「増永善吉」の版間の差分
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戦前戦後に活躍した出版人。戦前に設立した[[鱒書房]]は戦後に『'''旋風二十年'''』でヒットを飛ばし、1949年(昭和24年)には、友人の[[菊池寛]]から譲り受けた『'''話'''』を『'''[[夫婦生活]]'''』と改題し、夫婦雑誌ブームを起こす。 | 戦前戦後に活躍した出版人。戦前に設立した[[鱒書房]]は戦後に『'''旋風二十年'''』でヒットを飛ばし、1949年(昭和24年)には、友人の[[菊池寛]]から譲り受けた『'''[[話]]'''』を『'''[[夫婦生活]]'''』と改題し、夫婦雑誌ブームを起こす。 | ||
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レコード店を経営。 | レコード店を経営。 | ||
1939年(昭和14年)、[[鱒書房]] | 1939年(昭和14年)、[[鱒書房]]を創立。『'''ノロ高地'''』がヒット。 | ||
1945年(昭和20年)8月8日、戦時中休業していた[[鱒書房]]の活動再開。 | 1945年(昭和20年)8月8日、戦時中休業していた[[鱒書房]]の活動再開。 | ||
1945年(昭和20年) | 1945年(昭和20年)12月、森正蔵『'''旋風二十年'''』発行。翌年の下巻と合わせて80万冊<ref group="注">50万との記載もあり。</ref>を出す大ヒット<ref group="注">誠文堂新光社の小川菊松『日米会話手帳』と共に戦後まもない二大ベストセラー。</ref><ref name="hanada"></ref>。 | ||
1948年(昭和23年)、[[菊池寛]]から『'''話'''』の出版権を譲り受ける。第1号｢五大作家恋愛小説特集｣は売れなかったが、第2号｢恋愛サロン｣､第3号｢美人画報｣､第4号｢夫婦の性典｣、第5号「夫婦の性典」と路線変更するにつれて人気を集める<ref name="tokita">[http://ameblo.jp/akietsuneta/entry-10778513364.html 常田あきえのブログ]</ref><ref name="hanada">[http://www.zassi.net/contents/fuunroku.html 花田紀凱の戦後雑誌風雲録]</ref>。 | 1948年(昭和23年)、[[菊池寛]]から『'''[[話]]'''』の出版権を譲り受ける。第1号｢五大作家恋愛小説特集｣は売れなかったが、第2号｢恋愛サロン｣､第3号｢美人画報｣､第4号｢夫婦の性典｣、第5号「夫婦の性典」と路線変更するにつれて人気を集める<ref name="tokita">[http://ameblo.jp/akietsuneta/entry-10778513364.html 常田あきえのブログ]</ref><ref name="hanada">[http://www.zassi.net/contents/fuunroku.html 花田紀凱の戦後雑誌風雲録]</ref>。 | ||
1949年(昭和24年)6月、『'''話'''』を『'''[[夫婦生活]]'''』と改題。 | 1949年(昭和24年)6月、『'''[[話]]'''』を『'''[[夫婦生活]]'''』と改題。 | ||
1967年(昭和42年)9月13日、永眠。 | 1967年(昭和42年)9月13日、永眠。 | ||
==エピソード== | ==エピソード== | ||
*[[増永善吉]]がシューベルト好きだったために、『[[鱒書房]]』という名がつけられた<ref name="hanada"></ref>。 | |||
*[[菊池寛]]の文藝春秋社と[[鱒書房]]は同じ内幸町の幸ビルにあり、[[菊池寛]]と[[増永善吉]]は旧知の仲であった<ref name="hanada"></ref>。 | |||
==代表作== | ==代表作== | ||
*[[式場隆三郎]]『'''美術の裏窓'''』([[鱒書房]], 1955.4.25)(発行人：[[増永善吉]]) | |||
== 引用文献== | == 引用文献== | ||
2019年6月29日 (土) 17:09時点における最新版
ますなが ぜんきち、1908年(明治41年)12月30日ｰ1967年(昭和42年)9月13日
概要
戦前戦後に活躍した出版人。戦前に設立した鱒書房は戦後に『旋風二十年』でヒットを飛ばし、1949年(昭和24年)には、友人の菊池寛から譲り受けた『話』を『夫婦生活』と改題し、夫婦雑誌ブームを起こす。
別名
略歴
1908年(明治41年)12月30日、北海道に生まれる
レコード店を経営。
1939年(昭和14年)、鱒書房を創立。『ノロ高地』がヒット。
1945年(昭和20年)8月8日、戦時中休業していた鱒書房の活動再開。
1945年(昭和20年)12月、森正蔵『旋風二十年』発行。翌年の下巻と合わせて80万冊[注 1]を出す大ヒット[注 2][1]。
1948年(昭和23年)、菊池寛から『話』の出版権を譲り受ける。第1号｢五大作家恋愛小説特集｣は売れなかったが、第2号｢恋愛サロン｣､第3号｢美人画報｣､第4号｢夫婦の性典｣、第5号「夫婦の性典」と路線変更するにつれて人気を集める[2][1]。
1967年(昭和42年)9月13日、永眠。
