「カストリ雑誌」の版間の差分
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戦後まもなく非合法に製造されていたアルコール度の高い焼酎を「カストリ焼酎」と呼んでいた。日本酒を醸造する過程でできる酒の糟を原料として蒸留して作った「糟取焼酎」というものも存在していたが、この「糟取焼酎」と「カストリ焼酎」は別物。「カストリ焼酎」の場合は、米や芋を原料として、麹を加えた即製品。悪酒のために「三合」飲むと酔いつぶれるといわれたことと、「三号」で潰れてしまうことの語呂合わせで「カストリ雑誌」と命名されたと言われている。正当な雑誌を扱う出版社を「内神田」、カストリ雑誌などを扱う雑誌社を「外神田」と呼んでいた<ref name="yamaoka">山岡明『「カストリ雑誌」の時代』in 「カストリ復刻版」日本出版社, 1975年(昭和50年)</ref>。 | |||
2010年1月18日 (月) 11:59時点における版
「カストリ」の語源
戦後まもなく非合法に製造されていたアルコール度の高い焼酎を「カストリ焼酎」と呼んでいた。日本酒を醸造する過程でできる酒の糟を原料として蒸留して作った「糟取焼酎」というものも存在していたが、この「糟取焼酎」と「カストリ焼酎」は別物。「カストリ焼酎」の場合は、米や芋を原料として、麹を加えた即製品。悪酒のために「三合」飲むと酔いつぶれるといわれたことと、「三号」で潰れてしまうことの語呂合わせで「カストリ雑誌」と命名されたと言われている。正当な雑誌を扱う出版社を「内神田」、カストリ雑誌などを扱う雑誌社を「外神田」と呼んでいた[1]。
参考資料
- ↑ 山岡明『「カストリ雑誌」の時代』in 「カストリ復刻版」日本出版社, 1975年(昭和50年)