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2024年9月7日 (土) 07:46時点における版
女性用下着の卸売りをしていたアント商事の田中稔が1978年(昭和53年)に日暮里に1号店をオープンした女装専門店。1979年には神田に5Fからなるエリザベス会館をオープンし、80年代には名古屋、新大阪、九条、亀戸にもチェーン店を広げる。女装雑誌「くいーん」も発行。
概要
田中稔が1978年(昭和53年)に日暮里にオープンした女装専門店。最盛期には都内、大阪、名古屋など数店舗。女装雑誌『くいーん』や女装ビデオも製作。
別名
所在地
東京都荒川区西日暮里2-25-11
東京都千代田区神田須田町2-6 池田ビル (1980-83頃)
東京都千代田区神田須田町2-8-4 筒井ビル3F (1984頃)
名古屋市中村区則武1-13-15東栄ビル2F
名古屋市中村区則武1-13-15東栄ビルB1F (1984頃)
大阪市淀川区西中島6-2-3 第7チサンビル417号 (1984頃)
東京都区平井3-30-2
新宿区百人町2丁目あたり
江東区亀戸5-32-18
大阪市西区九条1丁目付近
墨田区亀沢3-27-3(通販)
東京都台東区浅草橋1-24-8奥田ビル
大阪市浪速区元町1-11-5 (難波元町店 1996頃)
歴史
1979年(昭和54年)、ブラックキャッツ5月号の取り扱い店に『エリザベス』の名前がある。
1979年(昭和54年)、女性用下着の卸売りをしていたアント商事が東京都内に「エリザベス会館」を開設[3]。
1980年(昭和55年)1月、別冊SMファン1月号に女装品の店『エリザベス』の広告。神田店がオープンと。
1980年(昭和55年)3月、MY PARTNER3月号に女装品の店『エリザベス』の広告。日暮里店に続いて神田店がオープンと。オリジナル下着卸アント商事の記載が。
1980年(昭和55年)11月、SM奇譚11月号に『エリザベス』の広告。2Fが小売店と化しロッカー。4Fが貸衣装と化粧室。5Fが女装の広場。
1980年(昭和55年)、女装雑誌「くいーん」を創刊(2003年に休刊)[3]。
レンタルビデオ店を運営していたオーツーが名古屋に開設[3]。
1982年(昭和57年)12月、Billy12月号で『エリザベスはおんな男のパラダイスだ!』の特集。神田店のレポート。
- 「昭和53年に日暮里店をオープン」「54年に神田に『女装会館』を設立」「いまじゃ名古屋にも進出」とある。その2Fは「ブティック『アトリエ』」と。「交際誌『くいーん』も月刊で発行」と写真付きで紹介されている。
女性用下着の卸売りをしていたエム・ケイ企画が大阪に店舗[3]。
1984年(昭和59年)11月、Billy11月号の『エリザベス』の広告には「名古屋地下移転内容充実で・・・。新設オープン!!」とあり、アント商事名で北海道・九州でのチェーン店が募集。
1987年(昭和62年)、SMスピリッツ4月号に岩本町のエリザベス会館、神田店特集。
- 神田店の他、西日暮里店、名古屋店、大阪店があると。
- 片岡ユミ嬢が案内。8年にわたり女装アドバイザーをしていたと。
- 1Fは入り口、2Fが女装品売り場、3Fが『くいーん』等の女装雑誌類売り場と貸しロッカー。4Fが化粧ルーム。5Fが集いの広場。
- 料金は下着セット代が6000円、利用券が4000円、レンタル衣装代が2000円。
- 最近ではビデオも制作と。8月には第3弾のソフトSMも織り込んだ「女装PART2」。
1993年(平成5年)4月、SMスピリッツ4月号の広告では、新大阪店、日暮里店、名古屋店、九条店、亀戸店の5店舗となっている。亀戸店がエリザベス通販の住所に。
1996年(平成8年)10月、『くいーん』10月号に九条店が移転して難波元町店がオープンと。
2017年(平成29年)3月26日、エリザベス(名古屋)閉店。
エピソード
- 元大学教授の女装家、山咲真由美が1994年から、当時亀戸にあった「エリザベス会館」に通っていたとある[4]
ギャラリー
-
MY PARTNER1980年(昭和55年)3月号のエリザベス広告。
引用文献
注釈
お役たちweb
- HP
- エリザベス大阪
- エリザベス名古屋
- 三橋順子10月28日(火)都留文科大学「ジェンダー研究1」第5講「『性』の多層構造論 ―『性』を模式図で考えてみる―」 [お仕事(講義・講演)]
- 古書店 太陽野郎 地下のお店