乗馬

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2013年5月19日 (日) 17:47時点におけるC (トーク | 投稿記録)による版 (→‎乗馬関連記事・小説)

概要

 意思と感情を具えた馬を調教し命令に服従させ人馬一体を目指すという乗馬における一連の行為が肉体的にも精神的にもSMと非常に似通った面があり、鞭、木馬、騎乗、調教、烙印といった数々の乗馬要素がSMに取り入れられている。

 文化としても、昭和20年代の奇譚クラブには既に乗馬をモチーフとしたSM記事・写真・挿絵などが多数掲載されており、SM文化初期からの係わりを証明している。

 SMにおける乗馬或いはそれに関連する事柄をモチーフとしたものとして、以下に示すものが挙げられる。

乗馬鞭(じょうばむち)

 SMと言えば鞭と蝋燭と言われるくらい鞭は主役的存在だが、SM用として市販されている鞭の殆どはSM用であって乗馬用とは形や素材が異なる。

 乗馬鞭には乗り手が使う短鞭と長鞭の他に調教用の追い鞭などが主に知られているが、SMグッズショップでは主に短鞭を模した柔らかいものなどがSM用の乗馬鞭として市販されている。短鞭は扱い易く軽く当てるのみであれば初心者向きでもある。

短鞭(たんべん)

 短鞭は、ジャンプ競技や野外騎乗などで利用される最も普及した乗馬鞭。乗り手の片腕程の長さで海釣り用の太い釣竿程度に撓る棒状のものが一般的だが、上級者は馬や乗り手に合わせてカスタマイズ或いはオーダーメイドされた物を愛用する。

 SMで乗馬用の短鞭を利用するメリットは、硬くて短い為に狙った場所に難なく当てる事が出来る為、僅かな練習で思い通りの痛みを思い通りの部位に局所的かつ的確に与える事が可能で、また、乗馬や競馬で行われている見せ鞭[注 1]としての効果や、指揮棒の様にして命令動作に利用したり、軽く肌を撫でる様にして愛撫などにも利用出来る。実用を考慮して叩く道具として製造されている為に耐久性が有り、不慮の事故で意図しない切り傷を作ってしまう様な事故も起き難い。

長鞭(ちょうべん)

 長鞭は、ドレッサージュ[注 2]で利用される人の背丈程度の長さで釣竿程度の硬さの棒状の鞭、先端部分に数センチ~十数センチ程の皮や紐が取り付けられている。通常は右手の親指側に鞭の後端を持ち手首のスナップを使って軽く馬の臀部に触れる程度に当てて使うが、人肌に使うと軽い操作で局所的に鋭い痛みを与える事が可能である。SMで利用するには前もってある程度の練習が必要だが、素材に芯が通っている為に大きく的を外す様な事はなくSM用として売られている一本鞭よりも扱い易い、長さがあるため、ある程度距離をあけ、或いは複数同時調教する際などに有効である。難点は一本鞭バラ鞭などのSM用の鞭よりも地味で音も静かでありSMショーの演出や精神的な威圧には向かない。

追い鞭(おいむち)

 調教の過程で利用される鞭、長鞭と同等かそれより更に長い鞭の先端に、それよりも更に長いロープが付けられており、調教師が馬から数メートル離れた位置から馬を追い立てる為に利用する。馬体に直接当てる事はあまり無く、鞭の音を使った威嚇によってする。SMで利用するには長過ぎて不向きだが、SMショーの演出としては効果的かもしれない。但し先端が目に入れば失明の危険が非常に高く[注 3]、かつ相当の錬度が必要な為あまり御勧めは出来ない。

レースバット(Race Bat)/ドギングバット(Dogging Bat)

 ウエスタン競技の中でもバレルレーシング[注 4]などのスピード競技で鞭の様にして使うパドルバット。

 先述の短鞭と同じ形状のものからパドル状のものまで様々な形状があり、尻を叩いて馬を急き立てる事に使われている。転じて、SMというよりもスパンキングアイテムとして尻叩きに利用される事が多い。

木馬

 元は幼児向けの本格的な乗馬練習用具であったり或いは単に玩具であったが、乗馬文化の衰退と共に一般には殆ど目にしなくなっていった。

 一方、大人用の木馬としては馬具の試乗用木馬が馬具店に設置されている事があり、現代でも設置されている馬具店が存在する。その利用方法は木馬に鞍[注 5]などの馬具を装着し、そこに跨って騎乗感を試したり、デザインを確認する為の物である。また、類似のものとして鞍の保管用に三角木馬と似た形の物が使われている事もあるが、試乗用ではない為に人の体重を支えるには強度が不足している物が多い。

