「上村一夫」の版間の差分
提供:SMpedia
編集の要約なし |
(→エピソード) |
||
(同じ利用者による、間の20版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
'''かみむら かずお'''、1940年(昭和15年)3月7日-1986年(昭和61年) | [[画像:KazuoKamimura.jpg|350px|thumbnail|[[上村一夫]](1940-1986)。[[ニューセルフ]]1976年(昭和51年)10月号より。]] | ||
[[画像:KazuoKamimura2.jpg|250px|thumbnail|[[SMセレクト]]1971年(昭和46年)10月号に発表した[[上村一夫]]の『'''雨靴物語'''』より]] | |||
[[画像:KazuoKamimura3.jpg|250px|thumbnail|[[小説王]]1983年(昭和57年)9月28日から連載した[[上村一夫]]の『'''菊坂ホテル'''』より。[[竹久夢二]]宅に[[佐々木カネヨ]](お葉)を訪ね、縛りに誘うシーン。]] | |||
'''かみむら かずお'''、1940年(昭和15年)3月7日-1986年(昭和61年)1月11日。『同棲時代』などが代表作。[[SMセレクト]]には1971に『'''雨靴物語'''』。1983年には[[伊藤晴雨]]、[[佐々木カネヨ]]を描く『'''菊坂ホテル'''』。 | |||
==概要== | ==概要== | ||
絵師。劇画家。[[SMセレクト]]などに作品発表。代表作に『'''同棲時代'''』。 | |||
==別名== | ==別名== | ||
==略歴== | ==略歴== | ||
1940年(昭和15年)3月7日、神奈川県横須賀市に生まれる<ref name="koushiki">[http://www.kamimurakazuo.com 公式サイト]より</ref>。 | |||
1945年(昭和20年)頃、千葉に疎開<ref name="NewSelf">[[ニューセルフ]]1976年(昭和51年)10月号より</ref>。 | |||
1962年(昭和37年)、武蔵野美術大学デザイン科卒業後、[[宣弘社]]入社<ref name="koushiki"></ref>。 | |||
1967年(昭和42年)、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー<ref name="koushiki"></ref>。 | |||
1971年(昭和46年)10月、[[SMセレクト]]1971年(昭和46年)10月号に『'''雨靴物語'''』発表。 | |||
1972年(昭和47年)3月、[[漫画アクション]]に『'''同棲時代'''』連載開始。 | |||
1973年(昭和48年)2月18日に、『'''同棲時代'''』がTBSでドラマ放送。 | |||
1973年(昭和48年)4月14日、[[松竹]]から『'''同棲時代'''』がロードショー。出演:由美かおる、仲雅美。 | |||
1976年(昭和51年)10月、[[ニューセルフ]]1976年(昭和51年)10月号に『'''言わせえエッセイ [[上村一夫]]'''』でインタビュー記事。 | 1976年(昭和51年)10月、[[ニューセルフ]]1976年(昭和51年)10月号に『'''言わせえエッセイ [[上村一夫]]'''』でインタビュー記事。 | ||
1983年(昭和57年)9月28日、[[小説王]]に[[伊藤晴雨]]が登場する『'''菊坂ホテル'''』を連載開始。 | |||
1985年(昭和60年)11月、下咽頭腫瘍で入院<ref name="koushiki"></ref>。 | |||
1986年(昭和61年)1月11日、永眠。 | |||
==エピソード== | ==エピソード== | ||
* | *「昭和の絵師」と称されることがある。 | ||
*実娘が上村汀(みぎわ)。 | |||
*父親は海軍の軍医でスパルタ教育を受ける<ref name="NewSelf"></ref>。 | |||
*[[宣弘社]]時代、同社員の[[阿久悠]]と知り合い劇画の世界に入る<ref name="koushiki"></ref>。 | |||
*[[阿久悠]]とは武蔵野美術大学時代から友達<ref name="NewSelf"></ref>。 | |||
*友人である[[久世光彦]]が『'''悪の華'''』のTV化を企画したが、内容が過激なために実現しなかった<ref name="sniper">[[小松杏里]]『快楽のイリュージョン」[[S&Mスナイパー]]1990年(平成2年)11月号</ref>。 | |||
*[[久世光彦]]とのつながりからTV番組「寺内貫太郎一家」の飲み屋の客として出演<ref name="sniper"></ref>。 | |||
==作品== | ==作品== | ||
*[[阿久悠]]・原作、[[上村一夫]]・絵『'''Scan Doll'''』[[漫画アクション]]1968年(昭和43年)10月17日号〜1969年(昭和44年)5月22日号 | |||
