「英和SM辞典」の版間の差分
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* | *'''Asexual''':性交渉に興味のないこと、人。 | ||
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* | *'''Bakushi''':「縛師」が英語になったもの。特に日本式緊縛の愛好者が好んで使う。 | ||
* | *'''BDSM''':Bondage、Dominance、Discipline、Submission、Sadism、Masochismをひっくるめて表す略号として1987年頃に米国で生まれた言葉(「[[BDSMという言葉の誕生]]」参照。)の略。日本で使う「SM」に近いかもしれない。 | ||
* | *'''Bondage''':本来は「拘束」を意味する言葉であり、縄(ロープ)による拘束や革製品・金属器具による拘束も含む。より広く、日本でいうところのSMプレイを意味する場合もある。「緊縛」はあくまでBondageの中の1つの種類であるので、Bondage=緊縛と単純に置き換えるのは危険である。 | ||
* | *'''Bottom''':SMシーンでは『縛られる側の人』あるいは、より広く『受け手』を意味する。詳細は「[[TopとBottomの語源]]」参照。 | ||
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*D/ | *'''D/s''':(=D&s、Ds)。Dominanceとsubmissionの関係。また、そのプレイ。 | ||
* | *'''Discipline''':鍛錬やそのための懲罰の意味。転じて、それらを含むSMプレイ。お仕置きプレイ。 | ||
* | *'''Dom''':=Dominant(男性名詞) | ||
* | *'''Domme''':=Dominant(女性名詞) | ||
* | *'''Dominance''':「支配」「優勢」という意味だが、「責めること」という訳が適当であろう。(=Top) | ||
* | *'''Dominant''':「支配する(人)」「優勢にある(人)」という意味だが、「責め手」という訳が適当であろう。(=Top) | ||
* | *'''Domination''':責めること。 | ||
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* | *'''Fetishist''':フェティシスト(フェティストではない)。マイナーな性的嗜好をもつ人。日本語英語の「マニア」に近い。 | ||
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* | *'''Heteroflexible''':同性愛運動にも理解があり、場合によっては同性愛行為も拒まない。 | ||
===K === | ===K === | ||
* | *'''Kinbakushi''':「緊縛師」が英語になったもの。特に日本式緊縛の愛好者が好んで使う。 | ||
* | *'''Kinky''':変態の、倒錯した、といった意味。日本語の「近畿」と発音が同じらしく、「Kinki University(近畿大学)」などは英語圏の人たちには面白く聞こえるようだ。 | ||
===L=== | ===L=== | ||
* | *'''Leather''':本来は「革(皮)」を意味するが、レザーコスチュームを好んで着用する文化グループやそれに属する人々を意味する。特に米国では「ゲイ文化」「ゲイ」を意味する言葉としてしばしば使われる。また、米国ではゲイ文化とBDMSが、日本人が想像する以上に深い関係を持っているために、LeatherがBDSM文化を連想させる場合も多い。 | ||
===M=== | ===M=== | ||
* | *'''Masochism''':マゾヒズム。被虐性愛。1886年(明治19年)のクラフト=エビングによる造語で小説家マゾッホに由来する。日本語の「マゾ」はこの言葉に由来するが、ニュアンスが異なるので使用には注意。 | ||
* | *'''Master''':ご主人様(女性の場合はMistress) | ||
*Missionary | *'''Missionary position''':「正常位」を意味する。転じて、ノーマルなセックス。「missionary」は本来は「布教に従事する」を意味する。 | ||
* | *'''Mistress''':女王様(男性の場合はMaster) | ||
* | *'''Monogamous''':「一夫一婦性の」の意味で、不特定多数と性的交渉をもたないこと、人。【反】 | ||
*M- | *'''M-jo''':「M女」が英語になったもの。 | ||
*M/ | *'''M/s''':Master & slaveの略。 | ||
===P=== | ===P=== | ||
* | *'''Pansexual''':汎性欲主義者。 | ||
* | *'''Pervert''':「ヘンタイ」「スケベ」に近い英語。コンテクストによって強い意味を持つので注意。 | ||
* | *'''PIV''':penis in vaginaの略で、ノーマルセックスを意味する。 | ||
* | *'''Polyamorous''':本来は異性愛者であるが、同性愛にも理解があり、場合によっては同性愛行為も拒まないとする立場、立場の人。【反】Straight | ||
===S=== | ===S=== | ||
* | *'''Sadism''':サディズム。加虐性愛。1886年(明治19年)のクラフト=エビングによる造語でマルキ・ド・サドの名にに由来する。日本語の「サド」はこの言葉に由来するが、ニュアンスが異なるので使用には注意。 | ||
* | *'''Sadomasochism''':苦痛や恥辱を伴うプレイで性的興奮を感じること。日本のSMとはニュアンスが異なるので注意。 | ||
* | *'''Slave''':「奴隷」の意味。 | ||
* | *'''Straight''':異性愛者で同性愛には興味がない。【反】Polyamorous | ||
* | *'''Sub''':=Submissive | ||
* | *'''Submissive''':「服従的」の意味で「受け手」という訳が適当であろう。(=Top) | ||
* | *'''Submission''':「受け手」 | ||
