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[[画像:MatsuiRaiko3.jpg|150px|thumbnail|[[松井籟子]]『'''愛撫の犠'''』[[奇譚クラブ]]1951年(昭和26年)2月号。挿絵は[[美濃村晃]]。]] | |||
[[画像:MatsuiRaiko2.jpg|150px|thumbnail|[[松井籟子]]『'''淫火'''』(あとがき:[[美濃村晃]])(発行:[[譚奇会]]、発売:[[三崎書房]], 1971)の表紙。絵は[[栗原伸]](=[[滝麗子]])]] | |||
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==概要== | |||
文筆家。本物の女性作家。[[奇譚クラブ]]、[[風俗草紙]]、[[裏窓]]、[[SMキング]]、[[SM奇譚]]、[[S&Mコレクター]]に執筆。[[須磨利之]]と交友が深かった<ref name="eshi">[[濡木痴夢男]][http://www.amazon.co.jp/gp/product/4309474594?ie=UTF8&tag=iq05-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4309474594 '''『「奇譚クラブ」の絵師たち』''']([[河出書房新社]], 2004)</ref>。 | |||
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[[松井籟子]] | |||
[[由利美千子]]<ref name="syuhen">[[濡木痴夢男]]『[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4309481574?ie=UTF8&tag=iq05-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4309481574 '''「奇譚クラブ」とその周辺''']』(河出書房新社, 2006)</ref> | |||
==略歴== | |||
1954年(昭和29年)4月、[[風俗草紙]]4月号に座談会『'''責めと緊縛よもやま話'''』(出席者:[[吉野二郎]]、[[伊藤晴雨]]、[[山下久一郎]]、[[松井籟子]]、[[氏家富良]]) | |||
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==エピソード== | ==エピソード== | ||
* | *東京で生まれ大阪に住んでいた。自称女優の経験もあり<ref name="eshi"></ref>。 | ||
*[[奇譚クラブ]]1953年(昭和28年) | *[[奇譚クラブ]]1953年(昭和28年)6月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1950/195306/02/110.html p116]には、第二回 [[奇譚クラブの読者座談会|読者座談会]] として『[[松井籟子]]女史を囲んで』が掲載されている。 | ||
==代表作== | ==代表作== | ||
*[[松井籟子]]『'' | *[[松井籟子]]『'''肉体の陰火'''』[[奇譚クラブ]]1951年(昭和26年)1月号。挿絵は[[須磨利之|須磨としゆき]]。 | ||
*[[松井籟子]] | *[[松井籟子]]『'''愛撫の犠'''』[[奇譚クラブ]]1951年(昭和26年)2月号。挿絵は[[美濃村晃]]。 | ||
*[[松井籟子]] | *[[松井籟子]]『'''恋責め'''』挿絵は[[喜多玲子]]、[[奇譚クラブ]]1951年(昭和26年)3月号''(要確認)'' | ||
*[[松井籟子]][http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000JAXLTI?ie=UTF8&tag=iq05-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B000JAXLTI | *[[松井籟子]]『'''悲恋の笞刑'''』挿絵は[[喜多玲子]]、[[奇譚クラブ]]1952年(昭和27年11月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1950/195211/01/015.html p20] | ||
*[[松井籟子]] | *[[松井籟子]]『'''淫火'''』[[奇譚クラブ]]1953年(昭和28年)1月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1950/195301/01/059.html p66]から連載開始。挿絵は[[須磨利之|喜多玲子]]。7月号から挿絵は[[滝麗子|栗原伸]]に変わる。 | ||
*[[奇譚クラブの読者座談会|第2回 読者座談会]]『'''[[松井籟子]]女史を囲んで'''』[[奇譚クラブ]]1953年(昭和28年)6月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1950/195306/02/110.html p116] | |||
*[[松井籟子]]『'''私のもとめた男'''』[[奇譚クラブ]]1954年(昭和29年)1月号から7月号まで連載。挿絵は[[滝麗子]]。 | |||
*[[松井籟子]]『'''淫雨熄まず'''』[[風俗草紙]]1954年(昭和29年)1月号, [http://nawa-art.com/etc/fs/FS195401/01/026.html p37]から連載開始。挿絵は[[喜多玲子]]。 | |||