*[[上村一夫]]『'''雨靴物語'''』[[SMセレクト]]1971年(昭和46年)10月号 | *[[上村一夫]]『'''雨靴物語'''』[[SMセレクト]]1971年(昭和46年)10月号 | ||
*[[上村一夫]]『'''タッチ'''』(企画・編集:タッチ社、発行:[[三崎書房]] 1971) | *[[上村一夫]]『'''タッチ'''』(企画・編集:タッチ社、発行:[[三崎書房]] 1971) | ||
*[[岡崎英生]]・原作、[[上村一夫]]・絵『'''同棲時代'''』[[漫画アクション]]1972年(昭和48年)3月2日号〜1973年(昭和48年)11月8日号 | |||
*[[岡崎英生]]・原作、[[上村一夫]]・絵『'''悪の華'''』[[漫画エロトピア]]1975年(昭和50年)1月号〜1976年(昭和51年)1月号 | *[[岡崎英生]]・原作、[[上村一夫]]・絵『'''悪の華'''』[[漫画エロトピア]]1975年(昭和50年)1月号〜1976年(昭和51年)1月号 | ||
*[[上村一夫]]『'''菊坂ホテル'''』月刊小説王1983年-1984年に連載。 | *[[上村一夫]]『'''菊坂ホテル'''』月刊小説王1983年-1984年に連載。 | ||
== | == 引用文献== | ||
<references/> | |||
==お役たちweb== | ==注釈== | ||
<references group="注"/> | |||
== お役たちweb== | |||
*[http://www.kamimurakazuo.com 公式サイト] | |||
*[https://www.1101.com/kamimura/ 上村汀X糸井重里] | |||
==つながり== | |||
{{DEFAULTSORT:かみむら かずお}} | {{DEFAULTSORT:かみむら かずお}} | ||
[[Category:絵師]] | [[Category:絵師]] | ||
[[Category:1960年代の絵師]] | |||
[[Category:1970年代の絵師]] | [[Category:1970年代の絵師]] | ||
[[Category:1980年代の絵師]] | [[Category:1980年代の絵師]] | ||
[[Category:総索引]] | [[Category:総索引]] |
2017年10月12日 (木) 13:25時点における最新版
かみむら かずお、1940年(昭和15年)3月7日-1986年(昭和61年)1月11日。『同棲時代』などが代表作。SMセレクトには1971に『雨靴物語』。1983年には伊藤晴雨、佐々木カネヨを描く『菊坂ホテル』。
概要
絵師。劇画家。SMセレクトなどに作品発表。代表作に『同棲時代』。
別名
略歴
1940年(昭和15年)3月7日、神奈川県横須賀市に生まれる[1]。
1945年(昭和20年)頃、千葉に疎開[2]。
1962年(昭和37年)、武蔵野美術大学デザイン科卒業後、宣弘社入社[1]。
1967年(昭和42年)、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー[1]。
1971年(昭和46年)10月、SMセレクト1971年(昭和46年)10月号に『雨靴物語』発表。
1972年(昭和47年)3月、漫画アクションに『同棲時代』連載開始。
1973年(昭和48年)2月18日に、『同棲時代』がTBSでドラマ放送。
1973年(昭和48年)4月14日、松竹から『同棲時代』がロードショー。出演:由美かおる、仲雅美。
1976年(昭和51年)10月、ニューセルフ1976年(昭和51年)10月号に『言わせえエッセイ 上村一夫』でインタビュー記事。
1983年(昭和57年)9月28日、小説王に伊藤晴雨が登場する『菊坂ホテル』を連載開始。
1985年(昭和60年)11月、下咽頭腫瘍で入院[1]。
1986年(昭和61年)1月11日、永眠。
エピソード
- 「昭和の絵師」と称されることがある。
- 実娘が上村汀(みぎわ)。
- 父親は海軍の軍医でスパルタ教育を受ける[2]。
- 宣弘社時代、同社員の阿久悠と知り合い劇画の世界に入る[1]。
- 阿久悠とは武蔵野美術大学時代から友達[2]。
- 友人である久世光彦が『悪の華』のTV化を企画したが、内容が過激なために実現しなかった[3]。
- 久世光彦とのつながりからTV番組「寺内貫太郎一家」の飲み屋の客として出演[3]。
作品
- 阿久悠・原作、上村一夫・絵『Scan Doll』漫画アクション1968年(昭和43年)10月17日号〜1969年(昭和44年)5月22日号
- 上村一夫『雨靴物語』SMセレクト1971年(昭和46年)10月号
- 上村一夫『タッチ』(企画・編集:タッチ社、発行:三崎書房 1971)
- 岡崎英生・原作、上村一夫・絵『同棲時代』漫画アクション1972年(昭和48年)3月2日号〜1973年(昭和48年)11月8日号
- 岡崎英生・原作、上村一夫・絵『悪の華』漫画エロトピア1975年(昭和50年)1月号〜1976年(昭和51年)1月号
- 上村一夫『菊坂ホテル』月刊小説王1983年-1984年に連載。