奇譚クラブのモデル達

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奇譚クラブやその分譲写真に登場した昭和のモデル達。

50年代の主なモデル

川端多奈子

村田那美子

  • 1953年(昭和28年)7月号に初登場。
  • 辻村隆『緊縛モデルの素顔』1955年(昭和30年)5月号で紹介。
  • 奇譚クラブもモデル募集に応募してきた。自称松竹女優(エキストラ程度)。M性は低いモデル[2]。
  • 1953年(昭和28年)に京都府相楽郡笠置町有市の滝でロケ中に、川にはまってしまい、あわや大惨事に[2]。
  • 辻村隆・塚本鉄三『野外の責場撮映にて』奇譚クラブ1953年(昭和28年)10月号, 口絵
  • 村田那美子『手記 初めて縛られて』奇譚クラブ1954年(昭和29年)4月号

杉芙美

1953年(昭和28年)末から登場

坂口利子

  • 1953年(昭和28年)から登場。
  • 辻村隆『緊縛モデルの素顔』1955年(昭和30年)5月号で紹介。
  • 反歯で毛深い。猿轡美人。何回かの撮影時にはM性は全くないが、撮影後にきまって情熱的なSMへの思いを書いてきた[2]。
  • 坂口利子

伊吹真佐子

  • 1954年(昭和29年)頃から登場。春日ルミとのコンビで頻出。
  • 辻村隆『緊縛モデルの素顔』1955年(昭和30年)4月号で紹介。
  • 『後手縛りの二態』奇譚クラブ1954年(昭和29年)5月号、口絵
  • 辻村隆『責め撮影行 野外縛りの記録』奇譚クラブ1954年(昭和29年)9月号, p200。

春日ルミ

  • 1954年(昭和29年)中頃から登場。
  • 伊吹真佐子とのコンビでしばしば女王様役で出ている。
  • 「春日ルミ・構成」の表記もあるので、主体的に緊縛に関与していた模様。
  • 実際に春日ルミの責めを受けていたという男性の間接的な証言があるので[注 1]、私生活でも女王であった模様。

川辺砂登子

大塚啓子

  • 1957年(昭和32年)頃から現れる。奇譚クラブで活動期間の最も長いモデルの一人。
  • 一時期、裏窓(1961年(昭和36年)6月、7月号など)にもモデルとして出ていた（昭和なつかし奇譚クラブ分譲写真より）。
  • 「本業の玩具問屋の女店員を止めて、遂々本職のモデルに転向した。ミナト神戸のRスタジオでピカ一」[3]

絹川文代

  • 1950年代後半に活躍したモデル。

その他

中富綾子、立花郁子、荻千枝子[注 2]、小沼正三、原桐咲代、高瀬忍、須川令子、藤田節子、湖田平雄、加賀利江子、雲井久子、花坂道子

60年代の主なモデル

梨花悠紀子

辻村隆お気に入りのモデル。1960年(昭和35年)12月号から1964年(昭和39年)8月号ぐらいまで登場した[4]。

  • 1960年(昭和35年)12月号の辻村隆カメラルポ「観賞用女性」で初登場。
  • 1966年(昭和41年)3月号のSMカメラハントに登場。


関谷富佐子

70年代の主なモデル

谷山久美子

  • 中島貞夫監督「性倒錯の世界」(東映, 1971) に出演。
  • 1970年(昭和45年)9月号のSMカメラハントに登場。

山原清子

  • 1969年(昭和44年)10月号の「編集だより」には「スナックバーのマダムとしておさまっている」とある。
  • 1971年(昭和46年)4月号のサロン我楽記にスナック訪問記が載っている。

渡部好美

  • 中島貞夫監督「性倒錯の世界」(東映, 1971) に出演。
  • 1970年(昭和45年)10月号のSMカメラハントに登場。
  • 渡部好美『マゾ願望の女』奇譚クラブ1970年(昭和45年)12月号, p10
  • 渡部好美『浣腸プレーに魅せられて』奇譚クラブ1971年(昭和46年)6月号, p42

(未整理）

春丘リル

五月亜紀子

左近真理子

引用文献

  1. ↑ 辻村隆「話の屑籠」奇譚クラブ1958年(昭和33年)7月号, p34
  2. ↑ 2.0 2.1 2.2 辻村隆『緊縛モデルの素顔』1955年(昭和30年)5月号
  3. ↑ 辻村隆「話の屑籠』奇譚クラブ1959年(昭和34年)11月号, p20。
  4. ↑ 懐かしき奇譚クラブより。

注釈

  1. ↑ mixiのみか鈴女史の日記より
  2. ↑ 荻千枝子が春日ルミと同一人物ではないかという指摘もある(みか鈴)。

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