上村一夫
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かみむら かずお、1940年(昭和15年)3月7日-1986年(昭和61年)1月11日。『同棲時代』などが代表作。SMセレクトには1971に『雨靴物語』。1983年には伊藤晴雨、佐々木カネヨを描く『菊坂ホテル』。
概要
絵師。劇画家。SMセレクトなどに作品発表。代表作に『同棲時代』。
別名
略歴
1940年(昭和15年)3月7日、神奈川県横須賀市に生まれる[1]。
1945年(昭和20年)頃、千葉に疎開[2]。
1962年(昭和37年)、武蔵野美術大学デザイン科卒業後、宣弘社入社[1]。
1967年(昭和42年)、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー[1]。
1971年(昭和46年)10月、SMセレクト1971年(昭和46年)10月号に『雨靴物語』発表。
1972年(昭和47年)3月、漫画アクションに『同棲時代』連載開始。
1973年(昭和48年)2月18日に、『同棲時代』がTBSでドラマ放送。
1973年(昭和48年)4月14日、松竹から『同棲時代』がロードショー。出演:由美かおる、仲雅美。
1976年(昭和51年)10月、ニューセルフ1976年(昭和51年)10月号に『言わせえエッセイ 上村一夫』でインタビュー記事。
1983年(昭和57年)9月28日、小説王に伊藤晴雨が登場する『菊坂ホテル』を連載開始。
1985年(昭和60年)11月、下咽頭腫瘍で入院[1]。
1986年(昭和61年)1月11日、永眠。
エピソード
- 「昭和の絵師」と称されることがある。
- 実娘が上村汀(みぎわ)。
- 父親は海軍の軍医でスパルタ教育を受ける[2]。
- 宣弘社時代、同社員の阿久悠と知り合い劇画の世界に入る[1]。
- 阿久悠とは武蔵野美術大学時代から友達[2]。
- 友人である久世光彦が『悪の華』のTV化を企画したが、内容が過激なために実現しなかった[3]。
- 久世光彦とのつながりからTV番組「寺内貫太郎一家」の飲み屋の客として出演[3]。
作品
- 阿久悠・原作、上村一夫・絵『Scan Doll』漫画アクション1968年(昭和43年)10月17日号〜1969年(昭和44年)5月22日号
- 上村一夫『雨靴物語』SMセレクト1971年(昭和46年)10月号
- 上村一夫『タッチ』(企画・編集:タッチ社、発行:三崎書房 1971)
- 岡崎英生・原作、上村一夫・絵『同棲時代』漫画アクション1972年(昭和48年)3月2日号〜1973年(昭和48年)11月8日号
- 岡崎英生・原作、上村一夫・絵『悪の華』漫画エロトピア1975年(昭和50年)1月号〜1976年(昭和51年)1月号
- 上村一夫『菊坂ホテル』月刊小説王1983年-1984年に連載。