「トーク:団鬼六」の版間の差分
提供:SMpedia
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
7行目: | 7行目: | ||
小津安二郎 | 小津安二郎 | ||
美濃村氏の前では何だか女達が毒蜘蛛の吐き出す糸に操られるようにして化物の正体を現したようで不気味にさえ感じることがあった。女性の性というものは男だけに不可解なものではなく、彼女自身にとっても不可解なものではないだろうか。女性自身が自分の性をつかみ損ねて曖昧にしている所を美濃村氏によって動揺している性にある種の解決をつけられている感じも受けるのである。 | 美濃村氏の前では何だか女達が毒蜘蛛の吐き出す糸に操られるようにして化物の正体を現したようで不気味にさえ感じることがあった。女性の性というものは男だけに不可解なものではなく、彼女自身にとっても不可解なものではないだろうか。女性自身が自分の性をつかみ損ねて曖昧にしている所を美濃村氏によって動揺している性にある種の解決をつけられている感じも受けるのである。([[団鬼六]]『[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4257790245?ie=UTF8&tag=iq05-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4257790245 '''外道の群れ―責め絵師伊藤晴雨をめぐる官能絵巻''']』(1996, 朝日ソノラマ)) |
2011年4月19日 (火) 11:50時点における版
田代幸三
田代幸蔵
松竹
小津安二郎
美濃村氏の前では何だか女達が毒蜘蛛の吐き出す糸に操られるようにして化物の正体を現したようで不気味にさえ感じることがあった。女性の性というものは男だけに不可解なものではなく、彼女自身にとっても不可解なものではないだろうか。女性自身が自分の性をつかみ損ねて曖昧にしている所を美濃村氏によって動揺している性にある種の解決をつけられている感じも受けるのである。(団鬼六『外道の群れ―責め絵師伊藤晴雨をめぐる官能絵巻』(1996, 朝日ソノラマ))