館淳一
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たて じゅんいち、1943年(昭和18年) -
概要
文筆家。日本推理作家協会、日本文芸家クラブ会員。女装子の世界にも造詣が深い。海外SM文献の蒐集を趣味としており、それがスタイリッシュな作風の確立に影響を与えたものと思われる。
別名
狷介老人、ぐらんぴ
略歴
1943年(昭和18年)、北海道稚内市に生まれる。
1960年代、日本大学藝術学部放送学科卒業。
1975年(昭和50年)、『別冊SMファン』の『凶獣は闇を撃つ』で作家デビュー。
1981年(昭和56年)、最初の単行本『姦られる』(二見書房)を発刊。
エピソード
- 小学生の頃に見た「人間豹」[注 1]の挿絵に興奮し、その挿絵を半世紀以上も探求していたと言う。数名の探偵小説ファンが互いに連絡を取り合った結果、2009年の夏に該当挿絵が発見され、無事にコピーを入手する事が出来た。
- 子供の頃、漁業会社を経営した父親の蔵書にあった『新青年』を読んでいたと言う。
- 放送学科の卒業試験直前、同期の森本レオから「ノートを貸してくれ」と頼まれた事がある。
- ペンネームの由来については、2005年10月に行われたインタビューで詳しく語っている。
代表作
- 館淳一『未亡人母・黒い下着の罠』(フランス書院, 1996)
- 館淳一『いろ艶筆』(東京スポーツ)
館淳一研究本
- 八本正幸『エロティック・ミステリーとして読む館ワールド』in 『『新青年』趣味』第12号