* | *'''Switch''':「責め手」役と「受け手」役を時と相手により変えることのできる人。 | ||
===T=== | ===T=== | ||
* | *'''Top''':SMシーンでは『縛り手』あるいは、より広く『責め手』を意味する。詳細は「[[TopとBottomの語源]]」参照。 | ||
===V=== | ===V=== | ||
* | *'''Vanilla''':ゲイシーンの隠語で「アナルSEXを伴わないオーラル中心のSEX」を意味する。転じて、ノーマルセックスを意味する。「ヴァニラ」には「平凡」「つまらない」といった意味がある(ヴァニラ味がそうなので)。 | ||
===R=== | ===R=== | ||
* | *'''Rigger''':ロープ使い。本来は「巻揚げ係」という意味で、英語圏では縄師と似た意味で広く使用されている。ただし、日本式緊縛の愛好者は「Rigger」と呼ばれることを好まず、「Rigger」と「Bakushi」「Kinbakushi」を分けて使っている。 | ||
*Rope Sluts | *Rope Sluts | ||
2011年10月2日 (日) 22:30時点における版
A
- Asexual:性交渉に興味のないこと、人。
B
- Bakushi:「縛師」が英語になったもの。特に日本式緊縛の愛好者が好んで使う。
- BDSM:Bondage、Dominance、Discipline、Submission、Sadism、Masochismをひっくるめて表す略号として1987年頃に米国で生まれた言葉(「BDSMという言葉の誕生」参照。)の略。日本で使う「SM」に近いかもしれない。
- Bondage:本来は「拘束」を意味する言葉であり、縄(ロープ)による拘束や革製品・金属器具による拘束も含む。より広く、日本でいうところのSMプレイを意味する場合もある。「緊縛」はあくまでBondageの中の1つの種類であるので、Bondage=緊縛と単純に置き換えるのは危険である。
- Bottom:SMシーンでは『縛られる側の人』あるいは、より広く『受け手』を意味する。詳細は「TopとBottomの語源」参照。
D
- D/s:(=D&s、Ds)。Dominanceとsubmissionの関係。また、そのプレイ。
- Discipline:鍛錬やそのための懲罰の意味。転じて、それらを含むSMプレイ。お仕置きプレイ。
- Dom:=Dominant(男性名詞)
- Domme:=Dominant(女性名詞)
- Dominance:「支配」「優勢」という意味だが、「責めること」という訳が適当であろう。(=Top)
- Dominant:「支配する(人)」「優勢にある(人)」という意味だが、「責め手」という訳が適当であろう。(=Top)
- Domination:責めること。
F
- Fetishist:フェティシスト(フェティストではない)。マイナーな性的嗜好をもつ人。日本語英語の「マニア」に近い。
H
- Heteroflexible:同性愛運動にも理解があり、場合によっては同性愛行為も拒まない。
K
- Kinbakushi:「緊縛師」が英語になったもの。特に日本式緊縛の愛好者が好んで使う。
- Kinky:変態の、倒錯した、といった意味。日本語の「近畿」と発音が同じらしく、「Kinki University(近畿大学)」などは英語圏の人たちには面白く聞こえるようだ。
L
- Leather:本来は「革(皮)」を意味するが、レザーコスチュームを好んで着用する文化グループやそれに属する人々を意味する。特に米国では「ゲイ文化」「ゲイ」を意味する言葉としてしばしば使われる。また、米国ではゲイ文化とBDMSが、日本人が想像する以上に深い関係を持っているために、LeatherがBDSM文化を連想させる場合も多い。
M
- Masochism:マゾヒズム。被虐性愛。1886年(明治19年)のクラフト=エビングによる造語で小説家マゾッホに由来する。日本語の「マゾ」はこの言葉に由来するが、ニュアンスが異なるので使用には注意。
- Master:ご主人様(女性の場合はMistress)
- Missionary position:「正常位」を意味する。転じて、ノーマルなセックス。「missionary」は本来は「布教に従事する」を意味する。
- Mistress:女王様(男性の場合はMaster)
- Monogamous:「一夫一婦性の」の意味で、不特定多数と性的交渉をもたないこと、人。【反】
- M-jo:「M女」が英語になったもの。
- M/s:Master & slaveの略。
P
- Pansexual:汎性欲主義者。
- Pervert:「ヘンタイ」「スケベ」に近い英語。コンテクストによって強い意味を持つので注意。
- PIV:penis in vaginaの略で、ノーマルセックスを意味する。
- Polyamorous:本来は異性愛者であるが、同性愛にも理解があり、場合によっては同性愛行為も拒まないとする立場、立場の人。【反】Straight
S
- Sadism:サディズム。加虐性愛。1886年(明治19年)のクラフト=エビングによる造語でマルキ・ド・サドの名にに由来する。日本語の「サド」はこの言葉に由来するが、ニュアンスが異なるので使用には注意。
- Sadomasochism:苦痛や恥辱を伴うプレイで性的興奮を感じること。日本のSMとはニュアンスが異なるので注意。
- Slave:「奴隷」の意味。
- Straight:異性愛者で同性愛には興味がない。【反】Polyamorous
- Sub:=Submissive
- Submissive:「服従的」の意味で「受け手」という訳が適当であろう。(=Top)
- Submission:「受け手」
- Switch:「責め手」役と「受け手」役を時と相手により変えることのできる人。
T
- Top:SMシーンでは『縛り手』あるいは、より広く『責め手』を意味する。詳細は「TopとBottomの語源」参照。
V
- Vanilla:ゲイシーンの隠語で「アナルSEXを伴わないオーラル中心のSEX」を意味する。転じて、ノーマルセックスを意味する。「ヴァニラ」には「平凡」「つまらない」といった意味がある(ヴァニラ味がそうなので)。
R
- Rigger:ロープ使い。本来は「巻揚げ係」という意味で、英語圏では縄師と似た意味で広く使用されている。ただし、日本式緊縛の愛好者は「Rigger」と呼ばれることを好まず、「Rigger」と「Bakushi」「Kinbakushi」を分けて使っている。
- Rope Sluts