緊縛師

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概要

『緊縛師(キンバクシ)』『縛師(バクシ)』『縄師(ナワシ)』

英語表記

資料

濡木痴夢男関連資料

単なる縛り係のことを、もっともらしく、「縄師」だなんて言いだしたのは、一体、どこのどいつだ?どこのどいつか、私は知っているのである。いちばんはじめに言い、名乗ったのは、じつは、美濃村晃なのだ。
美濃村晃が、「縄」への限りない愛着と、そして自虐と自嘲と韜晦を綯い交ぜにした複雑な心で、その夜、新宿のいきつけの某酒場で口走ったのだ。「私は、縄師をやっています」「私は、縄師をやっているヘンタイ男の須磨です。スケベのス、マヌケのマで、スマといいます。どうぞよろしく」このときの美濃村晃は、「裏窓」の編集長であった。一九五八年。
「縄師」という奇妙な呼称は、自分の根強い劣等感と、すこしでも克服しようという意志から出ている。(「縄師」という新語を考え出した人、つまり美濃村晃がそう言っていた。つまり自称です)「師」という字をつければ、だれかが間違って、本当に「師」と呼ばれるほどの偉い人だと錯覚し、自分の抱いている劣等感を、すこしでもまぎらわすことができるのではないか……。
「縛師」……バクシ。語感の汚ない、いやなひびきの言葉です。私はバクシだなんて呼ばれたら、いっそう劣等感を抱いてしまい、その場に居たたまれなくなる。バカにされてる、と本気で思ってしまう。

長田英吉関連資料

  • 「縛ることを「緊縛」と日本で初めて表した」「取材などで縄師と呼ばれるのは「縄を作ってる人みたいで嫌だ」と自分を「緊縛師」と呼ばせていた」

明智伝鬼関連資料

  • 『看板』乱田舞「乱舞」コラム2012年6月22日
俺は「緊縛師」親友の泉屋が作ってくれた看板。そして「縄師」を明智伝鬼の看板として作ったのも泉屋。三人で「看板の特許」を申請しようと考え、調べたらとんでもない金額・・・三人であきらめた。

引用文献

注釈

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つながり