「風俗奇譚」の版間の差分

提供:SMpedia
(同じ利用者による、間の2版が非表示)
1行目: 1行目:
[[画像:Fuzokukitan.jpg|150px|thumbnail| 風俗奇譚 1960年(昭和35年)5月号]]
[[画像:Fuzokukitan.jpg|150px|thumbnail| 風俗奇譚 1960年(昭和35年)5月号]]
'''ふうぞくきたん'''
'''ふうぞくきたん'''。1960年(昭和35年)から1974年(昭和49年)まで続いたSM雑誌。[[高倉一]]の編集。60年代後半からは男性同性愛関係の作品が増加し、[[薔薇族]]に続く。
== 概要 ==
== 概要 ==
[[高倉一]]が1960年(昭和35年)より10数年間発行した、[[奇譚クラブ]]、[[風俗草紙]]と並ぶ第一世代のSM雑誌。[[森下高茂]]が谷貫太の変名で、[[濡木痴夢男]]が[[藤見郁]]、[[青山三枝吉]]の変名で作品を発表している。[[森下高茂]]の影響と思われるが、海外のフェチ文化の紹介が多いのも特徴である。[[中川彩子]]、[[古正英生]]、[[沖渉二]]、[[田上恵子]]、[[小田利美]]、[[江馬美久]]などの絵師が作品を発表していた。60年代後半からは男性同性愛関係の作品が増加し、後の[[薔薇族]]にもつながっていくことになる。
[[高倉一]]が1960年(昭和35年)より10数年間発行した、[[奇譚クラブ]]、[[風俗草紙]]と並ぶ第一世代のSM雑誌。[[森下高茂]]が谷貫太の変名で、[[濡木痴夢男]]が[[藤見郁]]、[[青山三枝吉]]の変名で作品を発表している。[[森下高茂]]の影響と思われるが、海外のフェチ文化の紹介が多いのも特徴である。[[中川彩子]]、[[古正英生]]、[[沖渉二]]、[[田上恵子]]、[[小田利美]]、[[江馬美久]]などの絵師が作品を発表していた。60年代後半からは男性同性愛関係の作品が増加し、後の[[薔薇族]]にもつながっていくことになる。
20行目: 20行目:


1974年(昭和49年)10月、10月号で休刊。
1974年(昭和49年)10月、10月号で休刊。
==別冊==
*『'''[[風俗奇譚]]特別増刊号 緊縛エロスの匂い'''』([[文献資料刊行会]], 1973)(カメラ:[[津田一郎]]、モデル:笠井澄子。カメラ:[[鈴木重機]]、モデル:芦川ユリ。カメラ:[[石塚盛一]]、モデル:上原秋子、杉村久美。カメラ:[[高松俊彦]]、モデル:美紀節子。カメラ:[[山本隆一]]、モデル:原めぐみ。カメラ:[[津田幸郎]]、モデル:林マリ子。カメラ:[北川修一]]、モデル:渡辺ユキ。カメラ:[[坂下功]]、モデル:中ともみ。)


== エピソード==
== エピソード==
40行目: 42行目:


{{DEFAULTSORT:ふうぞくきたん}}
{{DEFAULTSORT:ふうぞくきたん}}
[[Category:SM殿堂]]
[[Category:雑誌]]
[[Category:雑誌]]
[[Category:1960年代の雑誌]]
[[Category:1960年代の雑誌]]
[[Category:1970年代の雑誌]]
[[Category:1970年代の雑誌]]
[[Category:総索引]]
[[Category:総索引]]

2015年12月3日 (木) 08:18時点における版

風俗奇譚 1960年(昭和35年)5月号

ふうぞくきたん。1960年(昭和35年)から1974年(昭和49年)まで続いたSM雑誌。高倉一の編集。60年代後半からは男性同性愛関係の作品が増加し、薔薇族に続く。

概要

高倉一が1960年(昭和35年)より10数年間発行した、奇譚クラブ風俗草紙と並ぶ第一世代のSM雑誌。森下高茂が谷貫太の変名で、濡木痴夢男藤見郁青山三枝吉の変名で作品を発表している。森下高茂の影響と思われるが、海外のフェチ文化の紹介が多いのも特徴である。中川彩子古正英生沖渉二田上恵子小田利美江馬美久などの絵師が作品を発表していた。60年代後半からは男性同性愛関係の作品が増加し、後の薔薇族にもつながっていくことになる。

発行年・出版社

1960年(昭和35年)1月号から1974年(昭和49年)10月号、文献資料刊行会

発行人・編集人

創刊号から休刊号まで高倉一

主な出来事

1960年(昭和35年)1月、高倉一により創刊。

1961年(昭和36年)3月、定価が140円から150円に。

1961年(昭和36年)5月、鞭ち打ち特集。また「本号からヌートリクス社と提携」と編集後記にある。

1961年(昭和36年)9月、「マゾの女王ベティ・ペイジ」としてBettie Page が特集されている。

1974年(昭和49年)10月、10月号で休刊。

別冊

エピソード

脚注

お役たちweb