デカメロン(戦後雑誌)
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でかめろん。14世紀のボッカッチョの小説名に由来する1946年(昭和21年)頃創刊されたカストリ雑誌。1955年(昭和30年)2月号まで続く。戦前の同名誌とは別。
概要
オリジナル作品、戦前の雑誌については[デカメロン]]参照。ここでは終戦直後にカストリ雑誌として創刊されたデカメロンについて記載している。
1947年(昭和22年)頃から少なくとも1955年(昭和30年)2月号まで続いた、カストリ雑誌の中では存在感の大きい雑誌の1つ。最初は『でかめろん』として発刊されている。秋吉巒が作品を書いていた。
発行年・出版社
東京ロマンス社、全日本出版
発行人・編集人
1952年(昭和27年)3月号は、発行人:二上信夫、編集人:内山幸一で全日本出版社とある。
1953年(昭和28年)12月号は、発行兼編集人:三沢吉三。
主な出来事
1952年(昭和27年)、2月増刊号に寿汀夢『銀座の潜水夫』掲載[注 1]。
1952年(昭和27年)、7月号に『男女同性愛性技白書座談会』。
1953年(昭和28年)、附録に高橋由雄編『実用十二ヶ月愛情暦』。
エピソード
- 名前はジョヴァンニ・ボッカッチョ(Giovanni Boccaccio)による14世紀の小説集『デカメロン』(Decameron)に由来する。この作品はエロティックな内容も含むことで有名。
- 明智伝鬼が子供の頃愛読していた雑誌の1つ。
引用文献
注釈
- ↑ アルフォン・カミの長編「エッフェル塔の潜水夫」を翻案したユーモア探偵小説。