９月号（中絶） | |||
== エピソード== | == エピソード== | ||
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*[[秋吉巒]]、[[沖渉二]]などが絵を描く。 | |||
*ロサンゼルス在住の日系アメリカ人から「内容は非常にユニークで、おもしろく、いつまでも離すことができない」というファンレターが須磨の手許に届けられた。同時に挿絵のオールカラー化を期待する要望も書かれており、須磨は困惑したと言う<ref group="注">『[[あぶめんと]]』1970年(昭和45年)9月号の「編集後記」より。</ref>。 | *ロサンゼルス在住の日系アメリカ人から「内容は非常にユニークで、おもしろく、いつまでも離すことができない」というファンレターが須磨の手許に届けられた。同時に挿絵のオールカラー化を期待する要望も書かれており、須磨は困惑したと言う<ref group="注">『[[あぶめんと]]』1970年(昭和45年)9月号の「編集後記」より。</ref>。 | ||
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あぶめんと1970年(昭和45年)4月創刊号
あぶめんと
概要
久保書店を退社した濡木痴夢男と須磨利之が虻プロから1970年(昭和45年)に6冊だけ出した雑誌。
別名
ABMENT
発行年・出版社
1970年(昭和45年)4月創刊。編集：虻プロダクション、発行：ヤオキ出版社
発行人・編集人
発行人：水野二郎（創刊号～終刊号まで）
編集人：飯田豊一（同上）
主な出来事
1970年(昭和45年)4月、『サスペンスマガジン』一時休刊[注 1]を機に久保書店を退社した濡木痴夢男と須磨利之は虻プロを立ち上げあぶめんとを4月創刊。社長は須磨利之[1]。
1970年(昭和45年)9月、休刊。
主な作品
- 中康弘通『宇能鴻一郎作品試論』あぶめんと1970年(昭和45年)4月創刊号, p11
- 円城寺達「糠六閻魔帖」あぶめんと1970年(昭和45年)創刊号～９月号（連作短編）【注１】
- 小宮卓「異色小説ぱとろーる」あぶめんと1970年(昭和45年)創刊号から９月号（読物記事）
- 島本春雄「紅蜘蛛伝奇」あぶめんと1970年(昭和45年)創刊号～９月号（中絶。後に他所で加筆・完結させた）
- 円城寺達『羅生門の女』1970年(昭和45年)創刊号
- 岩崎旭「鷹と狼」あぶめんと1970年(昭和45年)創刊号～９月号（中絶。単行本化の際に加筆・完結させた）
- 北里英也「奴隷狩り」あぶめんと1970年(昭和45年)５月号～９月号（中絶）
- 芦原修二「華やかに墓標を」あぶめんと1970年(昭和45年)５月号～９月号（中絶）
- 白鳥大蔵「野ざらし勘平極道帖」あぶめんと1970年(昭和45年)８月号～９月号【注２】
- 藤見郁「地獄の逃亡者」あぶめんと1970年(昭和45年)８月号～９月号（中絶）
エピソード
- 表紙の写真は吉田久。
- 秋吉巒、沖渉二などが絵を描く。
- ロサンゼルス在住の日系アメリカ人から「内容は非常にユニークで、おもしろく、いつまでも離すことができない」というファンレターが須磨の手許に届けられた。同時に挿絵のオールカラー化を期待する要望も書かれており、須磨は困惑したと言う[注 2]。
- 突然の雑誌廃刊により、9月号までに完結しなかった連載作品は全て中絶している。
引用文献
- ↑ 中原るつ『濡木痴夢男ののう１つの顔』 濡木痴夢男『緊縛★命あるかぎり』(河出書房新社, 2008)のあとがき。