三角木馬

 SMにおける代表的な木馬は三角木馬であるが、上記の馬具試乗用木馬であっても馬の背骨の突起が再現されている物が多く三角木馬より丸みを帯びてはいるものの鞍などの馬具を装着せずに跨った場合に同様の効果を与える事が可能である。

拘束木馬

 馬の形を模した拘束用の大型設備。三角木馬の様な突起は無いが、高い位置に騎乗した姿勢で拘束される為、乗馬未経験者にとっては普段体験する事の無い高所からの視点などによって異次元の体験を味わう事が出来る。

騎乗

騎乗位

 通常のSEXでも体位として騎乗位が有るが、女性が主導権を握り易い体位である事から女王様/ミストレスがM男をベッド上に拘束して責める際の体位として有効である。

騎乗プレイ

 SMにおける騎乗プレイは主に女王様/ミストレスが馬の格好をしたM男に騎乗して鞭で叩くなどして歩かせるプレイであり、M女に騎乗するプレイは体格や体力の関係から乗り手とM女双方ともに困難な事が多い。

 本格的に騎乗プレイをする際には馬具が必要だが、乗馬に利用する本物の鞍をそのまま装着しても鐙[注 6]どころかあおり皮[注 7]が接地してしまい全く使用する事は不可で殆どの場合は専用の馬具が必要である。

乗馬服崇拝

 乗馬服姿に対するフェティシズムの一種。

 乗馬服といっても多種多様であるが、馬術競技毎に厳格なドレスコードが有る。

 SMにおける乗馬服姿に対するフェティシズムは、元々男性向けの服装スタイルである事から男性的な強さの象徴であり、また鞭や拍車(はくしゃ)を装備している事から調教を連想させ、女王様/ミストレスを崇めるM男の構図などがそのまま当てはまるが、公衆の面前で拍車を装着し鞭を手にしていたとしても戦前は普通の見慣れた光景[注 8]であったし、戦後においても馬術関連施設とその周辺地域[注 9]であればパブリックスペースにおいて違和感無く存在出来る点でボンテージBondage)姿の女王様とは大きく異なる。

 乗馬をあまり見掛けなくなった現代においても、乗馬クラブや馬術競技会会場及び会場周辺レストラン等では普通に見掛ける光景であり、その姿のまま長靴で踏みつけ、拍車を突き刺し、鞭を当てるといったSM行為が即時実行可能であり、そこから想像を膨らませる事でフェティシズムに文字通り拍車を掛けるであろう事が容易に想像出来る。

ブリティッシュ/イングリッシュ スタイルの乗馬服姿

 ドレッサージュの公式な場での乗馬服は、基本的には燕尾服[注 10]にトップハット(シルクハット)と皮手袋であり女性も燕尾服[注 11]であるが、パンツ(ズボン)は特に女性の場合は動き易さを重視したスパッツに近い足腰の形にぴったりフィットしたパンツ等で内股に皮製のパットがあてられ、履物は長靴に小型でスマートな拍車[注 12]で、鞭を携帯する。これ以外に競技会等において許される服装は自国の正式な軍服[注 13]のみである。[注 14]

 ジャンプの公式な場での乗馬服はドレッサージュに準ずるが燕尾ではなくジャケット、シルクハットではなく乗馬用のヘルメットが使われている。普段の練習においてはジャケット及びシャツ以外は基本的に同じ服装である。

ウエスタン スタイルの乗馬服姿

 ウエスタン競技の公式な場での乗馬服は、ウエスタンブーツに大きな回転式の拍車、ジーンズ、チャップス、襟付きシャツ、テンガロンハットが基本で、日本国内では西部劇などで目にする姿であるが、国内でも馬術競技会では実物を目にする事が出来る。競技のルールとしてこれらの着衣が義務付けられており、競技中にテンガロンハットを落とすと減点などの厳しい採点ルールが有る。ウエスタン競技の特徴の一つとして牧畜作業を基本としている為に手を封じてしまう鞭は基本的には持たないが、バレルレースの様なスピード競技では使われる事も有る。また、牛追い系の競技においては捕縛用のロープを手にす事がある。ウエスタン乗馬服姿の女性を見る場合にフェチの対象と成り易いのは先の尖ったウエスタンブーツに大きな回転式の拍車や、チャップスの割れ目からのぞく大きな尻であろう。それを強調するかの様にハイウエストでポケットが無くヒップラインを最大限強調した女性用ジーンズがアメリカ国内の乗馬洋品店で売られており、乗馬クラブや競技会場などで着衣姿を見る事が出来る。

