「菱縄縛り」の版間の差分

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'''ひしなわしばり'''
'''ひしなわしばり'''
==概要==
==概要==
一般的に「[[亀甲縛り]]」と呼ばれる縛りのほとんどがこの「[[菱縄縛り]]」を不正確に表現しているものである。「[[亀甲縛り]]」では形成される縄の幾何学模様が「六角形(=亀模様)」になるのに対し、「[[菱縄縛り]]」では「菱形」になる。「[[菱縄縛り]]」はその縛り方に無数のヴァリエーションが存在する。
【用法1】広く、縛った縄の形が「菱(ひし)」型となる緊縛技法の総称。
 
【用法2】[[捕縄術]]によく見られる、背面、あるいは前面に大きく菱形を形成する緊縛の技法。[[捕縄術]]の基本的な縛りは、「首」「[[高手]]」「[[小手]]」を拘束する縛りだが、左右の「[[高手]]」と「首」「[[小手]]」の4箇所か菱形になるような[[捕縄術]]の縛り( [http://nawa-art.com/backnumber/1950/195406/018.html 菱縛りの例])に「菱」に関連した名前がつけられている。
 
【用法3】一般的に「[[亀甲縛り]]」と呼称される、菱形を多く含む緊縛技法。昭和SMの緊縛で「[[亀甲縛り]]」と呼ばれている縛りの多くが、「六角形(=亀模様)」をその形に含んでいない。したがって、正確には「[[亀甲縛り]]」ではなく、「[[菱縄縛り]]」と呼ばなくてはならず、そのように呼んでいる緊縛師も多い。「[[亀甲菱縄]]」のように、両方の意味をもたせた呼称も存在し、実際に「菱形」と「亀模様」が混在する緊縛も存在する。
 
形成される菱形が大きな縛りを「[[大菱縄]]」と呼ぶこともある。
 
==別名==
==別名==
[[菱縛り]]
[[亀甲菱縄]]
[[小目掛け]]
[[うしろ方形縄]]
==英語表記==
==英語表記==
Hishinawa shibari
==解説==
==解説==
==関連した緊縛==
[[後ろ高手前菱縛り]]
[[朱果菱]]
[[二重菱縛り]]
==参考となる文献教材==
==参考となる文献教材==
==参考となる緊縛教材==
*[[辻村隆]]『'''縄の四十八手'''』[[奇譚クラブ]]1954年(昭和29年)6月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1950/195406/018.html グラビア]
==参考となる[[緊縛教材]]==
*『'''[[緊美研]]ビデオ 濡木流縛り方講座 N01 「胸縄Ⅹ字縛り/[[菱縄縛り|亀甲菱縄]]・股間掛け」'''』([[不二企画]], 199x)(モデル:[[早乙女宏美]])
*[[濡木痴夢男]]『'''[[秘技伝授 緊縛入門]]'''』([[ハムレット]], 2001)
*[[濡木痴夢男]]『'''[[秘技伝授 緊縛入門]]'''』([[ハムレット]], 2001)
*[[乱田舞]]『'''[[完全緊縛マニュアル 中級編]]'''』([[バッキービジュアルプランニング]], 2002)
*[[ダーティ工藤]]『'''[[今日からデキるSM講座 入門編]]'''』([[ロイヤルアート]], 2003)
*[[ダーティ工藤]]『'''[[今日からデキるSM講座 入門編]]'''』([[ロイヤルアート]], 2003)
*[[乱田舞]]『'''[[乱田舞の緊縛マニュアル 中級1]]'''』([[縛鬼流]], 2004)
*[[乱田舞]]『'''[[乱田舞の緊縛マニュアル 中級1]]'''』([[縛鬼流]], 2004)
*[[乱田舞]]『'''[[乱田舞の緊縛マニュアル 中級2]]'''』([[縛鬼流]], 2004)
*[[乱田舞]]『'''[[乱田舞の緊縛マニュアル 中級2]]'''』([[縛鬼流]], 2004)
*[[乱田舞]]『'''[[乱田舞の緊縛マニュアル 中級3]]'''』([[縛鬼流]], 2004)
*[[乱田舞]]『'''[[乱田舞の緊縛マニュアル 中級3]]'''』([[縛鬼流]], 2004)
*[[宝紅緒]]『[[紅緒流 縄の手ほどき]]』([[440企画室]], 2004頃)
*[[明智伝鬼]] [[神浦匠]]『'''[[緊縛技形宝典 第壱章]]'''』([[縛友会]], 2005)
*[[麻来雅人]]『'''[[緊縛心得・巻之二]]'''』(縛りの手帖, 2005)
*[[麻来雅人]]『'''[[緊縛心得・巻之二]]'''』(縛りの手帖, 2005)
*[[京夜]]『'''[[緊縛本番 上巻]]'''』([[北斗パートナーズ]], 2006)
*[[京夜]]『'''[[緊縛本番 上巻]]'''』([[北斗パートナーズ]], 2006)
*[[有末剛]]『'''[[緊縛の心と技2]] (床技編1)'''』(十五や, 2009)
*[[ダーティ工藤]]『[[新・緊縛術 1]]』([[Dirty Factory]], 2010.3.25)(モデル:宮咲志帆)
*[[下川哲]]『'''縛りの初歩 [[菱縄縛り]])'''』[[マニア倶楽部]]2012年(平成24年)1月号(DVD付き)
*[[麻来雅人]]『'''[[縛り方講座入門編]]'''』([[マイウェイ出版]], 2012.9.26)(DVD附属)


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==いろいろな緊縛師の[[菱縄縛り]]の特徴==
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2023年6月1日 (木) 09:23時点における最新版

ひしなわしばり

概要

【用法1】広く、縛った縄の形が「菱(ひし)」型となる緊縛技法の総称。

【用法2】捕縄術によく見られる、背面、あるいは前面に大きく菱形を形成する緊縛の技法。捕縄術の基本的な縛りは、「首」「高手」「小手」を拘束する縛りだが、左右の「高手」と「首」「小手」の4箇所か菱形になるような捕縄術の縛り( 菱縛りの例)に「菱」に関連した名前がつけられている。

【用法3】一般的に「亀甲縛り」と呼称される、菱形を多く含む緊縛技法。昭和SMの緊縛で「亀甲縛り」と呼ばれている縛りの多くが、「六角形(=亀模様)」をその形に含んでいない。したがって、正確には「亀甲縛り」ではなく、「菱縄縛り」と呼ばなくてはならず、そのように呼んでいる緊縛師も多い。「亀甲菱縄」のように、両方の意味をもたせた呼称も存在し、実際に「菱形」と「亀模様」が混在する緊縛も存在する。

形成される菱形が大きな縛りを「大菱縄」と呼ぶこともある。

別名

菱縛り 亀甲菱縄 小目掛け うしろ方形縄

英語表記

Hishinawa shibari

解説

関連した緊縛

後ろ高手前菱縛り 朱果菱 二重菱縛り

参考となる文献教材

参考となる緊縛教材

いろいろな緊縛師の菱縄縛りの特徴

菱縄縛りのいろいろ参照

引用文献

注釈

お役たちweb

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