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'''問題SM小説'''』は、SM雑誌である。
[[画像:mondaisam.jpg|250px|thumbnail|問題SM小説 1970年(昭和45年)5月創刊号]]
'''もんだいえすえむしょうせつ'''。 1970年(昭和45年)5月、[[コバルト社]]から創刊。人目を避けるように改題した同社の「[[SMマガジン]]」と対照的に最初から堂々と「SM」を用いた。


== 概要 ==
== 概要 ==
[[サスペンス&ミステリーマガジン]]の臨時増刊号が独立した形で、1970年(昭和45年)5月に創刊。次第にマゾ男性専門雑誌へと変貌していく。


== 発行年・出版社==
== 発行年・出版社==
1970年(昭和45年)5月-1975年(昭和50年)に[[コバルト社]]から刊行。
1970年(昭和45年)5月-1975年(昭和50年)に[[コバルト社]]から刊行。1975年(昭和50年)11月終刊。
 
== 発行人・編集人==
== 発行人・編集人==
編集人:[[辻岡定彦]]<ref group="注">編集後記には「SMは素人」と書いてある。</ref>
発行人:茂木英二


== 主な出来事==
== 主な出来事==
1968年(昭和43年)9月、[[サスペンス&ミステリーマガジン]]が創刊。
1968年(昭和43年)9月、[[サスペンス&ミステリーマガジン]]が創刊。


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1970年(昭和45年)2月、臨時増刊号第2号として『SMマガジン2月臨時増刊号』。
1970年(昭和45年)2月、臨時増刊号第2号として『[[SMマガジン]]2月臨時増刊号』。


1970年(昭和45年)5月、臨時増刊号は『[[問題SM小説]]』として独立。
1970年(昭和45年)5月、臨時増刊号は『[[問題SM小説]]』として独立。


== エピソード==
1971年(昭和46年)12月15日、[[問題SM小説]]特別増刊として『飛び出す緊縛』。第2巻・第14号となる。650円。


1972年(昭和47年)11月、[[別冊問題SM小説]]を創刊。


== 脚注==
1975年(昭和50年)、休刊。
 


== エピソード==
*創刊号の「編集後記」にて、編集人の[[辻岡定彦]]は「今までSMマガジンの臨時増刊号として、昨年二回発行しました問題SM小説は、第三冊目の臨増を出す予定だった三月に、独立して月刊誌となったわけです」と述べている。
== 引用文献==
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== お役たちweb==
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==つながり==
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2014年12月22日 (月) 07:33時点における版

問題SM小説 1970年(昭和45年)5月創刊号

もんだいえすえむしょうせつ。 1970年(昭和45年)5月、コバルト社から創刊。人目を避けるように改題した同社の「SMマガジン」と対照的に最初から堂々と「SM」を用いた。

概要

サスペンス&ミステリーマガジンの臨時増刊号が独立した形で、1970年(昭和45年)5月に創刊。次第にマゾ男性専門雑誌へと変貌していく。

発行年・出版社

1970年(昭和45年)5月-1975年(昭和50年)にコバルト社から刊行。1975年(昭和50年)11月終刊。

発行人・編集人

編集人:辻岡定彦[注 1] 発行人:茂木英二

主な出来事

1968年(昭和43年)9月、サスペンス&ミステリーマガジンが創刊。

1969年(昭和44年)10月、サスペンス&ミステリーマガジンの臨時増刊号第1号として『SMマガジン[注 2]10月臨時増刊号』を発行[注 3]

1970年(昭和45年)2月、臨時増刊号第2号として『SMマガジン2月臨時増刊号』。

1970年(昭和45年)5月、臨時増刊号は『問題SM小説』として独立。

1971年(昭和46年)12月15日、問題SM小説特別増刊として『飛び出す緊縛』。第2巻・第14号となる。650円。

1972年(昭和47年)11月、別冊問題SM小説を創刊。

1975年(昭和50年)、休刊。

エピソード

  • 創刊号の「編集後記」にて、編集人の辻岡定彦は「今までSMマガジンの臨時増刊号として、昨年二回発行しました問題SM小説は、第三冊目の臨増を出す予定だった三月に、独立して月刊誌となったわけです」と述べている。

引用文献

注釈

  1. 編集後記には「SMは素人」と書いてある。
  2. 本来なら『サスペンス&ミステリーマガジン臨時増刊号』というべきところを、略号の『SMマガジン』を使っている。
  3. 編集人は同じく松山譲一椋陽児や植草甚一が書いている。

お役たちweb

つながり

SMという言葉の誕生