夜久勉

やく　つとむ、1922年(大正11年)～1976年(昭和51)年。『風俗草紙』の創刊に際し、[須磨利之]]を曙書房から引き抜いたとされる実業家。日本文芸社の初代社長。

概要

編集者。日本文芸社の社長でパチンコ屋も経営していた。日本雑誌協会会員。　日本特集出版社名で『風俗草紙』を氏家富良を編集人として創刊。

略歴

1940年代、兵庫県姫路駅前で「新興書房」を経営。

1948年(昭和23年)10月、上京。神保町に土地、家屋を購入にして雑誌・書籍の仕入れと特価本の取り扱いを始める。

1953年(昭和28年)7月、氏家富良を編集長に据え日本特集出版社名で『風俗草紙』を創刊。奇譚クラブの編集人であった須磨利之を曙書房から引き抜いたとされる。

1956年(昭和31年)1月、須磨利之を編集長に据え『かっぱ』(後の『裏窓』)が久保書店から創刊。背景に夜久勉と久保藤吉の小出版社同士の関係があったことが指摘されている。

1959年(昭和34年)1月、「株式会社日本文芸社」を会社登記。

1959年(昭和34年)、小出英男、長井勝一と共に「三洋社」を設立、白土三平の『忍者武芸帳　影丸伝』などを出版。

エピソード

• 1959年(昭和34年)頃、神田に土地を相当所有しており、何件ものパチンコ屋を経営していた。
• 神保町に「人生劇場」というパチンコ屋を持っていた。

つながり

小出英男