あぶめんと

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あぶめんと

あぶめんと

概要

発行年・出版社

1970年(昭和45年)4月創刊。虻プロ、ヤオキ出版社

発行人・編集人

主な出来事

1970年(昭和45年))、久保書店を退社した濡木痴夢男須磨利之虻プロを立ち上げあぶめんとを発刊。社長は須磨。創刊は4月号で、同年9月号で廃刊[1]

主な作品

  • 円城寺達糠六閻魔帖」創刊号~9月号(連作短編)【注1】
  • 小宮卓「異色小説ぱとろーる」創刊号から9月号(読物記事)
  • 島本春雄紅蜘蛛伝奇」創刊号~9月号(中絶。後に他所で加筆・完結させた)
  • 岩崎旭「鷹と狼」創刊号~9月号(中絶。単行本化の際に加筆・完結させた)
  • 北里英也「奴隷狩り」1970年(昭和45年)5月号~9月号(中絶)
  • 芦原修二「華やかに墓標を」1970年(昭和45年)5月号~9月号(中絶)
  • 白鳥大蔵野ざらし勘平極道帖」1970年(昭和45年)8月号~9月号【注2】
  • 藤見郁地獄の逃亡者」1970年(昭和45年)8月号~9月号(中絶)

エピソード

  • 沖渉二島本春雄も作品を提供している。
  • ロサンゼルス在住の日系アメリカ人から「内容は非常にユニークで、おもしろく、いつまでも離すことができない」というファンレターが須磨の手許に届けられた。同時に挿絵のオールカラー化を期待する要望も書かれており、須磨は困惑したと言う[注 1]
  • 突然の雑誌廃刊により、9月号までに完結しなかった連載作品は全て中絶している。

引用文献

  1. 中原るつ『濡木痴夢男ののう1つの顔』 濡木痴夢男『緊縛★命あるかぎり』(河出書房新社, 2008)のあとがき。]

注釈

  1. あぶめんと』1970年(昭和45年)9月号の「編集後記」より。

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