ロマンス生活
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ろまんすせいかつ
概要
1951年(昭和26年)頃から出版された「夫婦もの」を意識した雑誌。カストリ雑誌の雰囲気をもつが年代的には既にカストリ雑誌のブームは終わった頃である。1952年(昭和27年)4月号に浅草フランス座での芝居の写真が掲載されているが、そこに緊縛場面があるのが注目される。時期的には、奇譚クラブがSM路線に入る1ヶ月前で、讀切ロマンスが緊縛写真を掲載し始めた少し後に位置する。
発行年・出版社
双人社(1952.4)
ロマンス生活社(1952.10)
発行人・編集人
編集兼発行人:後藤博文
主な出来事
1951年(昭和26年)頃、創刊
1952年(昭和27年)4月号、『花吹雪猟奇演劇』と題して浅草フランス座での『毒婦暴状傳』(桃山朝子、佐藤衛)の舞台写真。緊縛シーンがある。他に『妖婦火あぶり地蔵』(辰巳洋子、桃山朝子、佐藤衛)、『濡れ燕女賊捕物帖』(佐藤一郎、桃山朝子、雪丘純)の舞台。
1952年(昭和27年)4月号、p28の奈佳伸夫『近頃艶笑見世物談議』では、この頃始まった百万弗劇場での伊藤晴雨の責め芝居や浅草フランス座での責め芝居のことが詳しく紹介されている。
1952年(昭和27年)4月号、p74,坂口東吾『近世猟奇変態女列伝』では責め挿絵がたくさん出ている。