「千草忠夫」の版間の差分
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2021年7月2日 (金) 12:41時点における版
ちぐさ ただお、1930年(昭和5年) - 1995年(平成7年)1月12日
概略
文筆家。絵師。高校の英語教師の傍ら、1960年(昭和35年)の奇譚クラブに愛読者投稿小説が入選し、文筆家としてデビュー。後期奇譚クラブに引き続き、70年代から始まるSM雑誌ブームで活発に作品発表。熱烈な団鬼六の『花と蛇』のファンとしても知られる。絵師としても千百蘭の名前で作品を残している。
別名
九十九十郎、珠州九、八巻令、三鬼俊、並木梗太郎、乾正人、千百蘭(絵師)
略歴
北陸地方で高校教師。
1958年(昭和33年)、奇譚クラブ10月号に『本誌「緊縛絵画」論』発表。
1960年(昭和35年)、奇譚クラブ2月号に懸賞愛読者入選作品『雌雄』が掲載。
1971年(昭和46年)12月、SMファン創刊号に『覗かれた狂宴』を。挿絵は北瀬誠。
1973年(昭和48年)5月21日、鬼プロとサン出版の企画による箱根での慰労会[1]。出席者は団鬼六、美濃村晃、堂昌一、小日向一夢、千草忠夫、安芸蒼太郎、小妻容子、前田寿安、沖渉二、古正英生、東桂史、中島喜美、織裳雪夫、松井籟子、蘭光生、天堂寺慎、山田彬弘、曽我部泰、佐藤重臣、ネコ、マリ。
1973年(昭和48年)、SMキング10月号から『O嬢の物語』を九十九十郎名で連載開始[注 1]。挿絵は椋陽児。
1984年(昭和59年)、日本出版社のアップル・ノベルズから「嬲獣シリーズ」が刊行。表紙;篠崎春夫、挿画:前田寿安他。
1985年(昭和60年)、日本出版社のアップル・ノベルズから「新美肉の冥府シリーズ」が刊行。表紙は新井田孝他。
エピソード
代表作
- 千草忠夫『雌雄』奇譚クラブ1960年(昭和35年)2月号, p18
- 千草忠夫『夜は知っている』奇譚クラブ1960年(昭和35年)3月号, p36
- 千草忠夫『のおと・あと・らんだむ(三)』奇譚クラブ1966年(昭和41年)4月号, p34
- 八巻令『鏡の中の薔薇』(耽美館, 1969)(挿絵:落合龍二)(SM耽美文学シリーズ No.3)
- 三鬼俊『魔女検察官』(耽美館, 1969)(挿絵:K・サイモン)(SM耽美文学シリーズ No.5)
- 八巻令『復讐逆十字』(耽美館, 1969)(挿絵:小日向一夢)(SM耽美文学シリーズ No.13)
- 千草忠夫『貘の棲む館』(挿絵:山田彬弘)(発行:譚奇会、発売:三崎書房, 1970)
- 珠洲九『不適応者の群れ』(譚奇会刊, 三崎書房, 1971)
- 千草忠夫『背徳のレンズ』SMファン1973年(昭和48年)5月号。挿絵は天堂寺慎。
- 千草忠夫『ボディ・スナッチャー/異界の肉奴』(挿絵:安芸良)S&Mスナイパー1987年(昭和62年)4月号〜1989年(昭和64年)3月号までの全24回。
- 千草忠夫『美女コレクター・襄』(挿絵:鏡泰裕)S&Mスナイパー1989年(昭和64年)5月号〜1990年(平成2年)8月号。
- 千草忠夫『美濃村さんと私』S&Mスナイパー1992年(平成4年)7月号
- 千草忠夫『千草忠夫選集』(ベストセラーズ, 1998)
- ポーリーヌ レアージュ・千草忠夫訳『O嬢の物語』(日本出版社, 2004)
引用文献
注釈
- ↑ 忠実な翻訳作品ではなく意訳。1974年(昭和49年)5月号までの8回連載。