トーク:田中欣一
西原プロも一時、専属みたいに付き合っていましたが上田さんはあったことも聞いたこともありません。 西原さん確かにやくざですよね、当時、銀座の事務所の近くに幸福銀行がありましてそこの行員さんを奥さんにしてしまいました。ご両親に挨拶に言ったところ、自分より年下だと言ってました。助監督一人に3役位押し付けてこき使っていました。西原さんはカメラマンもしていましたから、お金は残していたと思います。車がこすられた時は、全塗装させたと言ってました。ドスの聞いた声と顔に傷があったので、効果満点でしょう。でも、普段は優しくしていました。 加山さんとは直接お話しはしたことがありませんでしたがロケ先であったことはあります。「ザ・折檻」を代表とするシリーズに緊縛指導で伊集院剛(志摩紫光)、葵マリー(初代)が参加しています。伊豆高原城ヶ崎吊りはしから緊縛女を吊るしたり、蛇やどじょうを使ったり、すごいことをやってました。そんな映像を「フォーカス」(新潮社)
:にっかつがロマンポルノとして撮った作品は一切縛りを担当しておりません。監督やスタッフが分かるのですから直接聞いた方がよいと思います。有末さん等は拘っていたと思います。 私はあくまでも下請けのにっかつ作品を担当してました。本編は「イブちゃんの花びら」(中原俊)「オーガズム真理子」(加藤?)ちなみに主演の真理子役は北里めぐみ(滝田洋二郎夫人)です。
:当時、ミリオン出版(スナイパー)の取材で中野クイーンへは1年ぐらい女王様(忍女王、他)のプレイを撮りにいってましたが、緊縛VTRに立ち会ったことはございません。
:その頃、司書房ができ後に、ミリオン出版の社長となる平田氏や浅田氏(三和出版)が入社してきました。
私は昭和45年秋に東京三世社から出ていた「ピンキー」と言うタイトルの(ほとんどピンク映画のスチール写真で構成された雑誌の)取材でピンク映画の現場に出かけたのが最初です。現場では助監督がスチールを撮っていたのでろくな写真がありませんでした。ポスターと劇場用写真を只で撮ってあげる代わりに自由に取材をすることができました。製作は「プロダクション鷹」監督は木俣尭喬、主演珠瑠美、製作手伝い和泉聖治でした。以来16年間ほとんどの監督のスチールのお手伝いをしてきました。800本以上は付き合ったと思います。東京三世社から分かれた司書房「SMファン」が創刊され写真のお手伝いをしていた関係で映画の中で緊縛シーンがあるとどうしても手伝うと言うか見た目に美しい縄の縛りをして見せているうちに緊縛映画は田中でということになり若松孝二、山本晋也、渡辺護、向井寛、等々のほとんどの緊縛映画の縛り担当になりました。目黒の団鬼六の邸宅で谷なおみ主演で撮ったこともあります。山辺さんははなおみのおつきに東てる美をつれてきていて高校を卒業したら映画で使うと言ってました。なおみと、てる美(デビュー)の競演は渡辺護監督の「女王蜂競乱」?てる美は既になおみと肩を並べる演技をしていました。後に山辺プロで東てる美監督で映画「闇に白き獣たちのむれ」?を撮りました。私は高橋伴明作品のほとんどすべてと渡辺護作品の後半すべてのスチールを担当しました。伴明監督の「日本の拷問」「聖処女縛る」、護監督の「少女縛る」や「谷なおみ縛る」などは思いで深いです。 その後映画の雑誌が無くなりビデオの雑誌の時代になりましたのでビデオ現場(スタジオ418)等の取材に変わりました。 雑誌では「SMセレクト」後に「ドミナ倶楽部」、のグラビア、特に「SMスナイパー」では20年間メインカメラマンで担当しました。現在は、www.kt-world.jpにて映画スチールや緊縛写真等を発信中です。簡単に経歴を書きましたが役に立ちましたでしょうか
ブログより
http://www.kt-world.jp/diary/?p=50
好色花でんしゃ」、「夜のひとで」、「大久保清・セックス縦断」、「女地獄唄、尺八弁天」、「少女を縛る!」「聖処女縛り」「セーラー服色情飼育」・・・・など数々の名作を生み出し、また東てる美、美保純、可愛かずみらを発掘、育てたピンク映画の巨匠渡辺護監督は、田中欣一と関わることが多く、当人たちも「何本一緒にやったか分からない」というぐらい。
田中欣一は現場写真を撮りながら、女優さんたちを縛ることが多く、元ピンク映画女優である早乙女宏美さん曰く「欣ちゃん縛って、縛って」とリクエストが多かったそう。 渡辺監督の代表作である「聖処女縛り」のハードな縛りのシーンが流れる。 吊るされ、ギリギリと縄に締め付けられ、いたぶられるシーン。これも田中欣一がやったものだが、あらゆる現場での縛りをやっているという。
早乙女宏美さんは田中欣一に撮られたという当時の貴重なポスターを持って登場。 『逆さ吊し縛り縄』と続編である「地獄のローパー 緊縛・SM・18才」。 特に「地獄のローパー」では地上45mもの高さでクレーン車に吊られた早乙女さんが写っているポスター。 ここで発覚したのはこの45mの高さで吊られるというものは元々早乙女さん自身が持ち込んだ企画だったということ。更にこれだけでは飽き足らずそのままクレーン車を走らせたいというのが要望だったらしいから、いやはや何とも・・・。 これには渡辺監督も驚き、
田中欣一と同じく緊縛写真家として第一線を走り続けてきた杉浦則夫氏。 実は会って話をしたのは、今回のイベントのために2日前に顔合わせも兼ねて会った1回のみ。
写真も違えば、女性の好みも違う。 田中欣一は、いわずとしれたお尻である。 ボリュームたっぷりで、後ろから撮っていって角度を少しずつ変えていってもなかなか中身が見えそうで見えないお尻。このようなお尻を持つ女性を好み、迫力ある写真を撮るべく光りを当てていく。 杉浦氏は、なんと、髪の毛であった。髪の毛一本一本にエロスを感じる、と。 また、体つきも華奢な方が好みであるということだった。