3分で分かるSMの歴史

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2012年8月17日 (金) 07:39時点におけるU (トーク | 投稿記録)による版

3分で分かるSMの歴史

 「SM」はサディズム(S)とマゾヒズム(M) を意味する略号で、「イジメる人=S」と、「イジメられる人=M」の間でおこなわれる性的な興奮をともなうプレイを意味する。

 SMが、風俗文化として急激に進展したのは第二次世界大戦後である。特に日本では、60〜70年代にピンク映画にっかつ映画で多くのSM映画が製作され、また80年代には、数十種におよぶ「SM雑誌」が発行され、その一部は一般書店でも販売されるにまでいたった。80〜90年代のAV全盛期にも多くのSM作品が作られ、非SM系の日本のAV作品がそうであるように、丁寧に作られたクオリティーの高い作品が多い。

 SMプレイには、縄(ロープ)、鞭、ローソクなどいろいろな道具が使われるが、その中でも、特に縄を用いた緊縛技法の体系化は日本独自のSM文化の1つで、緊縛師と呼ばれる高度な緊縛技法を身につけた人々が登場した。これらの緊縛技法は、書籍・ビデオなどの緊縛教材緊縛教室、あるいはステージでのSMショーなどを通じてSM愛好家の間に広まり、高いレベルの緊縛技法を身につけたSM愛好家が多いのも日本の特徴である。

 今世紀に入り、インターネットの発達と共に、日本の緊縛を中心としたSM文化が海外に知れ渡るようになり、「Kinbaku」「Shibari」などの日本語由来の単語が誕生している。現在、日本の緊縛技法は、それぞれの国で独自の発達をしていた海外SM文化と融合しながら、新たな進展を起こしつつある。

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