烙印

 馬の所有権の証としての烙印は、ロゴなどの広く知れ渡った印が使われ、馬が盗難に遭ってもすぐに所有者が判別出来る利点が有る。SMでも同様にMに烙印を押す事によって所有権を主張し、他の者に対して暗黙のうちに主従関係を主張し、或いは所有物である事を本人に常に自覚させる効果などが有る。

 本来、人に対する烙印は罪人に対する刑罰であるが、SMにおける烙印は上記の通り家畜に対するものと同様に所有権の主張が目的である為、罪人に対する刑罰とは意味合いが異なる。(但し刑罰の意味で凌辱的な烙印を押す行為は罪人のそれと等価である。)

焼印

 最も古くから使われている烙印の方法。短時間かつ比較的容易に生涯残る印を付ける事が出来る為、家畜への利用に適している。

 所有権の主張目的で所有者のイニシャルなどを模った金属製の印を火で炙って高温にし、その形を火傷痕として永遠に刻む。

入れ墨/タトゥ

 焼印とならび古くから利用されている烙印の方法。焼印より時間が掛かるものの細かな文字を彫る事が出来る為、現代でも競走馬の固体識別などに利用されている。(日本では競走馬にはICチップが埋め込まれている)

 自分の好きな絵柄を自分自身の体に彫る場合は単なる刺青やタトゥと云えるが、所有権を主張する為のものや刑罰の為のものは烙印としての役割を果たす。

凍結烙印

 近年では乗馬に対する烙印は凍結烙印が一般的であり、馬体表面に軽い凍傷を起こさせ局所的に毛色を白く変色させる事で印を付ける手法であり、旧来の焼印と比較して安全面に優れ馬体への影響も少ない。所有者・生年月日・シリアルナンバー等が刻印され、固体識別や血統管理に有効である。

インプラント

 国内ではサラブレッドの固体識別に2007年頃からマイクロチップを鬣(たてがみ)の生え際に埋め込むインプラント方式がとられている。

 SMにおいても同様に所有権の主張や所有物である事を自覚させる目的で目立つ位置や陰部等にインプラントを施す行為がみうけられる。

ポニーガール

奇譚クラブ 1954年(昭和29年)通刊第68号口絵

 M女を馬(主に馬車馬)に模したロールプレイとして知られている。

 ポニーとは比較的小型の馬種[注 15]の事で、成人男性が騎乗すると不恰好[注 16]に映る為、子供や小柄な女性の乗馬として或いは一頭立ての小型馬車用の馬車馬として使役されている。M女を馬に見立ててロールプレイをした場合にも、まさにこれと同様に騎乗しては不恰好に映り、とても乗用には耐えられないが、小型軽量馬車の馬車馬としてなら、ちょうど人力車の様に軽快に使役させる事も比較的容易であり、従って馬車馬としての美しい歩様に向けての調教や、馬車馬としての馬具の装着、実際に馬車を引かせる行為などがポニープレイの内容である。

 本格的なポニープレイには専用のオーダーメイド馬具と、気品の有る小型軽量の乗用馬車が必要であり経済的なハードルが高い[注 17]が海外では実践されている方々も見受けられる。牽引するものが馬車ではなく荷車その他の場合に馬は馬車馬ではなく駄馬や農耕馬としての扱いに成るなど、馬車の装備はそのまま馬の品格とも結び付き、乗り手のステータスを表す事にも成る。

 別の側面として、馬は、その体格が大きい品種ほど性格がおっとりしていて長時間労働に良く耐えるが、逆に小型の品種であるポニーは女性のヒステリー同様に短気を起こす性格の馬が多く長時間労働には向かない。ポニープレイにおいても、じゃじゃ馬ぶりを見せるが同時に華奢にも見えるM女を調教し馴致してゆく過程を楽しむといった意味が込められているのかもしれない。

 仮に、ポニーガールとしての競技会が有るとすれば、美しい姿勢、美しい歩様、命令への完全な服従などが採点項目として挙げられ、命令拒否は減点という事に成るであろう。従って調教の目標もおのずと美しい姿勢を長時間キープする事や、規則正しく高くて抑揚のある優雅な足様で歩き又は走る事、手綱操作に対しては即時かつ従順に応答させるといった事に成り、これらを満たせないポニーは駄馬という事に成る。

