論語通解

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論語通解

論語通解(ろんごつうかい)は、伊藤晴雨が1930年(昭和5年)に出版しようとした春画本。江戸と東京 風俗野史の出版資金調達目的。事前に警察に没収され、巣鴨刑務所に拘留。3冊程度しか現存せず。

概要

伊藤晴雨が1930年(昭和5年)に温古書屋から石版刷りで50部を出版しようとした春画本。事前に警察に没収され、これにより3月、伊藤晴雨は巣鴨刑務所に20日間拘留[1]。4月9日に出所[2]。警察の家宅捜査でコレクションも没収された[3]

別名

エピソード

  • 江戸と東京 風俗野史の出版資金をかせぐために出した春画本とされている[3]
  • 久しく、高橋鐵が所蔵する1冊のみしか残っていないとされていたが、やがてさらに3冊が発見される[4]

伊藤晴雨作品

引用文献

  1. 城市郎発禁本 明治・大正・昭和・平成 城市郎コレクション』別冊太陽 (1999, 平凡社)
  2. 宮尾與男『伊藤晴雨略年譜』in 「江戸と東京 風俗野史」(図書刊行会, 2001)
  3. 3.0 3.1 城市郎活字のエロ事師たち』(沖積舎, 1989)
  4. 天下一本「論語通解」

注釈

  1. 1.0 1.1 猟奇 1947年(昭和22年)5月号表紙裏面に広告。

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