*[[松井籟子]]『'''赤い花は泣いている(4)'''』[[奇譚クラブ]]1956年(昭和31年)7月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1950/195607/01/043.html p46]。挿絵は[[北原純子]]。 | |||
*[[松井籟子]]『'''赤い花は泣いている(最終回)'''』[[奇譚クラブ]]1956年(昭和31年)7月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1950/195608/02/082.html p86]。挿絵は[[北原純子]]。 | |||
*[[松井籟子]][http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000JAXLTI?ie=UTF8&tag=iq05-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B000JAXLTI 『'''密夜―官能惑溺作品集'''』]([[あまとりあ社]], 1957) | |||
*[[松井籟子]]『'''自分をハダカにする'''』[[奇譚クラブ]]1959年(昭和34年)5月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1950/195905/028.html p162]から6回連載した告白物。 | |||
*[[松井籟子]]『'''妖花'''』[[奇譚クラブ]][[奇譚クラブ]]1961年(昭和36年)1月号, [http://nawa-art.com/backnumber/1960/196101/02/107.html p116]から連載。挿絵は[[滝麗子|瀧れい子]]。 | |||
*[[松井籟子]]『'''赤い月'''』[[SMキング]]1972年(昭和47年)9月号。挿絵は[[山田彬弘]]。 | |||
*[[松井籟子]]『'''縛りを夢想する夜'''』[[SM奇譚]]1978年(昭和53年)2月号。挿絵は[[浜田稔]]。 | |||
*[[松井籟子]]『'''鞭を買う男'''』[[S&Mコレクター]]1983年(昭和58年)7月号。挿絵は[[盗裸光]]。 | |||
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*[[松井籟子]]『'''淫火'''』(あとがき:[[美濃村晃]])(発行:[[譚奇会]]、発売:[[三崎書房]], 1971)(表紙は[[栗原伸]](=[[滝麗子]]) | |||
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まつい らいこ、
概要
文筆家。本物の女性作家。奇譚クラブ、風俗草紙、裏窓、SMキング、SM奇譚、S&Mコレクターに執筆。須磨利之と交友が深かった[1]。
別名
略歴
1954年(昭和29年)4月、風俗草紙4月号に座談会『責めと緊縛よもやま話』(出席者:吉野二郎、伊藤晴雨、山下久一郎、松井籟子、氏家富良)
1973年(昭和48年)5月21日、鬼プロとサン出版の企画による箱根での慰労会[3]。出席者は団鬼六、美濃村晃、堂昌一、小日向一夢、千草忠夫、安芸蒼太郎、小妻容子、前田寿安、沖渉二、古正英生、東桂史、中島喜美、織裳雪夫、松井籟子、蘭光生、天堂寺慎、山田彬弘、曽我部泰、佐藤重臣、ネコ、マリ。
エピソード
代表作
- 松井籟子『肉体の陰火』奇譚クラブ1951年(昭和26年)1月号。挿絵は須磨としゆき。
- 松井籟子『愛撫の犠』奇譚クラブ1951年(昭和26年)2月号。挿絵は美濃村晃。
- 松井籟子『恋責め』挿絵は喜多玲子、奇譚クラブ1951年(昭和26年)3月号(要確認)
- 松井籟子『悲恋の笞刑』挿絵は喜多玲子、奇譚クラブ1952年(昭和27年11月号, p20
- 松井籟子『淫火』奇譚クラブ1953年(昭和28年)1月号, p66から連載開始。挿絵は喜多玲子。7月号から挿絵は栗原伸に変わる。
- 第2回 読者座談会『松井籟子女史を囲んで』奇譚クラブ1953年(昭和28年)6月号, p116
- 松井籟子『私のもとめた男』奇譚クラブ1954年(昭和29年)1月号から7月号まで連載。挿絵は滝麗子。
- 松井籟子『淫雨熄まず』風俗草紙1954年(昭和29年)1月号, p37から連載開始。挿絵は喜多玲子。
- 松井籟子『赤い花は泣いている(4)』奇譚クラブ1956年(昭和31年)7月号, p46。挿絵は北原純子。
- 松井籟子『赤い花は泣いている(最終回)』奇譚クラブ1956年(昭和31年)7月号, p86。挿絵は北原純子。
- 松井籟子『密夜―官能惑溺作品集』(あまとりあ社, 1957)
- 松井籟子『自分をハダカにする』奇譚クラブ1959年(昭和34年)5月号, p162から6回連載した告白物。
- 松井籟子『妖花』奇譚クラブ奇譚クラブ1961年(昭和36年)1月号, p116から連載。挿絵は瀧れい子。
- 松井籟子『赤い月』SMキング1972年(昭和47年)9月号。挿絵は山田彬弘。
- 松井籟子『縛りを夢想する夜』SM奇譚1978年(昭和53年)2月号。挿絵は浜田稔。
- 松井籟子『鞭を買う男』S&Mコレクター1983年(昭和58年)7月号。挿絵は盗裸光。
書籍
引用文献
- ↑ 1.0 1.1 濡木痴夢男『「奇譚クラブ」の絵師たち』(河出書房新社, 2004)
- ↑ 濡木痴夢男『「奇譚クラブ」とその周辺』(河出書房新社, 2006)
- ↑ SMキング1973年(昭和48年)8月号に紹介記事