馴致(じゅんち)と調教

 本来、調教とは痛めつける事が目的ではなく、人が意図した作業を馬などの動物にさせる為のトレーニングを重ねる行為を指す。そして馴致(じゅんち)とは意図した作業や場の雰囲気などに馴染み抵抗無く受け入れ易い精神状態に仕込んでゆく過程をあらわしている[注 18]

馴致(じゅんち)

 SMにおける馴致は、例えばアナル開発の初期段階で軽くアナルに触れ、ローションを塗り込み、指先を僅かに挿入するなどして徐々にアナル行為に対する抵抗感を取り除き、小型で細いアナルプラグに慣れさせる所から始め、長期間掛けて目的の太さまで徐々に拡張してゆくといった行為がまさに馴致である。その際にMが抵抗感や恐怖感を感じる事無く、むしろ積極的に受け入れ自らプラグ挿入を欲する様に成れば馴致の成功と言える。逆にアナルに対する抵抗感や恐怖心を植え付けてしまった場合は馴致の失敗であり取り戻す事は困難であるが、仮に恐怖心を植え付けてしまったとしても、Mの気質として自己の恐怖心さえも快感に換えてしまう[注 19]所にSMの醍醐味とでもいうものが潜んでいる様に思う。

調教

 SMにおける調教は時として漠然としていて単にSMプレイの事を指すと思われがちだが、本来の意味から云えばS本人又は依頼を受けた調教師がMに対して何らかの目標を設定し、その目標を達成出来る様にトレーニングを積み重ねる事を指すべきで、その過程で「命令」に対して「反抗」した場合にのみ鞭などで罰を与え、逆に「従順」であった場合は愛撫などで褒めてあげる事によって、いわゆる飴と鞭によってトレーニングを積み重ねて目標に近付けてゆく行為を指すべきである。但し、Mにとっては度重なる鞭の打擲によって鞭が飴に成り得る所にSMの醍醐味とでもいうものが潜んでいる様に思う。

 例えばMに正座させ土下座させ挨拶口上を述べさせる調教を行う場合、当初は一連の流れを大まかに教え込み、概ね流れを覚えた時点で愛撫などして褒めてから終了し成功体験を植え付けてゆく。その後は段階的にハードルを高めて行き、正座の作法、土下座の角度や頭を下げている時間、挨拶口上の感情の込め方や一字一句に至るまで厳密に定め、少しでも間違えた場合は即時打擲し、又、教えた通りに出来た時は直ちに愛撫して褒めてあげるなどして完成度を高めてゆく行為が調教と言える。何の目標も無く、命令に対する反抗が有った訳でも無く、ただただ鞭打つ様な行為は単なる一過性のSMプレイ或いは虐待であって調教とは言い難い。調教のハードルは進行状況やMの錬度によって設定されるべきで、錬度から掛け離れた難易度の高い行為を突然強要するのはかえって全体の調教を崩し錬度が後退する危険があり目標達成の為には避けなければいけない。最終的にSがMの所作を見て感動する所に到達すれば調教は成功と言え、調教の結果として駿馬と成るか駄馬に終わるかは調教師の技量とMの素質次第である。そして、調教が完成した駿馬は如何なる命令にも(実行の可否に関らず)死の直前まで服従の意志を示し、命令を与えた者は最終的な結果に対して全責任を負う覚悟が必要である。

