絃映社
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概説
ミステリー、オカルト分野でヒット雑誌を出していた出版社だが、1978年にはサンアンドムーンの出版にも関わっていた。
歴史
1975年(昭和50年)、探偵小説専門誌『幻影城』を創刊。島崎博が編集人。
1976年から武田洋一(武田崇元)を『地球ロマン』の編集長に迎える。
1978年(昭和53年)2月25日付けでマントピア増刊2月号としてサンアンドムーンを発刊。発行人浦戸宏、企画日月舎:世田介一。
1978年(昭和53年)9月、倒産。
所在地
東京都千代田区西神田1-4-13
代表的な雑誌・書籍
- 『幻影城』[注 1]、1975年(昭和50年)2月〜1979年(昭和54年)まで
- 『地球ロマン』、1976年(昭和51年)4月創刊(編集:本多義一)。8月の第3号が復刊第1号として武田洋一、伊藤裕夫の共同編集でオカルト路線に。1977年(昭和52年)復刊6号で廃刊したが、1979年には『迷宮』(白馬書房)として再出発。
- 『マントピア』、1977年(昭和52年)11月号、岩田光夫
- 『サンアンドムーン』、1978年(昭和53年)2月25日
エピソード
- ロマン派生『沢田多恵の青春彷徨』復刊奇譚クラブ1982年(昭和57年)4月号, p104に絃映社とビニ本のことが書かれている。
- ネットの書き込みでは、武田洋一の出した『地球ロマン』が不調であったため、武田が『HEAVEN』や『少女アリス』などの自販機の製作も始めた、とる。これが上記のロマン派生の話だとすると、『HEAVEN』(1980-)の出版社HEAVEN EXPRESS、群雄社、また『HEAVEN』の前身雑誌である『Xmagagine Jam』(ジャム出版, 1979)やアリス出版とつながりがあったのかもしれない。