メディア

乗馬関連記事・小説

乗馬関連写真

乗馬関連絵画

引用文献

注釈

  1. 鞭を見せるだけで叩きはしないが、叩かれるかもしれないというプレッシャーを与える効果を狙って、それとなく見せる行為。
  2. ドレッサージュ、日本語では馬場馬術と云う。騎乗して人馬一体となりダンスを踊る競技。ドレスコードは燕尾にトップハット(シルクハット)、皮手袋、長靴、拍車、鞭を携帯する。オリンピックや国体でも古くから行われている競技種目の一つ。燕尾服のルーツ。
  3. 乗馬の調教においても目に入らない様に先端部分が地を這う様にして使われる事が多い。
  4. バレルレーシングはウエスタン競技の中でも数少ない女性が活躍する迫力の有るスピード競技。上位クラスの競技会では逞しくも美しい女性の勇姿が数多く見られる花形競技の一つである。
  5. 鞍(くら)は、馬体の背に乗せて人間が跨る際に乗り易い様に固定するもの。固定する際にはコルセットの様な腹帯という物を使って固定するが、その際には鞍がズレない様に思いっきり体重を掛けて引っ張り、締め上げる様にして固定する。
  6. 鐙(あぶみ)とは馬に跨った際に足を乗せる吊革状の馬具。
  7. あおり皮とは、鞍(くら)の両サイドから垂れ下がった平たい皮製のもの。騎乗者の足の動作を容易にし、又は足の位置が落ち着く様に配慮された形状をしている。
  8. 但し男性はともかくとして戦前は女性が大股を開いて乗り物に跨る事は破廉恥とされていた時代でもあり、女性が馬に跨る事自体が少なかったと思われる。アマゾンスタイルという両足を揃えて横乗りする騎乗スタイルが女性向けとされ正式なドレスコードはロングドレスであり、日本ではあまり普及しなかった。但し、現在でもアマゾンスタイルは極少数の愛好家達によって実践されている。
  9. 鞭を携帯せず、かつ、小型の棒拍程度であれば日本中何処へ行っても洒落た格好で通せるであろう。
  10. 燕尾とシルクハットは元来、乗馬服であったものを礼装として定めたものであり、ドレッサージュにおける燕尾の着用が本来の燕尾服の用途である。
  11. ドレッサージュの基本は燕尾服だが、女性がアマゾンスタイル(両足を揃えた横乗りスタイル)で騎乗する場合に限ってロングドレスがドレスコードとなる。但し競技ルールとしてアマゾンスタイル自体が規定されていない事も多い。
  12. 小型の棒拍または輪拍。棒拍(ぼうはく)とは、小型でシンプルな形状の拍車で、拍車という名称とは裏腹に1~3cm程度の棒状突起が有るだけの非常にシンプルな構造の金属製拍車。輪拍(りんぱく)とは回転式の拍車の事で、ドレッサージュにおける輪拍(りんぱく)は、西部劇などで登場する大型で派手な拍車とは異なり、コンパクトで派手さは無いが、スタイリッシュで長靴にマッチしたスマートなデザインかつ同様の効果を馬に対して与える事が出来る。
  13. 軍服にも制服・戦闘服・礼装などが有るが、礼装(上級仕官)又は制服(下士官以下)を着用する。ジャンプ競技では上級仕官も通常の制服を着用する。当然ながら軍服は軍人にのみ許されている。
  14. つまり、元々は男性向けの正装であり厳格なドレスコードがある。これを基本形として小規模な競技会向けには動き易くした略式の燕尾や丈の短いシルクハットが比較的安価に市販されており、これを男女ともに着ている。普段の練習においては燕尾やシルクハットは着用しない事が多いが、パンツや長靴などの服装は基本的に同一の物を着用する。
  15. 日本ではポニーの事を「小馬」と書いて「仔馬」(馬の子供)と区別しているが、一般にはあまり知られておらず辞書などでも「小馬」と「仔馬」を同じものとして掲載しているものが多い。品種としての成体(つまり大人に成った状態)の体高(人が跨る位置)の高さが147cm(4.9feetつまり5feetに満たないもの)以下の品種の総称がポニーである。代表的な品種にシェトランドポニー(100cm程度)やハフリンガー(130cm程度)などが有る。
  16. 小型のポニーに成人男性が跨っても難なく騎乗する事は可能だが、不恰好であるのみならず何も知らない第三者が見ると虐待している様に見られる事も多い。
  17. 有名な馬具店などで馬具・馬車ともオーダーメイドするなどして真面目に作ると新車が数台購入出来る程度の費用が掛かるが、市販のボンテージ衣装と中古馬車の組み合わせであれば比較的安価に揃えられそうでもある。日本では少ないが西洋圏には馬車も多く、従って中古の馬車も数多く流通している。
  18. 乗馬における馴致(じゅんち)と調教は、数年~10年程度掛けて特定の競技や使役に適した状態に向けて完成させてゆく長期的で段階的かつ計画的な物である。最初から乗馬用として調教される馬(品種や血統による)と、競馬向けの調教を施したが好成績が見込めなかったり或いは適齢期を過ぎ引退した競走馬が安価に乗馬用へと転用され再調教を受けるものとがり後者を転用馬と云う。前者の場合は生粋の乗馬として扱い易く競技会で好成績を見込めるが、後者の場合は競馬向けの調教が残っている事が多く他の馬の横に並ぶと命令を無視して突然全速力で走り出してしまう様な馬もいて危険な面もあり幼少期の体験の重要性を物語っている。
  19. 恐怖心を快感に換える事が出来るか否かは本人の気質次第でもあり、むしろ逆効果となって命令に対する拒否癖が付いて悪習となり最悪の場合は絶縁状態に成ってしまう可能性もある為、十分な注意が必要である。

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